名二環が全然開通した。
以前、「東京は三環状」とキャンペーンしていたが、名古屋も三環状を目指しているのである。因みに落合博満氏は名古屋(中日)時代に三冠王は獲れていない。
御存知の通り、首都圏の三環状は完成していない。首都高速C2中央環状線=完成、東京外環自動車道=未通部分40%程度あり(大泉~川崎若しくは平和島)、首都圏中央連絡自動車道=10%程が未通(大栄~横芝・藤沢~釜利谷)その完成は早くても2025年度である。
国交省の発表だと三環状の中に首都高速C1都心環状線は入っていない、意図する所があって四環状にはしたくないのだろうか?


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5月1日に名二環=C2・名古屋環状2号線名古屋西jct飛島jctが開通。一般道58㎞と専用部54+12㎞が組み合わさっている。名古屋西から飛島で伊勢湾道に入って終わるまでの12㎞程だが、既存の名古屋南Jct~高針Jct~楠Jct~清州Jct~名古屋西Jct及び伊勢湾岸自動車道の飛島~名古屋南と併せて名古屋市の外側を取り囲むループが完成した事となる。この度の開通区間は
名二環名古屋高速に対距離料金制を導入という事になった、東海環状自動車道の内側の高速の料金を大都市近郊区間の水準に統一する事となった。この度の料金改定で東海環状自動車道連続利用割引は終了との事。こういうと何となく聞こえは良いが多分実際は体の良い値上げになってしまうのは間違いない。(首都高速が距離別料金に移行した時も値上げになった。不公平を無くすのが値上げというのは霞が関特有の論理でしかない。霞が関の政策決定に関わる御歴々には身銭を切ってハンドルを握って高速を走るという事があり得ないのだから、)


名二環は首都圏で言えば東京外環自動車道に当るものだろうか。名二環は去る5月1日に目出度く完成・全線供用に漕ぎつけたが、東京外環自動車道は、東京外環プロジェクトと銘打たれて大泉Jct~東名Jctが事業中だが両端付近は進みつつあるがほんの一部に過ぎない。何時になったら供用されるのか相当先だと覚悟せねばならない感じである。大泉Jct~東名Jctですらこのザマで、まだこれが平和島辺りか若しくは川崎まで延ばされるという事らしいが、事業化の段階まで進んでいない。


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名駅の駅前で昔にやっていたイルミネーションイベント

三つ目に当るC3=東海環状自動車道だが、完成は2026年以降になるらしい。豊田東Jct(新東名)新四日市Jct(新名神)の間を蹄鉄形に名古屋周辺を取り囲んで行く全長約160㎞だが、豊田~瀬戸~多治見~土岐~美濃加茂~関~本巣~大垣~養老~四日市というルートの西側半分を中心に未通区間を残している。山県~大野神戸・養老~大安(養老山脈がある)が未通で用地取得すら終わっていない場所もある様で、2026年以降の開通予定らしい。国道475号は1993年の指定であり、2005年3月に愛知万博に合わせて美濃関~豊田東で初めて開通した。指定から最初の部分開通までで12年掛かっていて、全線開通には33年掛かるという計算になる

財務省が緊縮財政を押し通さなければ既に全通していたかも知れない。大都市近郊の高速道路は整備を急いで優先した方が良いのではないか、積極財政であれば可能になる筈である。自国通貨建ての自国国債がデフォルト起こすなんてありえないと財務省自体が述べているのだから。
財務大臣の麻生太郎は積極財政を唱えていたが財務省に懐柔を食らって今や隷属させられて、「2025年までにプライマリバランスをやる」とぬかす様になってしまった。先進国でプライマリバランスなんてものにしがみついているのは日本だけである。そんな状況が続いて治水事業や交通インフラは急務なヤツでも予算付けてもらえずに待ちの状態の物が溢れて返っていてそれこそ大々々渋滞である。


国債発行を増やしても、政府の借金にはなってもそれと同時に預金という形で国民や企業等の資産に変わる。積極財政だと政府債務の対GDP比が増大してしまうという事を危惧する奴等が多いが、それはGDP を増やせれば解決する。この事は良く頭に入れておくべきである。

京都市内や札幌市内の様な碁盤状が良いのか、環状+放射の蜘蛛の巣状が良いのかというので論議の余地はある様だが、街中で一般道が平面交差している形なら碁盤状が良いだろうが、蜘蛛の巣形も碁盤形の変形と考えればそんな神経質に考える事も無かろう。
いずれにせよ地図が全く読めない奴(本当にいる、特にオバハン・BBA)はダメなのだから。



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