bertheau96n2このワインに初めて出会ったのは2000年頃だっただろうか。
ある所で試飲する機会があり、締まったボディにダークトーンな香味、しっかりした酸とミネラル感、年数は掛かっても将来は非常に優れた大人なワインになるに違いないと目を付けたのである。

色はくすみがかったガーネット。 相変わらず酸は強靭でタンニンと共にしっかりしている。しかも伸びやかさもある。香味のトーンは予想通り全体として暗め。
なめし皮、落ち葉、森の土、シナモン、クローブ、リコリス、八角苺、赤スグリ、微かに湿式の葉巻や長期熟成のBarsamico
口に含むと、葡萄の心地良い凝縮感を湛え、僅かなランシオ香を発しながら、フランボワーズチェリーブランデーLiquer des FraisesArmagnac、Eau de vie de framboise、黒蜜、梅酒というところのニュアンスが現れる。


時間が経ち、風味が開いてくるに従って、果実実、タンニンと酸が融合し、横に伸びやかで広がりのある味になってきた。シルキーで軽快な甘酸っぱさもプロデュースされてくる。
このクラシックで結構堅牢なワインはグラスに注いでからブレや崩れというものを見せずにフィニッシュまで辿り着く。まだまだ熟成の余地もある。 こんなワインを作る所は今、Bourgogne でもそう多くはないかも知れない。


Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるとすれば…、18.5 / 20


※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Dec. 2012)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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