~伊勢路のアーバンライナーを撮った件~

ここ数年は山田線でもアーバンライナーを撮れる様になった。しまかぜを狙う序みたいな形ではあるが、伊勢路を走る21000系の姿を2016年2月に収めたものを紹介したい。アーバンライナー(Urban Liner )といいながら、走っている場所は大部分が田舎という羊頭狗肉みたいな事実はさておいて…。

ktulp@isnak01

2016年の2月遠征の2日目、13時20分頃から14時過ぎまで伊勢中川~中原間で撮影。「竹林バック」等というと思い浮かべられる御仁達もおられるかも知れない。
線路に齧り付いて抜いて撮れると思ったら…、この世はそんなに甘くない 4両目が架線柱に隠れてしまった上に竹林がバックなのでパンタもしっかり主張出来ていない。
14時を過ぎてほぼサイド光線の状態になってしまったので漕代への移動を開始したら、なんと 5200系VX 05編成=復刻塗装 が伊勢方面に向って行くのを見てしまった。あと数分だけ粘ったら撮れたのにと思うとカックリ



ktulp@kois01

その日は朝日~漕代~中川~漕代という具合に移動し続けたが、鳥羽で折り返し名古屋に向かう場面を漕代で再びキャッチ出来た。冬場らしい空色にクリスタルホワイト基調の車体が引き立つ。
山田・志摩線を走るのは21000系のみだが、2020年以降は21020系の姿もここで見られる様になるのだろうか?
新型U.L. が登場すれば、21000・21020系は一般特急に回って 12200系 を玉突き的に置き換えると思われる。6連であることを考えると、メインは名伊と名阪という事になると思われるが、名阪:名伊=2:1  若しくは 3:2 という割合で運用する事になるのだろうか?


この遠征でも50000系しまかぜ 3連発激写は成功しなかった。伊勢志摩サミットにかこつけた道路工事渋滞が何と言っても痛すぎた。



~偉大なるサブターゲット・時にはメインとしても~

2017年3月、今度こそしまかぜ 3連発確保を期して再び三重に向かった。早朝に名古屋に着いて7時発のUL ネクストに津まで乗車。これが小生の21020系初乗車となった。レンタカーで向かったのは津新町駅北側で紀勢本線と並んで走る地点(すぐ近くに病院があってそこが目印)、紀勢本線とのW 撮影も狙えて一石二鳥と期待されたが…


ktulp@tshin01

何やら構図的に少々変だと思われないか? 紀勢本線側に妙に大きなボックスが設置されていてそいつが思いっきり障害物になって自由を奪っているのだった。そいつを避けようとするとこういう構図になってしまうのだった。

ktulp@tshin02

こちらは8連の作例
この場所は特急と雖も然程飛ばしてこないのでまだ楽である。


k851111@tshin01

紀勢本線を撮った作例=WV 南紀・キハ85系1000番台を参考までに、JR は何故かかなり飛ばしてくるから注意が必要。
紀勢本線とのW 撮影なんか考えずにもう少しだけ津新町駅寄りに陣取ればもっと良い絵が撮れたと思われるのと同時に、冬場でないと最高の光線状態にならないのではないかと思われるので、リヴェンジしたいと思うスポットである。


2日目の朝は箕田~伊勢若松間、といっても伊勢若松至近の踏切から撮影した。アングル作りには苦渋する場所で、それこそ最適解自体が存在するのか疑わしい状況だった。

ktulp@iswak01

3月上旬の光線状態を考えるとやはり時期を間違えた様だ。それこそ今位の時期ならケーブル類の影はもっと反対側に落ちる筈で、下り列車を撮る分にはあまり目立たなくなると思われる。105mm相当=APSC+70mmというのも良くない。
ここで 70 - 200mm を使ったが、不適な様で 50 - 135mm を使うべきだった。でも何故か 70 - 200mm に拘ってしまったのはしくじりだったか。無理に齧り付こうとせず少し離れたところから狙うと上手くいくのか。



ここ2~3年は乗車機会に恵まれたと述べたが、去年以降は通常の特急でなくアーバンライナーに乗車する機会に恵まれる様になった。
2013年以降は津にも停車する様になった事で、名古屋~津という利用も出来る様になった。又、大阪方面の出張があった際の帰りに、アーバンライナーを使い名古屋に行きそこから夜行バスで帰京というパターンもあったのである。
難波から名古屋までは130分程度、こだま新大阪~名古屋のそれのほぼ2倍である。早めに大阪を発てればそれでも問題はないし、沢山の駅や街を通過して行き、経験した撮影地・トライしたい撮影地も車窓から見えたりするのは楽しい。そんな時はあっという間に過ぎてしまう様に感じるものである。
新大阪~東京で新幹線普通車指定席なら14500円程度、難波からアーバンライナー・DX 席+名古屋から夜行バス3列シートだと合計で11500円程度で収まる。
UL のDX 席は2+1という事ではあるが、実際は半ば独立3列的な形である。テーブルが前席の背後ではなく肘掛から引き出すスタイルなのは使い勝手が悪い、特に新幹線に慣れている人間からするとである。これに対し、  各種汎用特急車 は2017年からのリニューアルを機に前席背後からテーブルを引き出すスタイルに変えられている様である。




ここまで21000系の絵だけ載せていたが、21020系の方も失念していた訳ではない。ただ僅か2編成しか存在しない上に、撮影に適したスジでない事が多くてシャッターチャンスが少ないのでショットの数も非常に少ない。
2003年からの21000系リニューアルで車両が足りなくなる事を考え、2003年がアーバンライナー15周年に合わせる様に2世代のU.L. として2002年から試験運用開始し、2003年から名阪甲特急運用に就いたのが21020系UL Next だった。乗心地が良くないとか一部でブーイングもあった様だが、同年のブルーリボン賞も当然の様に獲得して面目は保った。全電動車で抵抗制御の21000系と打って変わって、3M3T で VFD 制御の21020系だが、この両者のパワーウェイトレシオはほぼ一緒である。
実を言うと21000系 22600系 までの性能はほぼ一緒に揃えられているのである。


先ずは2012年撮影のものから。

ktuln@knie01

Part 1 でも出てきた戸田~近鉄蟹江間にて、名古屋に向って来るところをキャッチ。

ktuln@sizkg01

同じくPart 1 でも出てきた塩浜~北楠間、鈴鹿川の北側の築堤で午前中名古屋に向うところを後追いでキャッチ。

kt-uln@matdk02

2013年11月下旬、Part 2 で登場の葛城川の土手で、繁茂する雑草の塊の間から辛うじて抜く様に撮った作例、あまり良い絵ではないのは十分承知。恥を忍んで?載せている。

ktuln@tshin01

津新町で名古屋行きをケツ打ちした作例

こうやってU.L. については今までそれなりの数撮ってきたが、まだ会心のショットと呼べるものは撮れていない様に思われる。
今年は撮りに行く機会がなかったが、来年は色々経験した事を基に会心のショットを求めて挑戦が出来ればと思う。アーバンライナーの伝説はまだまだ To Be Continued である。




最後にこの一曲を以てシンプルかつストレイトに、今一度この偉大なる私鉄特急の領導車様を讃え申し奉りてこのネタを締めたいと思う次第である。
その曲とは…、Carpenters (カーペンターズ)の " I Won't Last a Day Without You " である。(註)
1972年のアルバム " A Song For You " に収録されている曲なのだが、それから 2年も経った74年にアレンジ変更の上でシングルカットされたのだった。Billboard Hot 100 では僅かに Top 10 に届かなかったが(Adult Contemporary では#1)、全英チャートではTop 10 入りを果たし日本の Oricon でも40位以内に入った。


色々解説する必要もない位の有名曲だが、聴きたい方はこちらのYouTube  でも御参照賜りたい

Day after day, I must face a world of strangers, where I don’t belong, I’m not that strong
It’s nice to know that there’s someone
I can turn to who will always care, you’re always there


When there’s no getting over that rainbow
When my smallest of dreams won’t come true
I can take all the madness the world has to give, but I won’t last a day without you


So many times, when the city seems to be without a friendly face, a lonely place
It’s nice to know that you’ll be there
If I need you, and you’ll always smileIt’s all worthwhile


When there’s no getting over that rainbow
When my smallest of dreams won’t come true
I can take all the madness the world has to give, but I won’t last a day without you

Touch me and I end up singing, troubles seem to up and disappear
You touch me with the love you’re bringing
I can’t really lose when you’re here, when you’re near my love


If all my friends have forgotten half their promises
They’re not unkind, just hard to find
One look at you, and I know that I could learn to live without the rest, I found the best


When there’s no getting over that rainbow
When my smallest of dreams won’t come true
I can take all the madness the world has to give, but I won’t last a day without you

When there’s no getting over that rainbow
When my smallest of dreams won’t come true
I can take all the madness the world has to give, but I won’t last a day without you

I won’t last a day without you..., without you



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