SMWS=Scotch Malt Whisky Society 、通称ソサエティ。ウィスキー愛好家なら殆どの人が知っている筈の名前である。
1983年に数名のシンジケートとしてエディンバラ(Edinburgh)市内のリース(Leith )という場所でスタート。 最初に某Glenf**clas から樽を購入し、メンバー同士でシェアしたら、その酒の出来が素晴らしかった事で、それ以来メンバーを増やし現在の SMWS に発展した。
あくまでも、ウィスキー愛好家による会員制の組織という事になっている。 ここのボトルの一つの特徴として、銘柄名が数字のみで記されているというのがある。SMWS code という独自の蒸留所番号+ボトリング番号という形である。蒸留所名に囚われず、厳選された素晴らしい酒を純粋に味わってもらいたいというコンセプトからこういうスタイルを採っている。
会員になるとコード表でボトルの蒸留所名を知る事が出来る、という事になっているが…、実際の所この蒸留所コード表はネットで簡単に探せる。
ボトルを購入出来るのは、当然の事ながら会員のみである。



gellachie4464a画像は去年秋に大阪・北新地で頂いたボトル。
44.64という数字があるが、小数点以上の44はCraigellachie を示し、小数点以下の64は同蒸留所に関して64回目のボトリングである事を示している。


24年という割に熟成感が足りない気もするが、Craigellachie という酒を理解できる人ならこれがなかなかの美酒である事は理解できよう。

小生も実をいうとSMWS の会員なのだが、最近はそのボトルを購入するチャンスが全くという程無く、毎年の会費をドブに捨てている状態である。是非買いたいと思う様な物が乏しいという現実が最初にあるのだが、兎に角入手困難である。発売と同時にほぼ一瞬で完売になるケースが非常に多い。

SMWS Japan のウェブサイトを見ても「在庫切れ」の表示ばかりで話にならない状態である。 日本への割り当てが少ないボトルならこういう事が起きても不思議ではない。ところが、日本市場専用として出されたボトルなら、それなりの本数がある筈だと思うのだが、それでさえ一瞬で完売してしまう。

先日の事だが、久し振りに欲しいと思うボトルが出たので発売日に買おうとしたが全然ダメだった。これがたまにあるケースなら理解できるがそうではなく、常態化しているのである。
 
裏から事前に手を回して発売前に買い占めている勢力が存在しているとしか思えない。又そういう奴等がこっそり中国等に転売して利ザヤを稼いでいる可能性も充分にある思われる。
この現象はソサエティのボトルに限った事ではなく、他でも多々起きている。 こういう疑いを持っているのは小生だけではない、業界関係者の中にも同じ見立をする人がいるのである。


真相は闇の中であるが、これに限らずウィスキーの世界はここ数年、本当にバカバカしい事だらけである。 撤退を余儀なくされる愛好家が既に続出しているとも聞いているし、そして小生もそろそろ堪忍袋の緒が切れかかっている。
アホらし過ぎて話にならん!


※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(2016年2月)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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