東京メトロ東西線は通る所が恐ろしい。大阪にもJR 東西線というのはあるが、比較にはならない。中野を出ると高田馬場・飯田橋・九段下・大手町・日本橋・茅場町・木場・東陽町・葛西という様に名うての混雑箇所ばかりである。そこではワイドドアの15000系が今や主役である。ホームドアとも上手く位置を合わせて作ってある。東京メトロ東西線の様にワイドドア車が主役になる路線は珍しいと言える。

odk1954@isehr01
小田急では負け組になってしまった=1000形ワイドドア、伊勢原付近にて

混雑対策として作りだされた車両というと、ワイドドア若しくは多扉(5ドア、6ドア)という事になる。205系京阪5000系京王6000系東急5000系は多扉車の代表格という事になろうが、ホームドアの導入が進められると共に消える運命になった。一部の車両を6ドアにした所で、緩和出来る混雑には限界があって効果もたかが知れているのであろう。ドア数をやたらと増やしたところで好評は得られないという事でもあろう。何せ、戦争直後の帰還兵みたいに扱われ、無理矢理詰め込まれて人間扱いされない感じなのは明らかである。

多扉車といえば、真っ先に名前が出て来る京阪5000系、ラッシュ時歯5ドアその他の時は3ドア。多扉車のパイオニアであったが、これも京橋駅ホームドア導入に合わせる様に引退が決まっている。ドアの位置がホームドアに合わないのである。5000系より旧い車はそれなりに残っているが、ホームドア導入というのがきっかけで引退とは納得が行く様で行かないかも知れない。京阪の状況を考えるとこんな事でもない限り、新陳代謝を進められないのであろう。5000系でも50年使い倒したのだから文句は無いだろう。
近鉄なんか一般車の新陳代謝を進める気も無くなって久しい。沿線人口減少での減便→必要車両数の自然的減少に頼るしかないのが現実である。


kh5551@nissn02
引退へのカウントダウンが進んでいる京阪5000系、2017年11月西三荘にて

5000系代替の13000系が6連で登場したが、3000系(Ⅱ)から3850形と入れ替わりに抜かれた3550形を組み入れて7連で近い将来に運用に就くと考えられる

多扉車ではなく、ワイドドア車を送り出して来た小田急だが、1000形と2000形ではワイドドアといっても仕様が違う。1000形は開口部が2mもあった。後に改造を受けて1.6mになったが、それでもホームドアとは一部のドアがずれてしまう。これは決定的な不具合である。優等運用で新宿に入る事は出来なくなって、末端区間の普通運用でしか働き場所が無いという事になった。2000形は生き残れたが、1000形ワイドドア5000形(Ⅱ)に置き換えられる運命になってしまった。
欲張ったが為に負け組になった様な1000形WD車、利用者やファンからも不評な事が多かったが、丁度30年も走り続ける事は出来た。
アイボリーホワイトにブルーの帯という小田急イズムの体現者は8000形を残すのみで、それも40年に近付きつつある。小田急初のステンレス車の1000形も形式としては30年を超えている。




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