K-3 MarkⅢ試し斬り作例集の2回目からは屋外・街中の風景編となる。先ずは4月末のある日の良く晴れた青空の下、湯島の方に用事があって行っていたので御茶ノ水の駅のすぐ近くの聖橋の上からという事で屋外では初の試し斬りを敢行。

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聖橋から秋葉原方向を向いてのショット。左手前に入るのは湯島聖堂敷地だが木が大き過ぎて建物は映らない。その木々の中には楷書の名の由来になった楷の木もある。
画面中央部に映る黒いビルは今年竣工したばかりの住友不動産お茶の水ビル。手前に見えている坂は昌平坂(相生坂)。1927年に関東大震災復興事業の一環で作られた橋は、湯島聖堂とニコライ堂を結んでいるので聖橋という名になった。
湯島聖堂は徳川綱吉の治世に建立された孔子廟である。(孔子学院ではないので注意!)今、CCPの工作機関である孔子学院が世界中にはびこっていて大問題になっているが、孔子廟は昔からアジア各地に建てられて孔子を祀っている。直ぐ近くに湯島天神がある為混同され易いが湯島天神は神社で、聖堂は孔子廟であって神社ではない。
現在の東京医科歯科大学病院敷地は元々湯島聖堂に付帯する御殿や学寮だったのである。

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聖橋は東京メトロ丸ノ内線でも四ツ谷駅付近や後楽園駅と並ぶ数少ない撮影地でもある。6両全ては入れられないが、工夫次第で4両位なら入れられる。

ここからは日比谷・内幸町界隈で撮った画像を載せて行く。5連休のある日の午後遅め15時半~16時近辺の撮影であった。
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日比谷交差点・江戸城日比谷見附跡から銀座方向を向いての絵。
右側に見えるのはペニンシュラ東京それから道を挟んで左側にあるのは日比谷サンケイビル・ニッポン放送・蚕糸会館・DNタワー21というあたり。
農林中金有楽町ビルと第一生命館を部分保存の上で再編し建て替えたのがこのDNタワー21である。第一生命館は第2次世界大戦直後にGHQに接収されていたあの建物である。DNとは第一生命・農林中金の略称。
因みに国道1号・20号は画面左下から手前側に折れる形になる。


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手前は日生劇場その右奥は東京宝塚ビル、東京で宝塚ファンの出待ちが起きたりもするのが東京宝塚劇場。
この劇場、Google Mapでは「気品高く洗練された劇場」となっている阪急阪神東宝グループの東宝東京宝塚の意味。画面真ん中に聳える大きなビルは東京ミッドタウン日比谷。東京ミッドタウンは六本木だけではなかった。


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上のミッドタウンを含む絵を縦位置で撮ってみたのが左画像。ミッドタウン日比谷∔日生劇場∔帝国ホテルを縦位置で撮ったのが右画像。
APSC なのでかなり広角で撮らないとならないが、広角で見上げる態勢で撮る事となるので、パースやディストーション等の補正に苦労する。高い建造物を直下から取った場合は自然な形に補正するのが一苦労である。


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搔い摘んで行くと左奥から東京商工会議所・DNタワー21、日比谷交差点を跨いでミッドタウン日比谷・日生劇場・帝国ホテル・日比谷U-1 ビル・NTT日比谷ビルという取り合わせのラインナップだが、ミッドタウン日比谷のデカさが目立つ。

一番右手前に一部だけフレームインしているNTT日比谷ビルだが、1961年竣工の老舗ビルで60年と高齢なため再開発の話が進んでいる。三井不動産・TEPCOグループ・NTT都市開発が組んで帝国ホテル・NTT日比谷ビル・東京電力本社ビルを含む街区を「内幸町再開発」と銘打って約15年掛けて再開発するとの事である。

其の参へと続く!


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