前・前々記事に続いて所沢駅にアプローチする直前の連続カーブでの作例集、其の3回目。
今回はドアが超豪快で、「爆弾ドア」との異名を頂戴している30000系が登場。
2000系と同様に、2連ユニットが存在しているために、2+8の10連で先頭Wパンタのショットが撮れる。これが関東では意外と貴重な存在なのだ。先頭Wパンタを作り出す2連は6本しか存在せず、全て池袋線所属だが、このショットも早々簡単にシャッターチャンスがある訳では無い。10連ユニットは6本、8連は18本存在する。
この30000系はSmile Train(スマイルトレイン)=人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両としてデザインされたが、何処か「バカ殿様」みたいにしか見えない。そのくせしてドアだけは豪快だったり一寸残念な所のある車両である。
30000系の10連は2+8以外にも、2013~15年導入の10連ユニット単独というのもある。2連は32xxx、8連は38xxx、10連は30xxxという車番が付く。
6000系だって1次車は1992年登場なのでもう「30年モノ」になってしまう。
ステンレス車=東急車輛(現J-TREC)製は17本で、アルミ車=日立製は8本。ステンレス最初の2本は現在新宿線所属である。10連ユニットのみで25本・250両が存在し、目下西武の最大勢力である。
映画「妖怪大戦争ガーディアンズ」のHMを付けた6151F。同編成は2021年7月下旬より「妖怪大戦争ガーディアンズ」仕様になっていたが、この映画の舞台が所沢に設定されていた事による。映画が公開されたのは8月13日で、監督は三池崇史氏、主演は寺田心、製作は東宝・KADOKAWA他
この系列で不思議な事というと、全25編成の内6157Fの1本だけが東芝の制御装置を載せている事である。この6157F、2015年から1年だけ黄一色だった編成である。(他の24編成は三菱の物を採用)
6000系50番台アルミ車はフロントセクション以外はグレージュ+ブルーというカラーリング。この系列が「新時代の西武鉄道の標準車両」と位置付けられ、50番台のグレージュ地にブルーというのを新時代のカラーリングにブランドイメージを作っていくのかと思いきや、20000系で無塗装化されて、30000・40000系では無塗装でライトブルー+ライトグリーンのガーニッシュという形で節操の無さを示した。頑固に赤い電車のブランドイメージに拘って塗装厚化粧ステンレスを送り出したあの会社とはエライ違い。(そのハマの頑固な会社は西武HDの2.37%を保有する大株主でもある。)
バブルが崩壊した90年代以降、西武グループは不安定になって2004年には総会屋利益供与事件を起こし役員11人が逮捕・訴追された。ほぼ同時に証券取引法違反事件も発覚して総帥だった堤義明も逮捕され、上場廃止に追い込まれて堤一族は撤退。
その後西武HDが成立するが、アメリカの投資ファンド=Cerberus Capital Management(サーベラス・キャピタル・マネイジメント)に敵対的TOBで資本を握られ、「秩父線廃止」「ライオンズ売却」なんていう要求が出されたなんていう報道まで出る等して振り回される破目になり、それが2017年まで続いた。これでは節操なく迷走するのも当然か?
次回、其の弐拾四へと続く!
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今回はドアが超豪快で、「爆弾ドア」との異名を頂戴している30000系が登場。
2000系と同様に、2連ユニットが存在しているために、2+8の10連で先頭Wパンタのショットが撮れる。これが関東では意外と貴重な存在なのだ。先頭Wパンタを作り出す2連は6本しか存在せず、全て池袋線所属だが、このショットも早々簡単にシャッターチャンスがある訳では無い。10連ユニットは6本、8連は18本存在する。
この30000系はSmile Train(スマイルトレイン)=人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両としてデザインされたが、何処か「バカ殿様」みたいにしか見えない。そのくせしてドアだけは豪快だったり一寸残念な所のある車両である。
30000系の10連は2+8以外にも、2013~15年導入の10連ユニット単独というのもある。2連は32xxx、8連は38xxx、10連は30xxxという車番が付く。
6000系だって1次車は1992年登場なのでもう「30年モノ」になってしまう。
ステンレス車=東急車輛(現J-TREC)製は17本で、アルミ車=日立製は8本。ステンレス最初の2本は現在新宿線所属である。10連ユニットのみで25本・250両が存在し、目下西武の最大勢力である。
映画「妖怪大戦争ガーディアンズ」のHMを付けた6151F。同編成は2021年7月下旬より「妖怪大戦争ガーディアンズ」仕様になっていたが、この映画の舞台が所沢に設定されていた事による。映画が公開されたのは8月13日で、監督は三池崇史氏、主演は寺田心、製作は東宝・KADOKAWA他
この系列で不思議な事というと、全25編成の内6157Fの1本だけが東芝の制御装置を載せている事である。この6157F、2015年から1年だけ黄一色だった編成である。(他の24編成は三菱の物を採用)
6000系50番台アルミ車はフロントセクション以外はグレージュ+ブルーというカラーリング。この系列が「新時代の西武鉄道の標準車両」と位置付けられ、50番台のグレージュ地にブルーというのを新時代のカラーリングにブランドイメージを作っていくのかと思いきや、20000系で無塗装化されて、30000・40000系では無塗装でライトブルー+ライトグリーンのガーニッシュという形で節操の無さを示した。頑固に赤い電車のブランドイメージに拘って塗装厚化粧ステンレスを送り出したあの会社とはエライ違い。(そのハマの頑固な会社は西武HDの2.37%を保有する大株主でもある。)
バブルが崩壊した90年代以降、西武グループは不安定になって2004年には総会屋利益供与事件を起こし役員11人が逮捕・訴追された。ほぼ同時に証券取引法違反事件も発覚して総帥だった堤義明も逮捕され、上場廃止に追い込まれて堤一族は撤退。
その後西武HDが成立するが、アメリカの投資ファンド=Cerberus Capital Management(サーベラス・キャピタル・マネイジメント)に敵対的TOBで資本を握られ、「秩父線廃止」「ライオンズ売却」なんていう要求が出されたなんていう報道まで出る等して振り回される破目になり、それが2017年まで続いた。これでは節操なく迷走するのも当然か?
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