Costières de Nîmes(コスティエール・ドゥ・ニーム) というと安いワインのオンパレードだと御思いの方も多かろうが、ところがどっこいこの世はそんなに甘くないww
産地としてのポテンシャルは高いと言われ、あのR. Parker Jr. (ロバート・パーカー・ジュニア)が「知る人ぞ知るローヌワイン」として、その潜在能力に異常なまでの期待を寄せた位である。
場所的にはChâteauneuf-du-Pape から南下した所にあるこの地域は、Languedoc の括りに入れるかRhône に入れるべきか迷う様な感じだが、現地の生産者達はあまり拘っていないとか?(現在はローヌ渓谷最南端部という事になっている)

eolerouge97bChâteau de la Tuilerie は1955年からワイン造りを始め、この地区で最も古い地質の場所に畑を持つ。所有する畑は98haに上り、同地区トップクラスの生産者の一つである。
そしてこのCuvée Eole Rouge / Blanc はこの蔵の上級品である。
画像にある何処かのスペーシアを想起させる金ピカラベルは2000年頃までのラベル。以降、2回のモデルチェンジを経て今ではすっかり存在感の無いラベルに変っている。


色を見ると、微かに煉瓦色の入りかけたガーネット、落ち着きを感じさせる良好な色。感じられたエレメンツとしては…、ブラックチェリー、カシス、ブルーベリーレッドチェリー、苺、ラズベリー、シナモン、クローブ、楠、八角、カカオ、ビターチョコラベンダーミント古いイタリアの薬草酒
タンニンは細かく、酸は強めでも上品、凝縮感は充分以上
ただ、全体的な溶け込みが良く、滑らかで軽やかでシームレスに流れる、心地良く全く諄くない。

 
18年半という熟成もあってか開きは早めだが、崩れる気配は見せない。梅酒の様な舌触りと喉越し、旨味の詰り具合もイイ!
勿論アフターにかけてのキープ力も結構あって、侮ってはならないどころか秀逸とすら思えるワイン。


ワシクリの序に寄る栗橋の酒屋で購入したのだが、何せこのワインの購入時の価格は4000円を切っている!大変良い買い物だったと一寸ドヤ顔になれるわけである。
成金趣味しか能が無い中国人にこんな買物は出来まいww



Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるならば…、17.5~18/20

※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(May. 2016)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



Nîmes という街自体はGard(ガル)県の中心地。
Montpellier(モンペリエ=Languedoc の中心)とAvignon(アヴィニョン=Provence とRhône 境目となる)のほぼ中間位にある。




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