サントリー・ローヤルという酒が登場して去年で55年となった。 デラックス(プレミアム)クラスのブレンディド・ウィスキーである。このボトルの栓は鳥居信治郎自身が遺作として作り出しただけに神社の鳥居を模しているwwというのは有名な話。
60~80年代の生産量は多くはなかったと思われるが、山崎の原酒だけでモルトは賄えなかったのは明らか。山崎蒸留所が1923年にスタートしたのに対し、白州は1973年創業であるので白州の原酒を使えるようになったのは早くてもバブルの頃である。
実際に裏のラベルには「20種類のモルト~」と書いてあるから、どうやって調達したのかと思う人も多かろう。地ウィスキーをひっそりと作っていた中小の酒造会社は昔から他にあった筈で、そこから買っていた可能性はゼロとは言えないが、スコッチの原酒が使われてきたと考えるのが妥当である。 スコットランドから原酒を樽で輸入して、日本国内で瓶詰・製品化したらジャパニーズウィスキーという事に出来るのである。
よって、スコッチの原酒を100%使用した「ジャパニーズウィスキー」すら実際に存在する。 よって、このローヤルも時期によってブレンドされる原酒の銘柄構成は変化していても、山崎をメインモルトにして、スコッチ原酒もふんだんに使用したジャパニーズウィスキーと考えるのが妥当であろう。
60~80年代の生産量は多くはなかったと思われるが、山崎の原酒だけでモルトは賄えなかったのは明らか。山崎蒸留所が1923年にスタートしたのに対し、白州は1973年創業であるので白州の原酒を使えるようになったのは早くてもバブルの頃である。
実際に裏のラベルには「20種類のモルト~」と書いてあるから、どうやって調達したのかと思う人も多かろう。地ウィスキーをひっそりと作っていた中小の酒造会社は昔から他にあった筈で、そこから買っていた可能性はゼロとは言えないが、スコッチの原酒が使われてきたと考えるのが妥当である。 スコットランドから原酒を樽で輸入して、日本国内で瓶詰・製品化したらジャパニーズウィスキーという事に出来るのである。
よって、スコッチの原酒を100%使用した「ジャパニーズウィスキー」すら実際に存在する。 よって、このローヤルも時期によってブレンドされる原酒の銘柄構成は変化していても、山崎をメインモルトにして、スコッチ原酒もふんだんに使用したジャパニーズウィスキーと考えるのが妥当であろう。
コイツは1990年代初頭と推測される贈答用に「クイーンサイズ」として出されたリッター瓶。しかし、1000mlなのでクイーンサイズ(本来は750×1.25=937.5ml)は名乗れない筈なのだが、サントリーはリッター瓶をクイーンサイズと言い張っている。
このラベルで特級表記は無し、という事で1989年4月から95年の青ラベルローヤル12年に変るまでの物と判る。
最初は発売開始の1960年に因んで、大きく「'60」と描かれたラベルであったが、後に茶がかったモスグリーンでSR と描かれたラベルに変り、95年から12年という年数表記の付いた青いラベルに変化。 97年からは12年・15年の2種類になり、ラベルもメタリック系に。2008年に再び年数表記無しに戻って現在に至る。
昔はサントリーのフラッグシップだったこの酒だが、山崎・白州の両シングルモルトが世界的なブランドとなり、「響」にフラッグシップブレンディドの座を譲ってしまった事もあり、現行品は少々貧相な感じになってしまった。
昔のローヤルだが、真面な状態の物ならまだまだ美味い!シェリー樽の化粧が濃すぎると思う御仁もおられると思うが、シェリー樽の山崎の感じが良く出ている。スモーキーさは殆ど感じられないが、綺麗な甘さとコク、フルーツ(フレッシュというよりドライフルーツ)系のフレーヴァーも結構豊か。ハイボールでも美味しく、今出来のブレンディド・スコッチなんか相手にしない様なレベルだが、やはりストレートで飲むのがベスト!
更にはヴェルモット(物を選ぶが…)と混ぜてロブ・ロイにしてもイケてる!(ジャパニーズを使ったらロブ・ロイにはならないが…ww)
昔のこの酒は今飲んでもなかなか良い品だった事は間違いない、昔なら高級酒だったというのも頷ける。今となってはジャパニーズウィスキー人気が上昇した為か、状態の良さそうな個体は見つかり難くなっている。
※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Feb. 2016)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。
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このラベルで特級表記は無し、という事で1989年4月から95年の青ラベルローヤル12年に変るまでの物と判る。
最初は発売開始の1960年に因んで、大きく「'60」と描かれたラベルであったが、後に茶がかったモスグリーンでSR と描かれたラベルに変り、95年から12年という年数表記の付いた青いラベルに変化。 97年からは12年・15年の2種類になり、ラベルもメタリック系に。2008年に再び年数表記無しに戻って現在に至る。
昔はサントリーのフラッグシップだったこの酒だが、山崎・白州の両シングルモルトが世界的なブランドとなり、「響」にフラッグシップブレンディドの座を譲ってしまった事もあり、現行品は少々貧相な感じになってしまった。
昔のローヤルだが、真面な状態の物ならまだまだ美味い!シェリー樽の化粧が濃すぎると思う御仁もおられると思うが、シェリー樽の山崎の感じが良く出ている。スモーキーさは殆ど感じられないが、綺麗な甘さとコク、フルーツ(フレッシュというよりドライフルーツ)系のフレーヴァーも結構豊か。ハイボールでも美味しく、今出来のブレンディド・スコッチなんか相手にしない様なレベルだが、やはりストレートで飲むのがベスト!
更にはヴェルモット(物を選ぶが…)と混ぜてロブ・ロイにしてもイケてる!(ジャパニーズを使ったらロブ・ロイにはならないが…ww)
昔のこの酒は今飲んでもなかなか良い品だった事は間違いない、昔なら高級酒だったというのも頷ける。今となってはジャパニーズウィスキー人気が上昇した為か、状態の良さそうな個体は見つかり難くなっている。
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