上げている様であまり上げてないPiemonte(ピエモンテ)のネタ。
ピエモンテ、その中心は冬季五輪の舞台ともなったTorino(トリノ)。トリノはFIAT、Juventus FC、Cinzano でも有名で、彼のcasa Savoia(サヴォイア家)の本拠地であった。
そのトリノから南南東に約50㎞程行った辺りがBarolo(バローロ)、Barbaresco(バルバレスコ)というピエモンテが誇るワインの2大スターが産れるエリアである。この2大スター、小生も好きな銘柄なのだが、如何せんローヌ・南仏系最優先である上に、近年の価格高騰はピエモンテのワインも例に漏れずという事もあり、入手する機会もあまり多くない。 ピエモンテというとBarolo がどうしても目立ってしまい、Barbaresco は影が薄くなる感もあるが、それでもイタリアを代表する銘酒である。


ronchi96a今回登場のRocca Albino(ロッカ・アルビノ)、バルバレスコではGaja(ガヤ)、Bruno Giacosa(ブルーノ・ジャコーザ)等と並び称される名門とされるが、価格でいうとこの偉い2つに比べて全然安い。因みに、この蔵の敷地内にはFerrari を始めとした高級車が沢山止められているそうである。

前当主Angelo Rocca 氏は2012年10月に自家用機の事故で非業の死を遂げたが(享年64)、3人の娘達が後を継いでいる。
そしてこの蔵の2トップとして双璧をなすのがこのBrich Ronchi
(ブリック・ロンキ)とVigneto Loreto(ヴィニェト・ロレト)で、畑も違うが樽の使い方も違う。このB. Ronchi はフレンチオークのバリック(新樽)100%で作られていた事もあったらしい。しかしこれも最近は昔ながらの大樽主体に変えられている。


今回登場の1996年は先代の作品で、バローロボーイズ系のモダンスタイルの影響を強めに受けていた時代のワインである。ただここ数年、バローロ・バルバレスコ共に一時期幅を効かせまくったボーイズ系モダンテイストは影を潜めつつあり、クラシカルな作りに回帰し始める蔵が多いのは小生にとっては一寸した救いである。


さて、肝心のワインの内容に関してだが、

先ず、色は透明感と深さを感じさせ、レンガ色の少しだけ混じったガーネット
そして、拾い出せたエレメンツを挙げて行くとこういう感じである 桜材枯葉なめし皮生の和牛肉スミレ野薔薇ビターチョコ、CognacカラメルButonアッサムティーラズベリーキルシュ漬チェリープルーンエキスArmagnac タンニンはややゴツめ、酸は然程表に出ない。
フレンチオークのバリックを多用した為であろうか、Nebbiolo(ネビオロ)という葡萄、そしてバルバレスコというワインの本当の良さが出し切れていないという印象が残る。
バローロは勿論、バルバレスコの真髄もその独特な酸とタンニンの持つ力にある筈なのである。 時間がかなり経ってからグリップ感が良くなってしっかり溜る様になって広がりと重厚さは感じられる様に変るフィニッシュからアフターへとつながる所にスムーズさが今一つで何処か鈍重さが見える。そしてアフターはややドライな傾向、でも結構長い 1996という秀逸な年のワインで期待は持てたのだが、総体的には少し物足りなさが残った


Les Meilleurs Vins de France
的な感じで点を付けるなら…、17.5/20



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(May. 2016)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい

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