2014年の夏は、結果として北総7260形最後の夏となった。まだ御記憶の御仁も多かろうが、関東は恐ろしい暑さなのに天候はあまり安定せず、撮り鉄泣かせの夏だった。
そんな中、小生は7~8月にかけて立石駅付近のカーブに数回足を運んだ。青砥から高架を降りて来て直ぐに急カーブする場所である。
押上線連続立体化工事の用地は確保されている様で、このポイントで撮れるのもあと僅かかも知れない。光線状態としては夏場の15・16時台がイイ!
季節によってポイントやターゲットを分ける事も重要な努めである。

実は夏場に京成を撮りに行く事自体、小生にとって稀で、恐らく4年振り位であったように思われる。京成押上線の撮影も約2年振りとなった。立石界隈というと四ツ木寄りのストレートでの撮影はあったが、このカーブは去年の夏が初めての参戦であった。
この参戦のきっかけは、この7260ではなく、京急1000形1057F=Yellow Happy Train をこのポイントで撮影した画像をネットで見たからなのである。


hx7268d

ここがあくまでも京成の撮影地だが、メインターゲットは京急の色つきの車だった。
1000形1500形600形しか来ないのだが、三浦の方まで行くのは大変であるからこんな所でも良いかと思っていたのであった。あとはC-Flyer千葉NT鉄道9100形)でも捉えればという感じで足を運んだわけで、1編成しかない北総7260なんて出逢ったらそれは本当に奇跡に近いものと思っていた。


ただ、そんな中で北総7260も3回押えられた。結果としてはこれが最大の収穫だったと言える。 ここは意外と有名な場所らしく、7260形を狙っているではと思われる人間が日々数名はいた感じである。
北総7260が一番人気だった様で、先客がいて最適なポジションが取れない事も多かった。最適なポジションを取れるのは2人が限界か。直ぐ近くに自販機があり、熱中症対策に一役買っている。これに日焼け止め、タオル、帽子でもあれば2時間位は撮り続けられる。


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最適なポジションが取れても、実際の構図作りはそう簡単ではない。
画面右側の障害物をかわし、左側では最後部が架線柱に被らない様抜くのは大変である。ただ、下町の住宅地の中を縫う様に走る京成らしさ炸裂という所かww


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上の2点とは少々アングルを変えたショット、というよりは最適なポジションを取れなかった時のショットである。ケツは窮屈にせずに楽々抜けたのだが、住民が勝手に作った生垣?から枝葉が伸びて画面に入って顔に被る。下町の私鉄沿線で、如何にも夏場という光景と諦める他はないが、これも数年内に見納めとなる公算が高いから貴重な絵となるのだろう。
去年の夏は結局、このポイントで京急1000形1057F を捉えるという本懐は遂げられなかったが、それ以上に貴重な獲物は釣れたという事になる。 2014年の夏は先述の様に、天候が安定せず撮影に行けた回数も少なかった中で、最大の想い出はこの北総7260だったという事になるのだろうか。(5月の高岡遠征はあくまでも初夏w


立石のカーブでは厳密にいうと、2つポイントがある。一つは立石駅から2つ目の踏切から直ぐの神社脇の路地。もう一つは寿司屋を目印に町医者の脇から入る路地のポイントである。前者の場合、時折車が来る上に、電線の影がかかってしまう事が多い。
その上、カーブ内側の歩行者や自転車がやたら入ってしまうので勧められない。上記3点の画像はいずれも後者のポイントから撮ったものである。
因みに、前者のポイントで撮った作例はコレ=京急600形606F・アクセス特急久里浜行き


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夏が過ぎた後、秋に入ると天候不順等で撮り鉄jの回数自体が少なかった。冬場もワシクリに北上したり、京急方面に南下したりで京成・北総沿線に行く機会は殆ど無かったので、この北総7260に遭遇する事もなかった。そして、再会を果たすのはあの日になるのであった

 いよいよ「京成顔」の最期の時に向けて、Part 4 へと続く!


※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Apr. 2015)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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