Part 1 ではキャロットタワー展望室の作例を紹介したが、このPart 2 では新宿の隠れた夜景スポットである新宿住友ビル(通称、三角ビル)展望室からの作例を紹介したい。
展望フロアは51F 並び52F に跨るが、レストラン等が殆どを占めているので、展望ロビーと云っても、51F の中のほんの一角でしかない。眺められるのは南西~西方向のみの夜景となる。窓際に鉄柵があり、これが非常に邪魔で、撮影には苦労したが、1970年代に建てられた高層ビルの展望室には何故かこの鉄柵が付きもの。

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富士は雲に隠れてしまった。南西~南南西方向を撮るとリアル・バベルの塔こと(バブルの塔とも云われるww)東京都庁が被って来る。
新銀行東京、オリンピック、五輪特需を当て込んだ大規模開発…、とにかく図体ばかりデカくなる東京。東京自体がバベルの塔になったとしか思えず、思い上がりの塊にしか見えない。

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可能な限り南方向にカメラを振ってみると、代々木公園、渋谷、恵比寿、更には横浜方面まで見渡せる(という事になっている)
この場所には2回足を運んだが、2回目ではフリートライアルセットの中に入っていたHD DA Limited 21mm f3.2 もテストしてみた。以下の2枚が、21mm の作例である。

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西新宿の高層ビルから富嶽を拝める。この日は快晴中の快晴!遮る雲は無し! ただ、実際ここまで鮮やかには見えないので悪しからず!何せ、小生のRAW 現像過剰演出アリ。
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21mm の後、15mm に戻してのショットを

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やっぱりバブルの塔が西新宿に林立する高層ビル群の中でも飛びぬけて高い事がよく判る。
因みに、件のバブルの塔にある2つの展望室は夜景100選にも入る様な超有名スポットだが、実質上夜景撮影は禁止(不可能というべきか)なのでどうしようもない。
そもそも、夜景スポットに限らず、東京は規制が多過ぎる
しかも、2020年に向けて知らないうちに色々な名目と美名の下に規制があの手この手で増やされて行くのは間違いなく、益々生き難くなるであろう。


新宿住友ビルだって決して低い訳ではなく、日本で初の200m 越えを達成した高層ビルなのである。
1974年の竣工から40年を迎え、松井秀喜、室伏幸治、国分太一、華原朋美、水野美紀、D. ジーター(Derek Jeter)、
L. ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)あたりとタメ。
てなわけで、中に入ると古さは隠せない。このビルの中には住友三角街なる商店街があるが、49F 以上の高層階側は未だ賑うのだが、地下街の方は閑散としている。西新宿にはまだ他に野村ビルやセンタービルにも展望フロアが存在するので、掛持ちして見比べるというのも一興か?



DA Limited 15mm f4 を使ってみた総括として…
小生は2007年に購入したDA 14mm f2.8 を未だに使用しているが、14mm は大口径で図体も結構デカい。
これに対して今回使用した15mm は非常にコンパクトであるが、映りという部分では14mm に及ばないと思う。画角では数パーセントの違いはあるが、何より14mm の方がシャープでピントの山も掴みやすいという感触だった。
DA 14mm f2.8 の実売価格は6万円台半ばである事を鑑みると、この15mm f4 の5万円台半ばという実売価格はHD コーティングとはいえ、魅力を感じない


使用条件=マニュアル露出モード、LV 使用のMF ISO=100 絞り=f8 卓上三脚等使用


※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Dec. 2014)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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