小生の悪足掻きクライマックス

てなわけで…、臨時特急としてのラストランの後、体験乗車というイベントがその日午後に予定されていて、印西牧の原~矢切間を往復するというので、北総線沿線で撮れないかという望みはあった。 千住の撮影現場で、件の乗車体験運行が14時台後半に印西牧の原出発という情報を受け取ったので、ロケハン&場所取りも考えて昼過ぎを目途に印西に行く事にした。

北総の沿線は高速からは遠い。基本的には不便な場所である。千葉ニュータウンは常磐道柏I.C. 、東関道湾岸習志野I.C. 、京葉花輪I.C. の全てからほぼ等距離で、いずれからも遠い。ルート設定には正直迷ったが、千住から加平まで北上し、首都高速+常磐道で柏I.C. に向かう。その後は国道16号・464号を走り、千葉ニュータウン中央駅付近のコインパーキングに駐車。車で直接印西牧の原に行っても実際に駐車出来る所が無いからである。経験上、京葉エリアから鎌ヶ谷方面に北上すると酷く渋滞すると思い、464号でも多少の渋滞はあったが柏経由にして正解だった様だ。

千葉NT中央から印西牧の原までは北総線を使った、しかし、その運賃にビックリ!
1区間のたった4.8㎞で310円!
この会社の運賃が高いのは有名で、北総と検索しようとすると「北総 高い」という予測候補が直ぐに出て来る。高額運賃は地方私鉄では当り前になっているが、ここは監獄とは言われても、東京近郊である。 ぼったくり防止条例違反で摘発されないのが不思議であるwww


目を付けた所に行ってみると、跨線橋のフェンスも以前より嵩上されていて、撮れるポジションを探すのに苦心した。駅から直ぐの跨線橋では装飾を兼ねた街頭の部分は金網が無く、レンズを楽々覗かせられたのはラッキーだった。
跨線橋に何人も集結するかと思い、早めに行って場所取りしたが、撮影者は然程多くなかった。千住の激バが嘘の様だった。小室や白井の方に集結した可能性がある。 小生も小室辺りを考えたが、この日の太陽の位置を調べると、14:00=228度、14:30=236度、 15:00=242度、15:30=248度。返しまで考えると、線路が東西に完全に寝ていない所が良く、車庫に近い所ならスピードは遅くなって撮り易いとも思い、牧の原を選んだのであった。


3月とはいえ、日差しは結構きつく、遮るものは周りに無い。しかも車に併走を食らわないかと恐れながら待つのだから、結構胃にも頭皮にも悪い状況であったw。
初めての北総線撮影をそれなりに楽しみながらスタンバイしていると、14:22、受け取っていた情報からすると少々早かったが、印西車庫から 7260 が出て来て内線を走ってきた、近くに車はいない!と思ったら…、外線(画面手前側)に思わぬ難敵が…、アクセス特急羽田空港行き、ソイツは京急のレネゲイド 1000形ステンレス
一寸酷くねぇかと思ったが…

hx7268i

一瞬ヒヤリとはしたものの、両者のスピード差はかなりのモノで、裏切り者が過ぎ去ってからじっくり撮れた!40代も後半なので、あまりヒヤヒヤドキドキはしたくないw
予想より時刻が早かった為か、少々面薄になったのは計算外。 Da*n !

高速代・燃料代・駐車料金を掛けて監獄まで来てやったのだからw、これで終わりにはしない。
矢切からの返しを待ちながら、北総線の撮影を続けた。構図を変えるべく、もっと車庫寄りに移動する事も考えたが、他の跨線橋でもフェンスが嵩上されていたので、確実に撮れる場所から動かない方が良いと思い留まる事とした。


ks-ae@izmk01


スカイライナーを千葉県で撮ったのはこの日が実は初めて。監獄は 新幹線の 夢の跡

見よ!この切り通しの広さ!流石は新幹線の計画があった場所であるwww 画面右下部分の新しい道が国道464号BP=北千葉道路の本線車道らしいが、これがあまり役に立っていない様であるwww
常にこの464号を走る車に併走を食らう危険が高く、スリル満点?ww


cflyr@izmk01

見事に併走を食らった一例、 C-Flyer 千葉NT鉄道9100形)は結構好きな車なので、余計に残念である。
併走するのがFerrariLamborghini あたりだったらまだ諦めが付くのだが…
矢切からの返しを待ちながら、曇ってくるかも知れないという不安とも戦う。結局唯待つしかない小生だった。反しの通過予想は15:45頃。


hx7268k


小生の予想より多少早かったが、返しがやって来たのは15:36 光線状態はバッチリ!斯くして小生は 北総7260形 、そして「京成顔」のラストを恙なくSDHC に収めたのであった

撤収後、牧の原から北総に1駅間だけ乗車=再びボったくられるorz そこでやって来たのは、京急1000形1009F 、稀少になってきたドレミファインヴァーターの車。京急の乗車機会が少ない事もあって、間近で聞くのは久し振りだった。千葉NT 中央駅で降りる際も、SIEMENS 社のインヴァーターサウンドを聴きながら見送ったのは言うまでもない!

千葉NT 中央からどういうルートで帰ろうかと思った時に、寄り道を考えてしまった。ただこれが結果的に良くなかったかも知れない。
16号を走って千葉市に入り、若葉区のみつわ台付近にある結構有名なシマ〇という酒屋に久し振りに足を運んで、20年位前のリキュール1本を購入。昔は千葉方面で撮影した序でにその酒屋で買物する事も多かったのだが、最近は足が遠退いていた。
そこからやっと帰途に就いたが、何と渋滞地獄絵巻が待っていた。
京葉・東関道・首都高もほぼ壊滅、一般道だけで帰る事にしたが、湾岸道路も船橋付近で酷い渋滞!京葉間の渋滞は年中無休で酷いケースが多いというのは気のせいではない筈である!

監獄からの帰りは地獄というオチになってしまった訳であるorz


斯くして終焉を迎えた「京成顔」に捧げる掉尾としての一曲は…、
何の捻りもなく単刀直入www
Night Ranger が1985年に放った大ヒット曲、" GOODBYE "
(註)

このバンドが全盛期あった1985年にリリースした3rd アルバム=" 7 Wishes " からのヒットシングルで、アルバム内では締めの曲になっている。
I was never much good at goodbye=別れを言うのはいつも辛いものだった。別れを言うのは誰にとっても辛いもの。
これは世の常どの様な曲かについては、
このDailymotion 動画を参照されたい!

As the sun hides his head for another night’s rest
And the wind sings his same old song
And you on the edge, never close, never far
Always there when I needed a friend
But it’s hard living life on the memory-go –round
Always up, always down, spinning ‘round and ‘round and ‘round

All this could be just a dream
So it seems I was never much at goodbye

There once was a time never far from my mind
On the beach, on the 4th of July
I remember the sand, how you held out your hand
And we touched for what seemed a lifetime
But it’s hard leaving this all behind me now
Like a schoolboy so lost never found until now

All this could be just a dream
So it seems I was never much at goodbye

But it’s hard living life on the memory-go –round
Always up, always down, spinning ‘round and ‘round and ‘round

All this could be just a dream
So it seems I was never much at goodbye
All this could be just a dream
So it seems I was never much at goodbye..., goodbye..., goodbye
Goodbye..., goodbye..., goodbye..., goodbye...  (fade out)


この日、大阪も天候にはかなり恵まれた様で、「阪急顔」を作った2300系もラストランを迎えた
両者のファイナルが同日で「被った」のには正直恨めしさを禁じ得なかった


※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Apr. 2015)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



(註)1977年結成のRubicon というバンドにいた、Jack Blades、Kelly Keagy、Brad Gilles の3人がThe Stereo というバンドを結成、80年にThe Ranger となって、82年にNight Ranger と改名。
1983年にMCA レコードと契約、84年にアルバム、" Dawn Patrol " でメジャーデビュー。
ここからアルバム3枚が連続でプラチナディスクになる等、快進撃を見せるが、翳りが出始めた1990年に一度解散。
その後、1996年に再結成、以降はメンバーチェンジを数回行いながら、現在まで活動を続けている。リリースしたスタジオアルバムは11作品




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