ウィスキー絡みの記事は本当に久し振りである。
Hoppy(ホッピー)といえば居酒屋、特にガード下の定番というイメージは強い。よってこの清涼飲料を割材にして何を飲むかというと、大体は焼酎甲類、殆どニュートラルスピリッツを薄めたものという答えが返って来ると思われる。
実はこのHoppyのブラックでスコッチモルトのLaphroaig(ラフロイグ)を割って飲むのがこのホッピーの究極の飲み方だという様な話を以前に聞いた事があるのだ。これを聞いて小生もホッピーでIslayのモルトを割って飲んだ事はある。
この話、小生はかなり共感出来る。Islayのモルトでも、Laphroaigはかなり煙くて、ヨードっぽさも昔ほどで無いものの少しはある。
Islay(アイラ)産のモルトは今世紀に入って非常に人気が高く、生産量も多くない上に、メーカー・エイジェント共に抑々が強気という事おあり、シングルモルトとしてリリースされる物の価格は高い傾向になっている。LaphroaigやArdbeg(アードベッグ)、Lagavulin(ラガヴーリン)は特に基地外価格の物が多い。しかもここ数年はインフレも加わって、更にドンドン高くなる危険性は非常に高い。スコッチのモルトが全般的に高騰する傾向が強い。
ブレンディッドやティースプーンと言われる様なモルトなんかだと、未だ手頃な物もある。そういう物では蒸留所の名は勿論、熟成年数すら記載がない事が多い。こんな商品の原酒はCaol Ila(カリラ)が使われる比率が高いと思われる。
Laphroaigなんかに拘らず、アイラのモルトなら取敢えずというのなら手頃な物を使えば、それはそれで良かろう。でも、Islayのモルト以外にも煙いスモーキーなウィスキーはある。その中で、小生がHoppyと組みあわせたら良いと思い推すのはアイルランドのConnemara(カネマラ)である。LaphroaigやArdbegの様なパンチを期待する余地は無いが、Irish Whiskeyでは珍しいピートを焚いて利かせたシングルモルト・ウィスキーである。Connemaraのウィスキーでも最低ラインのORIGINALなら3000円台で入手出来る。ウィスキーの黒ホッピー割と洒落込むなら、Connemaraを使うというのも全然悪くないどころか、リコメンド出来る良い選択肢である。
日本でのエージェントであるSUNTORYもLaphroaig・Bowmore(ボウモア)・Ardmore(アードモア)・Connemaraを「SMOKY 4」としてプッシュしている。
カネマラはCooley蒸留所の作り出すブランドの一つで、この蒸留所はKilbeggan(キルベガン)・Tyrconnell(ターコネル)等といったブランドも傘下にしているが、Cooley自体がSUNTORY(Beam-Suntory)の傘下になっている。
この蒸留所はアイルランドと北アイルランドの境界近くのDundalk(ダンドーク)という街から少し東に行った所に位置する。Dublin(ダブリン)とBelfast(ベルファスト)を直線で結んだ場合の中間点の近くでもある。元々存在したスピリッツ工場をJohn Teeling(ジョン・ティーリング)氏が1987年に購入、ウィスキーの蒸留所に魔改造し、ウィスキー製造を始めたのが1989年の事だった。以来アイリッシュの革命児という名を頂戴する程、様々な取り組みを行い今世紀のアイリッシュウィスキー復活のムーヴメントを牽引する存在であるのは間違いない。
カネマラとググると「カネマラ ハイボール」という候補が出る。スコッチモルトとは異なる味わいで、それなりにスモーキー・ピーティーな所はハイボールでも最近は人気がある。このモルトは黒Hoppyとも相性抜群、適度にしっかりした存在感を出して、グッドバランスで結構病みつきになるかも知れない。小生はこのコンビネーションにすっかり嵌っている。
2010年代以降、注目を集めたアイリッシュウィスキー、まだまだ目が離せない。Connemara、御前の時代だ!、御前の時代かも知れない…。
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Hoppy(ホッピー)といえば居酒屋、特にガード下の定番というイメージは強い。よってこの清涼飲料を割材にして何を飲むかというと、大体は焼酎甲類、殆どニュートラルスピリッツを薄めたものという答えが返って来ると思われる。
実はこのHoppyのブラックでスコッチモルトのLaphroaig(ラフロイグ)を割って飲むのがこのホッピーの究極の飲み方だという様な話を以前に聞いた事があるのだ。これを聞いて小生もホッピーでIslayのモルトを割って飲んだ事はある。
この話、小生はかなり共感出来る。Islayのモルトでも、Laphroaigはかなり煙くて、ヨードっぽさも昔ほどで無いものの少しはある。
Islay(アイラ)産のモルトは今世紀に入って非常に人気が高く、生産量も多くない上に、メーカー・エイジェント共に抑々が強気という事おあり、シングルモルトとしてリリースされる物の価格は高い傾向になっている。LaphroaigやArdbeg(アードベッグ)、Lagavulin(ラガヴーリン)は特に基地外価格の物が多い。しかもここ数年はインフレも加わって、更にドンドン高くなる危険性は非常に高い。スコッチのモルトが全般的に高騰する傾向が強い。
ブレンディッドやティースプーンと言われる様なモルトなんかだと、未だ手頃な物もある。そういう物では蒸留所の名は勿論、熟成年数すら記載がない事が多い。こんな商品の原酒はCaol Ila(カリラ)が使われる比率が高いと思われる。
Laphroaigなんかに拘らず、アイラのモルトなら取敢えずというのなら手頃な物を使えば、それはそれで良かろう。でも、Islayのモルト以外にも煙いスモーキーなウィスキーはある。その中で、小生がHoppyと組みあわせたら良いと思い推すのはアイルランドのConnemara(カネマラ)である。LaphroaigやArdbegの様なパンチを期待する余地は無いが、Irish Whiskeyでは珍しいピートを焚いて利かせたシングルモルト・ウィスキーである。Connemaraのウィスキーでも最低ラインのORIGINALなら3000円台で入手出来る。ウィスキーの黒ホッピー割と洒落込むなら、Connemaraを使うというのも全然悪くないどころか、リコメンド出来る良い選択肢である。
日本でのエージェントであるSUNTORYもLaphroaig・Bowmore(ボウモア)・Ardmore(アードモア)・Connemaraを「SMOKY 4」としてプッシュしている。
カネマラはCooley蒸留所の作り出すブランドの一つで、この蒸留所はKilbeggan(キルベガン)・Tyrconnell(ターコネル)等といったブランドも傘下にしているが、Cooley自体がSUNTORY(Beam-Suntory)の傘下になっている。
この蒸留所はアイルランドと北アイルランドの境界近くのDundalk(ダンドーク)という街から少し東に行った所に位置する。Dublin(ダブリン)とBelfast(ベルファスト)を直線で結んだ場合の中間点の近くでもある。元々存在したスピリッツ工場をJohn Teeling(ジョン・ティーリング)氏が1987年に購入、ウィスキーの蒸留所に魔改造し、ウィスキー製造を始めたのが1989年の事だった。以来アイリッシュの革命児という名を頂戴する程、様々な取り組みを行い今世紀のアイリッシュウィスキー復活のムーヴメントを牽引する存在であるのは間違いない。
カネマラとググると「カネマラ ハイボール」という候補が出る。スコッチモルトとは異なる味わいで、それなりにスモーキー・ピーティーな所はハイボールでも最近は人気がある。このモルトは黒Hoppyとも相性抜群、適度にしっかりした存在感を出して、グッドバランスで結構病みつきになるかも知れない。小生はこのコンビネーションにすっかり嵌っている。
2010年代以降、注目を集めたアイリッシュウィスキー、まだまだ目が離せない。Connemara、
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