Dufftown 街角ミュージック

穏健主義の波とマイナーパワーがこの世を救う

タグ:Piemonte

Ceretto (チェレット)といえば、Barolo (バローロ)を含む Piemonte (ピエモンテ)の中でも名門の一つである。
バローロに11ha、Barbaresco(バルバレスコ)で8ha、その他諸々で合計150ha以上という規模の大きさばかりを特筆するのではなく、その名声の裏付けになっているクオリティの高さは素直に評価すべきである。醸造も一箇所で集中的に行うのではなく、エリア毎に別れた数箇所で行っている。
1930年代にRiccardo Ceretto (リカルド・チェレット)氏によって創業。その約30年後に息子達=Bruno(ブルーノ)と Marcello(マルチェッロ)が引き継ぎ、リカルドの孫に当る4人が1999年から引き継いでいる。


この生産者のワインに出逢ったのはもう25年近く前であったが、古くから某大手が安定して取り扱っていた事もあり、それなりの頻度で見掛けたものだった。
このBarolo Grignore (バローロ・グリニョーレ)は大阪で先年秋に購入した物だが、(その際の記事はこちら)、このワインに関する情報は少ない。それもその筈、現在は生産されておらず、どうやら1990年代で生産を終了したらしく、どうやら Serralunga(セッラルンガ=バローロでも西側になる)区域内の小さな区画から生産されていた様である。


現在この蔵のバローロについては、Cannubi San Lorenzo(カンヌビ・サン・ロレンツォ)Bricco Rocche (ブリッコ・ロッケ)Brunate(ブルナーテ)Prapo(プラポ)という100%自社畑生産の「4本柱」がウリになっている。ただ、この強力カルテットも確立されたのは1980~90年代にかけてであって、それまではこのグリニョーレが大きな柱の一つで、そこから4本柱に役目を譲って消えたと解釈するのが妥当かも知れない。


cert74barlgrn01
色はオレンジがかったレンガ色だが、赤というより濃い目のロゼの様な深度。拾い上げたエレメンツを整理して行くと・・・
第1陣としてはCognacBénédictine湿式の葉巻乾燥ポルチーニ、腐葉土、リコリス
これだけの年月を重ねると、熟成によって生じるニュアンスが主体で先行するのは当然か?

そこから更にシナモンスターアニス、鞣革、焼きたてのバゲット
crème de cacao
時間経過と共に漸く、野薔薇、レッドサワーチェリー、ラズベリー、
野苺、といった赤系のニュアンス
が現れるが、これで終らず、
邪門紅茶、薫茶、ブラックベリーハスカップモラセスMadeira
(マデイラ)
といった所がフォローしてくる。


少し枯れて来てはいる様にも見えるが、儚い感じなんて皆無。
それどころか非常に粘り強く伸びがあるというのが判る。持続力は相当なもので流麗な溶け込み感は凄い!
同時に膨らみもかなりのレベルで、時間経過と共に膨らみと果実味、旨味感がアップ43歳とは思えない力強さにビックリ!、酸・タンニンもまだまだガッチリしている。
色の薄さと香味の強さの間のギャップに驚くかも知れない。鉄人ならぬ鉄ワインか?

序盤は香り高さが目立つが、徐々に味も凄いというのが露わになる。舌触りもシルキーにしてしっかりグリップして爪痕を残し続ける。


恒例のスコアリングをしてみると・・・、18.5 or 19 / 20

オールドヴィンテージはどうしてもリスクが高い。当るも当らぬも八卦になってしまうが、どうやら当りだったと見て間違いない。古酒独特の魅力という部分も然る事ながら、それ以上にワインが本来持ち得る生命力と成長力の凄さを体感する事が出来た様に思われる。

葡萄は手間暇かけて丁寧に栽培し、醸造に於いても表層的なテクニックに頼らず、全房発酵でその本来の力を過剰にではなく自然にバランス良く且つフルに引き出す。ワインとは本来斯様に作られて然るべきだと改めて思い知った小生であった。古き良き造りのワインを味わえた事が幸せであるのは言うまでも無い。今はこういう作りの物は稀少になってしまっていて、未来においてレガシーそしてレジェンドとなる様なワインはもう出て来ないのだろうか?



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去年2回目の鶴橋という話になるが、それは11月末の事だった。その日は神戸のホテルをチェックアウトした後、午前中は西三荘に飛んで京阪を撮影、正午前から中津~十三間の淀川で阪急神戸線を撮影、午後は近鉄奈良線を撮りに額田~石切間の S 字カーブに繰り出した。この S 字カーブは一昨年に続いて2年連続となったが、一昨年の時は空模様に恵まれなかったのでそのリヴェンジという意味合いも兼ねてだった。


kt5803@iskr01
2016年11月の作例 5800系DH03 編成の急行大阪難波行き

2016年11月の時は天候に恵まれなかったが、日が差した時のマシなショット

kt3702@iskr02
2017年11月の作例 3200系KL02 編成・急行大阪難波行き

こちらは2017年に訪れた時の作例、天候はほぼバッチリ。背景にある桜の紅葉が残っていてくれてそこは助かったのだが、時期が時期だけに線路際の木の陰が早々と被って来るのは大変辛かったorz
それに対応して構図の変更を行っていったら最終的にこういう絵になってしまった。
この時期に近鉄奈良線であれば、東花園駅西側で撮るというのもアリではないかと思う小生である。





撮影終了後に石切駅そばの喫茶店で一息ついてその後急行で鶴橋へ。別に鶴橋界隈の散策が目的ではなく、目指す所は別にあったのである。その場所とは生野区中川にあるイタリアワインで有名な酒販店であった。石切出発前にアポは取っていたので、空振りという事は無いと判っていた。
鶴橋駅でタクシーを拾おうとしたが、何処で拾えるかが良く判らない。まともに区画整理されている様には見えない所で方向感覚も狂い易いのか駅の周囲をグルグル
ただ、そういう中でも
高架下で自家焙煎コーヒーの業務卸兼小売みたいな小さな工場も発見。後で調べたら結構有名な所らしい。

その店は今里筋から近いものの、鶴橋駅からの徒歩だと結構な距離があったのでタクシーを利用して店に行った。中川2丁目の交差点付近でタクシーを降りて数十メートル程西に入ると、商店街の様で住宅地の様な少々鄙びたマイナーな感じの街区であのコ〇ア〇タウンも見えてくる所にその店はあった。

小生の予想を裏切る地味で古臭い小さな店でイタリアワインで有名な酒屋とは到底思えない外観。ワインの事を取り仕切られている方と御挨拶をさせて頂いた後、早速セラーを覗かせて頂く事とした。
セラー手前に大きな台があったのでそこに荷物を置かせてもらおうとすると・・・、
外から見えてしまうのでその場所に置かないで下さい」「その場所だと置き引きに遭います
と言われて少々フリーズ気味になりながらも外から見えない物影に荷物を移した。
荷物を置こうとしたのは店の中、店自体は小さいので直ぐに店の方の眼は届く。そんな状況でも置き引きが多発するってどんなに治安悪いねん! リオ・デ・ジャネイロ(Rio de Janeiro) か此処は?日本違うやろ!とツッコミたくもなる
大阪の犯罪率は確かに高い。この近隣の新今宮なんぞ検索すると治安が悪いという言葉が候補に直ぐ出てくる。環状線の南側エリアはガチでそんなに治安悪いんか?


cert74barlgrn01  cavlt2k7barlris01

狭いセラーの中にやや雑然と詰め込まれたワインの中から小生はこの2本のボトルをピックアップ!、何れもBarolo (バローロ)の中でも優れた生産者達の結構な名品
左は何と1974年・Ceretto(チェレット)Barolo Grignore(バローロ・グリニョーレ)
1960年代以降一気に名門の地位を築いたCeretto 。1974年の Barolo はなかなかの出来で、大変オールドでレアな掘り出し物。相場よりかなり安く買えるという幸運に感謝
枯れてきてはいるとは思われるがまだ充分活きている可能性は高い。

右は Cavalltto (カヴァロット)Barolo Riserva Vignolo (バローロ・リセルヴァ・ヴィニョロ)2007
このCavallotto も非常に優れた作り手として有名で、ナチュラル&クラシックという感じの作りがウリ。このワインは5年もスラヴォニアン・オークの大樽で熟成してから瓶詰する。あと5年以上は寝かせようと思っている。


色々とお話をさせて頂きながら、その中で結構ためになる事も聞けた。正確には覚えていないが、40分以上はいただろうか?
荷物があったので、最後にこのボトル達を発送してもらうべく手続きを行って店を出ようとした時、鶴橋駅への道順を教えられた。(小生は今里筋に出てタクシーでと思っていたのだが・・・)
あのコリアンタウンの中を突っ切り大きな通りに当ったら右に曲れという話なのだが、最後はダメ押し気味に
拉致されない様にくれぐれも気をつけて!
冗談とも本気とも付かない様なノリのこの一言、「何ちゅう所やねん?ここは!」と心の中でツッコミを入れてしまう小生だった。


店を出て約2分程でコリアンタウンのゲートを潜る。18時前だというのに意外とひっそりしていた。キムチ屋が所々で店を開けていたが、大部分は既に店仕舞。後に聞いた話だが、コリアンタウンは朝が早い代りに店仕舞もやたら早いらしい。そこから数分でコリアンタウンを脱出し大きな通りに当る。桑津から鶴橋・森之宮を経由して京橋まで北上する道らしい。
その道を北上し、近鉄大阪線の高架が見えて鶴橋駅付近に到達するも、そこから駅に入る所で迷路の様な狭い路地を歩く。そこはまさにディープな大阪のジャングル。闇市みたいだとまでは言わないが、21世紀とは思えないような光景に出くわす。大阪の一部の日常が東京の人間である小生にとっては非日常の異次元空間。「ネットで見れるからそれでいいや」、ではなく彼方此方色々と歩く事だけでも勉強になる。ライブな経験や情報は強い。



kt-ul@matdk03
8両で名古屋に向うアーバンライナー 2013年11月・大和高田~松塚間

鶴橋から一旦大阪上本町に行きそこで一休みしてアーバンライナーのチケットを買い(しかもDX シート)、地上ホームを暫くウォッチしてから地下に下って19時03分にアーバンライナーに乗り込みそのまま名古屋に向った。その後は名古屋に寄れた序でにお気に入りのバーに久し振りに顔を出してから日付も変わる頃夜行バスに乗り込み帰京。東京に着いたのは未明の時間だったが、そこからは東京の日常に戻った訳である。



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Barbaresco(バルバレスコ)は1966年4月にD.O.C. 認定を受け、1980年10月にD.O.C.G. に認定されているが、その指定エリアには3箇所のcomune(コムーネ )が存在する。その3つとはBarbaresco(バルバレスコ)、Neive(ネイヴェ)、Treiso(トゥレイゾ)である。

この Mainerdo(マイネルド)という生産者はその名の通り1920年、Giovanni Mainerdo(ジョヴァンニ・マイネルド)によって創設された蔵で、本拠のコムーネはネイヴェである。
因みに、このコムーネにはクラシック派で超名門のBruno Giacosa(ブルーノ・ジャコーザ)やモダンスタイルの権化みたいなLa Spinetta(ラ・スピネッタ)等も本拠を置いている。


mainrd99bbrsc01全体で約12haの畑を有してその内9haから2500ケース(30000本)のBarbaresco を生産する。そしてこれ以外にも自社畑と買い付け葡萄の両方を使用してワインを造り、カンティナ全体では6200ケース強の生産。
現在はGiovanni の甥であるRoberto Mainerdo(ロベルト・マイネルド)が運営している。


製法はクラシックスタイルなので熟成は大樽使用。但し、発酵はタンク使用の模様。

色はオレンジ掛かったガーネットで統一感がある、但しやや暗い。
なめし皮、リコリス、トリュフ、腐葉土セミドライトマト、野薔薇
プルーンブラックチェリーFraise des BoisミントAngostura
木炭、干し葡萄ラズベリー、といったニュアンスが出てくる。
酸・タンニン共にまだまだ強く酒質は総体的にまだ少し固い。それでも酸もタンニンもえぐみではなく力を感じさせ、その隙間から果実実と旨味がしっかり主張し始めて、十分な長さとフィニッシュにかけての不足のない盛り上がりを見せる様になる。そしてこの主張もまた綺麗でくどさや嫌味は無い。

更なる時間経過と共に、具合良く溶け込んでは行くが、まだまだ若さと固さが感じられる。ポテンシャルはあと数年後にならないとはっきりしないという事なのか?
結局のところ、現時点では判断が難しい。

Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるとするなら… 17.5? or 18 ? / 20



)イタリアに於ける自治体の最小単位=基礎自治体の事を指す




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Aldo Conterno(アルド・コンテルノ)は彼のGiaccomo Conterno(ジャコモ・コンテルノ)から1969年に分かれた蔵。
そのワイン作りのスタイルだが、樽の影響を最小限以下に抑えるために、スラヴォニアン・オーク(Slavonijan oak )の大樽しか使わないという非常にクラシックな作りが徹底されている。今でこそ代替わりして新しい技術も導入されているが、基本的な作りは変わっていない。
この2つのConterno、両者ともBarolo はおろかイタリアワインを代表するスーパースターであるのは言うまでもない。

 
aldobussia2k01
これは10年位前に名古屋のワインショップで購入した様に覚えているが、開けたのはつい先日。因みに、その時の価格は6000円台だったと記憶している

色は微かにレンガ色を含むガーネット。然程濃いわけではないが、深く、艶やかさもある。

 
最初にインパクトを作ったのは、酸! その力と美しさには早々といいね!マーク

ブラックチェリーラズベリーレッドカラント、苺Cognac、クローブ、シナモン、ローレル、黒文字、アッサムティー、煎ったカカオ、
リコリス
スミレナツメグクランベリー、野薔薇
最終的にはFernet 系リキュールやChina(キナ)系リキュールを想起させるニュアンスも加担してくる

力強くも、決して強引にならない。今時のワインにありがちな一種のジャイアン的強さとは厳しく一線を画すものである。
ワイン自体は快晴の冬空の様な深い透明感を現じながら、その旨味感は盛り上がりと伸びを見せて、五感に染み入りながら延々と響き渡る様にアフターへと続く、その持つ持続力もハンパないのである
これでも十分にトップクラスのBarolo である


これが実はこの作り手のBarolo の一番最低ラインに当たるというのは信じられない。ここのBarolo でも更に上位になる銘柄=Colonnello(コロンネッロ)、Cicara(チカラ)、Romirasco(ロミラスコ)等はそれこそ超弩級のスーパースターなのは疑い様が無いであろう。その辺の価格も今となっては超弩級だが…

もし仮にLes Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるなら… 18.5 / 20



)クロアチア東部の高地にあるワイン産地にして、オーク材の産地でもある。ここのオークがイタリアに輸出されてワイン樽に使われている。



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上げている様であまり上げてないPiemonte(ピエモンテ)のネタ。
ピエモンテ、その中心は冬季五輪の舞台ともなったTorino(トリノ)。トリノはFIAT、Juventus FC、Cinzano でも有名で、彼のcasa Savoia(サヴォイア家)の本拠地であった。
そのトリノから南南東に約50㎞程行った辺りがBarolo(バローロ)、Barbaresco(バルバレスコ)というピエモンテが誇るワインの2大スターが産れるエリアである。この2大スター、小生も好きな銘柄なのだが、如何せんローヌ・南仏系最優先である上に、近年の価格高騰はピエモンテのワインも例に漏れずという事もあり、入手する機会もあまり多くない。 ピエモンテというとBarolo がどうしても目立ってしまい、Barbaresco は影が薄くなる感もあるが、それでもイタリアを代表する銘酒である。


ronchi96a今回登場のRocca Albino(ロッカ・アルビノ)、バルバレスコではGaja(ガヤ)、Bruno Giacosa(ブルーノ・ジャコーザ)等と並び称される名門とされるが、価格でいうとこの偉い2つに比べて全然安い。因みに、この蔵の敷地内にはFerrari を始めとした高級車が沢山止められているそうである。

前当主Angelo Rocca 氏は2012年10月に自家用機の事故で非業の死を遂げたが(享年64)、3人の娘達が後を継いでいる。
そしてこの蔵の2トップとして双璧をなすのがこのBrich Ronchi
(ブリック・ロンキ)とVigneto Loreto(ヴィニェト・ロレト)で、畑も違うが樽の使い方も違う。このB. Ronchi はフレンチオークのバリック(新樽)100%で作られていた事もあったらしい。しかしこれも最近は昔ながらの大樽主体に変えられている。


今回登場の1996年は先代の作品で、バローロボーイズ系のモダンスタイルの影響を強めに受けていた時代のワインである。ただここ数年、バローロ・バルバレスコ共に一時期幅を効かせまくったボーイズ系モダンテイストは影を潜めつつあり、クラシカルな作りに回帰し始める蔵が多いのは小生にとっては一寸した救いである。


さて、肝心のワインの内容に関してだが、

先ず、色は透明感と深さを感じさせ、レンガ色の少しだけ混じったガーネット
そして、拾い出せたエレメンツを挙げて行くとこういう感じである 桜材枯葉なめし皮生の和牛肉スミレ野薔薇ビターチョコ、CognacカラメルButonアッサムティーラズベリーキルシュ漬チェリープルーンエキスArmagnac タンニンはややゴツめ、酸は然程表に出ない。
フレンチオークのバリックを多用した為であろうか、Nebbiolo(ネビオロ)という葡萄、そしてバルバレスコというワインの本当の良さが出し切れていないという印象が残る。
バローロは勿論、バルバレスコの真髄もその独特な酸とタンニンの持つ力にある筈なのである。 時間がかなり経ってからグリップ感が良くなってしっかり溜る様になって広がりと重厚さは感じられる様に変るフィニッシュからアフターへとつながる所にスムーズさが今一つで何処か鈍重さが見える。そしてアフターはややドライな傾向、でも結構長い 1996という秀逸な年のワインで期待は持てたのだが、総体的には少し物足りなさが残った


Les Meilleurs Vins de France
的な感じで点を付けるなら…、17.5/20


※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(May. 2016)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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