中国とのディカップリングが大きなテーマとなっている世界経済だが、衝撃的な事態が一つ起きてしまった。

ソフトバンクの傘下にArm(アーム)という会社があるが、更にその中国法人が中共の乗っ取りを食らったというのである。ARM 自体はイギリスの会社で、ソフトバンクが2016年に買収し傘下に収めたもので、半導体設計を主にしている会社。その時の買収金額は320億ドル。ARM といえば最近、NVIDIA (エヌヴィディア)による買収の話が浮上したのは有名である。ソフトバンクはApple への売却も視野に入れていた模様だがApple の反応は鈍く、売却するならNVIDIA 一択という事らしい。

事実上の乗っ取りにあったとされるのはその中国法人である。安謀科技=Arm Chinaはアームと中国政府系ファンドとの合弁企業である。安謀科技=ARM Chinaの取締役会がそこのCEO だったアレン・ウー(呉雄昂)を解任したのが6月9日。ウー氏が利益相反の開示を怠り、従業員規則にも違反する等の深刻な不適切な行為をしていたというのが理由らしい。
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ARM本社側に対し、安謀中国側はその取締役会の決定には効力がないと反発。
ウー氏は解任を拒否して居座り続けている。警備員を雇ってイギリスにある本社からの人間が入れない様にして、会社印鑑の返還も拒否している。


そしてウー氏は序に正体まで顕した。中共に介入してもらうと明言したのである。安謀科技=Arm Chinaは7月28日、weiboで中国共産党に本件への介入を要請すると発表したのである。ウー氏はHuawei と非常に密接な関係があり、その関係を利用して私腹を肥やしていたとされる。Huawei 及びそれと一体の中共・人民解放軍とほぼ一体な関係の人間とみて良い。
こうして、中共(人民解放軍)のスパイが実権を完全に掌握してしまい、イギリスの本部もこれ以上手出しするのはほぼ不可能と言われる。中共はARM China の資産や技術を収奪したという他ないだろう。国外企業に共産党のスパイを多数捻じ込んで、経営や内部戦略等への介入を強要している。


こんなやり方は世界経済のルールは一切無視である。この事件を通じて、当然だが中国からどうやって撤退するかを考える様になるのは必至。
これに対し、「自分を社長や重役にしてくれた先輩のメンツは潰せない」「ここはひとつ様子見」とか色々な理由を付けて中国とのディカップリングの為の行動を起こそうとせず、中国依存を止めようとない日本の財界。こんな事してるとアメリカからドンドン制裁食らって立ち行かなくなるのは必至な上に、中共の植民地化がドンドン進む一方である。日本の企業経営者は世界情勢には疎い様である。そしてTikTok の母体であるBite Dance の日本法人が3月に経団連入会、4月に電子情報技術産業協会(JEITA)入会を果たしている。
呆れてものだ言えない、開いた口が塞がらないとはこの事。




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