ウィスキーをフィーチャーしたイベントはここ数年で非常に増えた
その中でも、ウイスキーフェスティバルという名は、ウィスキー愛好家及び業界関係者にはもう馴染みになった名前である。
数年前だとウイスキーフェスティバル(以下、W.F.と略す)は年に1回の開催であったが、今や東京以外に大阪開催もレギュラー化して年2回以上の開催になっている。
2015年は京都での開催もあった上に、今年だって何処かで追加開催があるかも知れない。 しかも、このW.F. には子分とも言うべきものまで存在する。 2014年夏にはバーボン&アメリカンW.F. なるものまで開催された。2013年秋には埼玉W.F. なんていうのもあった。更にはボトラーズ&クラフトW.F. まで存在するのである。これを換言すると、(独立)瓶詰業者並び小規模生産蒸留所のウイスキーの祭典という事になる。
W.F. もどこまで増殖すれば気が済むのかと思ってしまうが、子分たちの中で1回きりで消滅するものもあるが、このボトラーズ&クラフトW.F. は2014年に続いて2年振り2回目の開催となったのである。


元々このイベントに行く気は無かったのだが、その日の天気予報は悪かったので、前日朝e+plus で前売り券を買いイベントに参加する事となった。
買ったばかりのGODOX V850(クリップオンストロボ)のテストも兼ねた感じになった。ラジオスレーブを使えば、配線無しで使えるのは結構便利だった。(マニュアル発光しか使えないが、もともとTTL=through the lens なんてあまり信用出来ないからこれでも然して困らない)


会場入りは当初の予定より遅くなって14時になってしまった。先ずは一通り何処にどの様なブースがあるかを見て回ってから、入るブースを決めた。
この手のイベントの常連みたいな業者や店が殆どだったが、Whisky Talk Fukuoka (ウィスキートーク福岡)の関係者達が入口に近い所でブースを広げていた 5月半ばに行われるこのイベントも結構メジャーになってきた感がある。去年11月のW.F. 東京までやって来て一生懸命宣伝していたが、今回再び東京に来襲。



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左画像=福岡は薬院(天神から直ぐ)にあるBar Leichhardt(バー・ライカード)8周年記念ボトルのBowmore 2001・13年 59.1%
この年代のBowmore という事を考えれば全然悪くは無いが、だからと云って取り立てて良いとも言えない。合格点は付けられるであろうか。
右画像=2012年Whisky Talk Fukuoka 記念ボトル=Aberlour 1990・22年 54.8% refill Sherry hogshead で熟成だが、結構シェリーカスクな色が出ている。リフィルでもシェリー樽という感じはあるが、必ずしも綺麗に出ている訳ではない。期待値が大きかったのか、少し裏切られた感も無くは無い。 福岡になんて8年近く足を運んでいないが、再訪の機会を儲けられたらと思う。
福岡の夜は何と言っても、ラテン系! 長い! 賑やか! 訪れる者達を悉く虜にする!



ブレンディド・スコッチやバーボンのオールドボトルが飲めるブースがあった。こういうブースはやはり楽しい!

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左画像=Findlater's 12yo (フィンドレイターズ12年)・特級表記
彼方此方探しているボトルの一つ。この時代の15年も美味かったが、こちらも結構美味い
右画像=Ballantine's Gold Seal・特級表記
Gold Seal と12年が併存していたのは今まで知らんかった


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左画像=J&B 15yo・43%・こちらも特級表記
今時のスッカラカンなJ&B からは想像もつかない程、滑らかで軽快なキャラクターでも味がしっかり乗っていて複雑さもあった。小生もこのボトルを探してはいるが、状態の真面そうなボトルは見かけない。でも何とか手に入れたいものである。

右画像=House of Peers・43%・特級表記
スコッチの有名ボトラーであるDouglas Raing (ダグラス・レイン)が製造販売していたブレンディド・スコッチの一つ。これはその中のスタンダードレンジの物と思われる。これには22年というモルト100%(ブレンディド・モルト)の奴が存在していた。それを小生は去年秋に北新地でテイスティングしている。
80年代前半位までのブレンディド・スコッチは美味い物も多かったというその事実を、諄い様でも改めて思い知らされる訳であった。使う大麦が違う、モルトにしてもグレインにしても仕込が違う、そして使う樽も違うから仕方が無いのではあるが。


 


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wlst101a上段は川口市にあるMilwaukee's Club(ミルウォーキーズ・クラブ)のオリジナルボトリングのウィスキー2種。
この店のオーナーはウィスキー専門誌「Whisky World」の執筆者としても知られる白井慎一氏。

 
左=2010年ボトリングの(恐らく20周年記念)「Premium cask American style whiskey」 ・20年超え・54.1%
元々はバーボンだったのだが、樽のまま日本にやって来て別の樽で追熟されたと思われる。元々の蒸留所名も不明となっているが、このラベルからして福島の藤の川酒造にストックされていたと考えられる。
樽のまま来日した時点でBourbon とは名乗れなくなっているから、American style whiskey という誤魔化した文言しか書けないのである。

右は去年この店の25周年を記念して瓶詰されたバーボン「American Whiskey」・53.5%
Lawrenceburg
で蒸溜された6年熟成原酒を、強く焦した新樽に移し替え、秩父蒸留所で3年追熟したという代物。
ここでだが、アメリカ連邦法の効力の及ばない日本で瓶詰されたこの酒をAmerican Whiskey と呼んで良いのであろうか、少々疑問が残る。恐らくはWild Turkey の原酒と思われる。(Four Roses の可能性もあるが)
どっしりして濃いが、複雑さはあまり感じない。一寸残念な酒に見受けられた


下段=Wall Street という名のバーボン、12yo・50.5%
こちらは完全なバーボンww カリフォルニアのSan Jose(サンホゼ)にあるWall Street Distillers がKentuckey Straight Bourbon を瓶詰したという一見訳分らんボトル。 30年以上前の特級表記の品。101U.S. proof=50.5度で12年熟成。
バーボンとしては中高級品の類で、期待させたが、あまりピンと来る代物ではなかった。元々こんななのか、状態が良くなかったのかは判らない。


兎にも角にも、川口にある店の方にも折を見て足を運ばなければと思う小生である。バーボンだけでもかなり凄い品揃えという事らしいので。

こんなものでは終わらない!
伝説のボトルや懐かしいボトルもまだ出て来るので、Part 2 へと続く!





※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Mar .2016)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。

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