「K-3 MarkⅢ、入手はしたが…」は、売国奴とかそんなネタが入ってしまったので、其の拾壱で止まってしまっていたが、再開である。シレっと打ち切りにする事も出来ないではないが、画像を用意してしまっていたりするので、完遂目指して行く事としたい。
大井町線の自由ヶ丘~九品仏間では夏場の午後夕方近くに順光になる、順光になるのは15時半~16時前という所だが、そこは住宅地でそこそこの高さがある建物も多いから、建物の影がドンドン落ちて来る。線路際の路地から撮影する形だが、秋冬期なら九品仏付近で昼過ぎ辺りの大井町方向の列車を狙うのが良いのか。
この路線は抑々、住宅地の中若しくは高架を走る事が多いので駅間撮りの撮影地はあまり無いと思われる。この沿線の大部分は品川・大田・目黒・世田谷各区の住みたい街の上位に入る様な住宅街で、そこはさすが東急の面目躍如という事だろうか?
東急の他路線を悉くまるで目刺しの様に串刺しにする路線である。



tq9103@jiyug01


大井町線は一時代は田園都市線だった。二子玉川~渋谷が軌道だった時代である。
大井町線は1927年に大井町~大岡山間で部分開業、2年後の1929年のX'masには全線開業。二子玉川線を大井町線に統合し、大井町~二子玉川間で直通運転を開始。1943年に玉川線の二子読売園~溝ノ口間の軌間を1372mmから1067mmに改軌し、大井町線に編入。1958年に600Vから1500Vに昇圧。1963年10月11日に大井町線が田園都市線に改称。
二子玉川駅は二子玉川園駅になったり二子玉川駅に戻ったり改名を繰り返す。1979年、田園都市線は二子玉川園~新玉川線~渋谷~営団半蔵門線という直通運転を行うようになって、大井町線は大井町~二子玉川という形になって田園都市線から分離された。2006年に土休日限定で溝の口乗り入れを開始、2009年には溝の口駅まで延伸し、ようつべの「迷列車」でもよく取り上げられる青と緑・2種類の各駅停車の運転開始。


tq9113@jiyug01
9000系のVFD、初期のVFDそのものというインパクトのあるサウンド。小生が20代前半だった頃とか東急で9000系に乗れた時は高揚感を覚えたものだった。
登場は1986年、北大阪急行電鉄8000形近鉄3200系・6400系更には新京成8800形も登場してVFD元年ともいうべき年になった。通勤型から導入されて、その後バブル期に大容量化も出来る様になって1990年に東武100系スペーシア京成AE100形が登場、特急形もVFDが当たり前になって行った。この9000系はデザインはダサいかも知れないが、時代を変えたパイオニアの一つだったと言える。


tq9121@jiyug01
9020系は元々2000系9000系と何処が違うのかと言われると直ぐには答えられなかったりする。
9000系が東横線用で1986年デビュー、8連ユニットだったのに対し、2000系は1992年、田園都市線用に10連で登場していた。9000系が15編成存在し、東横線の主力の一角を占めていたに対し、2000系は10連3本のみの導入に留まり日陰者みたいな存在だった。
2000系も基本的には9000系の設計を踏襲していて見たまんま然程違いはないが、半蔵門線乗入れへの対応、客室内の改良、乗り心地の向上などが図られ、微妙な違いがあった。


tq9123@jiyug01
2003編成=現9023編成2000系の中で唯一1993年導入、しかも東横線で暫定的に運用された。93年2月からの9カ月は9000系と同様の8連ユニットだったが、11月に2両増車して10連で田園都市線に移っていった。

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大井町線の顔になった6000系(Ⅱ)は2008年登場で、それまでの東急には無かったデザインがインパクト絶大で一躍人気者になった。こんな見た目でも、中身については5000系軍団をベースで同系列と共通の部材を使用している。
1993年以降、田園都市線の混雑緩和を主な目的に大井町線にバイパス的機能を持たせる事を狙って、同線の輸送力増強工事が行われてきた。この一環として2008年3月から大井町線でも急行を運転する事と相成った。普通が5連なのに対しこちらは急行用で6連で登場、現在はQシート車を組み込んで7連。


tq6721@jiyug01

最新形の6020系もキャッチ出来た。6020系は見た目の通り、田園都市線の2020系の大井町線ヴァージョン(目黒線ヴァージョンは3020系)デザイン監修は東急線沿線の商業施設のデザインなどを手がけている丹青社が担当、無論Sustina車体を採用。駆動方式は中実軸平行カルダン式だが、モーターの電機子軸と輪軸の歯車駆動軸との間の継手は歯車形たわみ軸継手を使用したWN継手式にしている(東急では初)。車内のLCDの数が2020系より少ないのでその分車両重量がやや軽くなっているのだとか。

その拾参へと、多分続く!



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