2013年4月中旬、 近鉄50000系 しまかぜを捉えようと遠征した折、撮影終了後に伊勢市駅に立ち寄った際に撮影した画像を紹介したい。

k486502@iss01n

国鉄色もどきのキハ48-6502 が1両単独で夕刻に佇む。JR のホーム中程から撮ってみた。
実は復刻塗装といったら間違いになるのである、キハ40系は 朱色1色 で登場し、このカラーリングのキハ40系は過去に存在していないからである。

このカラーリングのキハ40系といえば2011年7月の 参宮線全通100周年記念号 が記憶に新しい。わざわざ美濃太田所属車も動員して盛大に3両で運行され、雨の中でも沿線各地が激バになったらしい。


k486816@ise01n
JR東海色のキハ48-6816も1両単独で。
キハ48-6500番台の元は1500番台、JR東海は旧国鉄から継承したものについてエンジン・変速機の換装を行った、これが6500番台であるが、17両あったうちの14両はワンマン運転対応化工事を施して6800番台に改番されたので、6500番台は3両しか現存しない。(エンジン:NTA855-R1=C-DMF14hz 変速機:C-DW14A つまりキハ85系と一緒
キハ40系なんてこれ位改造しないと使い物にならない。元々はデカい、重い、そのくせして力がないというダメディーゼルで国鉄の負の遺産みたいな部分が大きかったのである。そうはいっても、この仲間達がまだ彼方此方で手を変え品を変え生き残っていられるのは、地方線区における新陳代謝を進められない現状が大きく寄与しているのは言うまでもない。


k486805@ise01n

キハ48-6805以下2連が置かれているのを発見、ホームの恥に移動して撮る。夕刻なので、短時間のうちにかなり「エロ光」になってきた。

486805ise02

微妙に角度が違うところでもう1枚
JR東海のキハ40系の内、伊勢車両区にはキハ40、48が存在するが、美濃太田と違いキハ47は存在しない。
キハ25系の新規製造導入が進められている最中で、しかも2015年には武豊線電化が予定され、現在武豊線用の車も高山本線に流れ込む見込みである。これにより美濃太田車両区のキハ40系は置き換えられる予定である。キハ25系の製造計画からすると、伊勢車両区のキハ40系も置換えられる事が予想される。つまり、東海地区に関しては、撮るなら今の内にという事になる。

この後は、快速みえではなく、伊勢志摩ライナーで名古屋に移動した。リニューアル後の同車に乗るのは初めてだったが、私鉄特急ではトップを争えるグレードはさすがという印象だった。


キハ40系
キハ66系をベースに開発され、1977~82年の間に888両が製造された。基本的にキハ40,47,48形に分かれる。急行用気動車に準じた大型車体(自重37t位)を持ちながら、エンジンは非力なDMF15H-SAで220psしかないというアンバランスさが特徴だった。
国鉄最大の失敗作の失敗作とすら揶揄される事もあるが、国鉄民営化後25年以上が経つ間に各種改造改良を受けながら、全国各地でしぶとく生息し続けている。



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Oct. 2013)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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