機械と撮影者の技術には関係がそれなりにあると思われる。
流行りのミラーレス機で撮影すると、EVF の中で完結した様になってしまう事で撮影者のスキルアップには繋がらないという。絵作りの技術が向上せず、特に光線状態の見極めが出来ないという困った傾向が顕れるらしい。
そうは言っても、ミラーレスならミラーボックスやペンタプリズムは要らない分、コンパクトにして軽量化は圧倒的に有利である。そのくせして「フルサイズ=画質が優れている」というのが思考停止とか洗脳に過ぎないかも知れないと疑う事は無く、取捨選択もせずに猫も杓子もフルサイズと騒ぎまくる。
2021年の今の時代、レフ式でAPSC フラッグシップなんてどう考えても流行らない物を作るなんて恐ろしく愚かな事にしか思えないと思うかも知れない。
若い世代の人にとっては、光学ファインダーをしっかり覗いて撮影に臨むなんて馬鹿らしいのかも知れない。小生位の年代だとそれが当たり前だったりするのだ。
これは小生の偏見かも知れないが、ミラーレス機の画像にはまだどこか不自然でインチキ臭い部分が残ってしまう気がしているのは小生だけだろうか?



nk6001@abkm01n
南海6000系6001F、我孫子前付近にて2015年5月K-3(Ⅰ)で撮影
因みに大和川の南側=浅香山~堺東間は高架化される予定

maximum で秒当り12コマという高速ドライブ=いいね!
K-3(Ⅰ)の秒当り8コマだって実際手にしてみるとそれなりに早いと思ったが、その後連射速度は2桁が当たり前という時代がやって来た。2014年登場のCanon 7D 2が10コマ/秒、その後ミラーレス機では秒/15~20コマなんていうのが当たり前になって行った。現在のレフ式で速いのはCanon EOS 1DX mark3 (2020)で秒/16コマ、Nikon D6(2020)で秒/14コマ、D500(2016)で秒/10コマという具合でK-3 MarkⅢの秒/12コマはD5007D 2を超えてD6に迫る勢いである。ミラーレスも凄まじく進化しているのだろうが、レフ式だってまだまだ捨てたものじゃない。

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ほぼフルコン状態を牽く「国宝」ことEF66-27・2017年にK-3 Ⅱで撮影

高精度・高速のミラー/シャッター駆動システム
ミラーのバウンドを早く収束させるようにメカ制御の部分を刷新した模様。1コマ当りの動作時間をK-3Ⅱと比して2/3に短縮して、これにより秒/12コマが可能になったという事。2012年の事だったが、当時のK-5 でミラーが止まらなくなってバタバタ勝手に動き続けてしまいに逝ってしまうというトラブルに見舞われた事があった。ミラーがリセット不能になった事が原因だったらしいが、高速化出来てもそういうトラブルが起きたら困る。



tb103@skytr01
東武100系103F・源森橋にて2017年12月、K-3 Ⅱでの作例

2570万画素(有効画素数)裏面照射型CMOS センサー=いいね!
センサーの話をすると、K-3 MarkⅢでは裏面照射型CMOS センサー採用で有効画素数で2570万画素、高速連射撮影を一つのウリにしていて秒あたり12コマという機能なのに、D500や7DⅡが20MP に抑えているのに対してこちらは25.7MPで約3割増である。小生的には20MP でも十分な気もするが、この画素数で秒当り12コマというのがここ数年での半導体の技術的なレベルアップなのだろうか。
映像エンジンは漸くPRIME Ⅴまで来た。映像エンジンがPRIME シリーズになって15年である、これに新型アクセルレーターユニットⅡが組み合わされてデータの処理能力の大幅アップに繋がっているらしい。


5.5段の手振れ補正=いいね!
今や当たり前になった5軸手振れ補正。2006年のK100でボディ内手ブレ補正がShake Reduction(シェイク・リダクション)として初採用されてから15年、PENTAXもボディ内手ぶれ補正が5軸に。それで補正も5.5段分、5.5段というと2の5.5乗相当のシャッタースピードで補正されるという事になる。これを計算すると約45倍という事になる。5段分位の手ぶれ補正は今や当たり前でがあるのだが…。
Canon でさえミラーレスでは手ブレ補正はボディ側で行う様になった。ブレ補正をレンズ側で行うなら補正具合がファインダー内で分かるのだが、ボディ側で補正されるとそこは分からない。
レンズを選ばず手ブレ補正が可能だというのは使い易いという事になる。



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2017年1月撮影の横浜臨港線プロムナード、K-3 Ⅱで撮影

101点AFシステムSAFOX13=やや期待薄・高精度動態追従=ホンマかいな
それなりに期待しては見たものの、例えばCanon 7D 2の積んでいる65点オールクロスとかいう感じのレベルの話を期待したのだが、見事に裏切られた
101点AF システムとか言ってはいても、補助用のスポットを含めた数と考えられる。触る前の印象でしかないが正直ガッカリで然程期待出来るとは思えない。AF が使い物になる実質的エリアは狭いと考えられる。クロスセンサーの点数が中央近辺の25点だけとは少な過ぎで30万取るには貧弱とも見える。選択可能測距点は全体で43点と実用に問題は無いかも知れない。
所詮がSAFOXなので、期待しろという方が酷なのかも知れない。低輝度限界も-4EV まで向上したという。


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nmmist@cpri60  nmmist@cpri41
乙女ポトレの作例・2019年2月にK-3 Ⅱ使用で撮影、風船と戯れるモデルの名は中村美里

更に30.7万画素RGBIrセンサーとPRIME V の新式画像認識アルゴリズムがAF・AE・AWB の性能をアップさせたという。AF を含めてフォーカシングというものはボディだけでどうにかするには限界があって、レンズとの共同作業になってしまう。小生保有のレンズは旧めの機種が多くてどちらかというとMF 向きで三脚固定+置きピンなんて結構得意である。

実際に触った人の話だと、AF の駆動音が結構五月蠅くて気になる事があるらしい。PENTAX としてもAF がダメなのは承知しているのか静かさを捨てて早く正確にやろうとした結果かも知れない。高精度動態追従なんてPENTAX の柄にも無い事?を謳っているわけだから。

シンクロ同調速度は1/200秒=ガッカリ
APSC フラッグシップを謳うなら、シンクロ同調速度は1/250秒を達成して欲しかった。因みにK-3 Ⅱまでは1/180秒だった。

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風船3つも持っててカワイイ!2016年のうてなまりえ・この時はまだ20代だった。K-3(Ⅰ)での作例。

ペンタプリズムは新開発、ファインダーも凄いらしい=いいね!
ペンタプリズムやファインダー周りは設計や素材から見直しを迫られた。ファインダースクリーン、ハーフミラーの位置、ミラーの大きさも悉く見直す必要が生じた。K-3 Mark IIIが特徴のひとつとしているAFシステムの進化を支える新しいAFセンサーも、そのデバイス自体が大型化したため、そこへ光を導くサブミラーの配置も最適化も迫られた模様。K-3 Mark IIIの新開発ペンタプリズムは、従来より高い屈折率を持つ硝材(ガラス材料)を使用したことがトピックで、今まで主流だったBK7ではない。
K-3 Mark IIIのファインダーには透過液晶が組み込まれているがこれがファインダー像を暗くするとなっている、それでも透過液晶のないK-3 IIより明るいとの事で、ピントのヤマも掴みやすく、遠くの被写体のピントも従来より見やすくなっているらしい。
こういう所にもボディだけで25万円を超える理由があるのであろう。


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ゆきこhr=左画像、小出美里=右画像 いずれも2019年にK-3 Ⅱで撮影

レンズというと今迄はDA star 16-50mm f2.8、同50-135mm f2.8。SMC DA 14mm f2.8、同35mm f2.4、同50mm f1.8、FA Limited 43mm f1.9、DA Limited 70mm f2.4、SIGMA APO 70-200mm f2.8、同120-400mm f4.5-5.6という所を使ってきた。特にDA Star 2本とSIGMA の70-200 は重宝している。K-3 MarkⅢと組み合わせて具合良く撮れるのか心配もあるが、24MP で解像力も十分なら25.7MP でも心配はないだろう。

APSC で25.7MP、もし同じ画素ピッチでフルサイズだったら約58.4MPになってしまうので、やっぱり画素ピッチが少しきつ過ぎるのではないかとも思われる。実際手に入れて触らないと分らない部分が大きい。生活必需品ではないカメラとして一段上の豊かな存在に引き上げ、一眼レフカメラによる撮影体験そのものの質を高める事がリコーイメージングは「一眼レフの未来を創る。」という事だと言いたいのであろう。

ktislm@iss01
近鉄伊勢志摩ライナー23000系(赤)・2015年11月、伊勢市駅付近にてK-3(Ⅰ)で撮影

機械は使ってナンボなので、カタログスペックには書かれていない所の部分が大きい。カメラという物に於いては実感・体感という所も大きいのである。


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