今、国民の意見を二分しているものといえば、言うまでもなく、所謂「安保法案」である!

この安保法案とは集団的自衛権行使に合せて、関連する各種の法律を改正するその法案10本がそれである。

今こそ国民を挙げて大騒ぎ中だが、この集団的自衛権はこれで終わりではない事を肝に銘じなければならない。これは始りで第一歩に過ぎず、集団的自衛権はこの後済し崩しに拡大されるのは火を見るより明らか。 これも我等の宗主国アメリカ様の御威光である。

自衛隊とアメリカ軍の一体化は既に進んでおり、その中からも、アメリカの本音が見え見えな発言も出て来ている。ここでは一体化という言葉を使ったが、下部組織化・吸収というのが正しいのかも知れない。
アメリカからすれば、アフガン戦争以来、対テロ戦争で随分な犠牲を払う破目になっている。州によっては予備役兵すら不足になった所もあったのである。人的な部分は勿論、膨れ上がり続ける戦費が大きな負担になっている。財政の立て直しもなかなか進まない。


そういう中でもアジア地域の軍の再編も迫られている。 この事を長い目で見れば、日本の国益に資する部分より損う部分の方が遥かに大きくなると考えられる。
集団的自衛権が国家の当然の権利だとしても、これを日本が主体的に行使出来るとは到底思えない。
今直ぐにという話ではないにしろ、行く行くは日本に戦争の肩代わりをさせて、出来ればリスクの大きい最前線での地上戦を押し付けて、自衛隊使いたい放題で今迄通りに世界中で戦争をやりたいというのがアメリカの本音なのは、犬でも猫でも分る様な話!
これを極論の一言で一笑に付す事が出来るのか。使いたい放題なんてスマホみたいな話だが、他国に自分の国の軍隊が使いたい放題されたら独立国の体ではなくなる!
この先々、国民の財産も生命もアメリカに吸い取られまくっても、黙って受忍しろというのだろうか?

 

最近になって報道された内部資料についての一連のリークだが、(内容が事実であるなら)2つの意味が見て取れる。
① 防衛省とアメリカ国防総省の間で、シナリオも既成事実もこれだけ作って固めてあるのだから、 日本国民なんていう名の奴隷どもに意見される筋合いはないという事
② こんな明らかに違憲な法律をゴリ押されて、今迄以上に大きな負担を強いられる防衛省や自衛隊は如何なるのだという一種の不満と危惧


 

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集団的自衛権を一気に推し進めたがる人々には「北朝鮮」「中国脅威論」「ロシア脅威論」「東京五輪に向けたテロとの戦い」「国際貢献」といった威力絶大なマジックワードが幾らでも用意されているから始末が悪い。
自衛隊には現在23万人程度の兵力があると言われているが、アメリカの戦争で使い放題にされるとすれば、ただでさえも、少子高齢化の中で自衛官を志願する人間が減ってしまう事も十分に考えられる。
突き詰めると、自国を守る一番肝心の部分が手薄になる事まで考えなければならないという事になる。(アメリカとしても、対中国・対ロシアという事を考えれば、いきなりそんな状態にはさせないとは思われるが…) 将来的には、徴兵制でも敷かなければどうにもならない所まで行ってしまう事も想定される


徴兵制もこの国の国益に資する事は殆ど無いであろう。韓国を見れば、徴兵により社会や国の利益が大幅に損なわれているその様は判る。
官邸主導という形で強権を発動しまくり、独裁国家紛いな様相すら呈している様に見えるが、実の所、戦後70年の節目に当って更なる敗戦と隷属を繰り返し、人類史上最低の敗戦国に成り下がるのであろうか?

安倍政権は対米隷属売国政権としか思えない。 その上、法に縛られず自由にやりたい様にやらせろなんていう輩が、政権を握るのは近代国家でも民主主義国家でもない。 そんな安倍晋三に、現在又近い内に対抗し得る人材が自民党内に見当たらないのも事実で、自民党は既にぶっ壊れている感がある。

官邸サイドの切り崩し工作で、総裁選=事実上の首班指名選挙が無投票という異常事態である。このぶっ壊れた政党が衆議院で6割以上の議席を持っている、これこそが自民党で、この国の政治のレベルにして民度なのである。
「強いリーダシップ」「決められる政治」というものを欲してきた結果がコレだというのなら、日本人の民度はやっぱり
糞!



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Sep. 2015)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。

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