イタリア食材店の宣伝をする気は無いので、このワインの話に移る。
色は完璧なガーネットにすこし煉瓦色が入った感じ、グラス全体でかなり均一。
ココア、リコリス、古い時代のイタリア系薬草酒類、アッサムティー、Cognac、Armagnac、焼きたてのパン、黒の干し葡萄、高級バルサミコ、ブラックチェリー、ブラックベリー、プルーン、サワーチェリー、苺、
タンニンと酸は細やかで多少柔らかだが、非常にしっかりしていて尚且つシルキーである。
出汁の効いたところもはっきり感じられ、全体の溶け込み方も非常に宜しい。 口に含んだところからの果実味を中心としたボディの厚みは予想以上だったが、諄さは全くない。
ボディは厚みも丸みもあり万遍なく広がる。 アフターはかなり長いがその一方、少々ドライな部分も見受けられ、まだ固さが残っている様に思われる。まだ寝かせておくべきだった可能性は高い。
前述の如く、安定供給はされている様だが、このイタリア食材店での販売価格も、ここ数年でかなり上がったと思われる。
Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるなら…、17.5/20
Borgogno
Barolo を含めたPiemonte 最古の生産者の一つで、創業は1848年。ワイン造りはそれ以前の1761年に開始したとされる。非常にクラシックな長熟型の作りを身上とし、近年導入が進む小樽は一切使用しない。Barolo については、昔ながらの大樽で2年以上熟成の後に瓶詰め。 熟成を経たバックヴィンテージのワインもコンスタントにリリースしている。
※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Jun. 2014)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。
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