毎年最初の四半期は心が重くなる。 今年の場合はそれが極端な形となったのか、 Twilight Express はくたか 北越 あいづライナー 等の運行終了、北斗星定期運行終了といった事が話題をさらってしまう春になったorz。

これらと時を同じくして、嘗て京成の主力車として活躍していた3300形、そして北総にリースされていた北総7260形終焉を迎えた

Frankly speaking、小生は山手育ちである為か、京成とはあまり縁が無く乗車した経験は非常に少ない。その上、幼少期から京成のイメージいうと「高い」「ダサい」という様なマイナス方向のものが強かった様に記憶している。 小生の幼少期に於いて、初代3000形~3300形に到るまでの「赤電」と呼ばれたいわば「3000軍団」が京成の代名詞であった。ステンレス車ばかりになった今の光景を見れば、隔世の感がある。

1990年代に入ると初代3000形の廃車が始り、2007年に3200形が全廃になると、赤電の残党は3300形だけになった。 そんな赤電車の最終章を飾らむと、2009~2013年にかけてリバイバルカラーが施される事となり、 青電塗装=3356F赤電塗装=3324Fファイアーオレンジ=3312Fの3本がお目見えした。だが、この中で押えられたのは赤電塗装3324F のみに留まった。

ks3324@ara

2010年3月末、荒川を渡る所を撮影。サイドが暗いのが残念凡そ2時から8時の方向に線路が走っている所で、北から撮る形になる。リバイバル塗装を捉えたのは良かったが、時期が悪かった。3月だと、側面への陽の回り込みが充分にはならない。北西方向まで陽が回る夏場の撮影地である。

ks3324@nkgw

2011年4月、高砂~青戸間・中川の堤防から撮影。サイドが暗い。順光時間は終わっていたのである。2時から8時の方向に線路が走っている所を南から狙う撮影地。正午過ぎ位がベストタイム、こういう場所は冬場用である。 4月にもなると早く西寄りに回ってしまうから順光時間は短く、陽も高いので元々無理があるのである。

ks3301@senj01

中川で赤電塗装を捉えたのと同時期に標準色を1度だけ捕えられた。4月上旬で、桜もほぼ終わりという時期で、時刻も10時半に近かったので、光線も少し高過ぎな感じで、やや面薄であったのが如何せん悔やまれる。

この時は東日本大震災直後の混乱期で、京成本線の普通は4連運行が比較的多かったと思われる。この事が皮肉にも3300形を曲がりなりにも押えるチャンスをもたらしたと思われる。 この後も、3300形が運用に就く可能性がある所を考えて、金町線・千葉線にチャンスがあると期待して何度か繰り出してはみたものの、リバイバルカラー各種、標準色何れも遭遇する事なく時が過ぎて、2013年までにリバイバルカラーは姿を消し、その後標準色4連×2本だけが残った。

勿論小生も京成ばかり集中的に追いかけている訳にも行かないので、抑々シャッターチャンスは限られるというのもあるが、結局、4年振りのシャッターチャンスがラストランになろうとは…orz

3300形の中でも最後まで残っていた内の1本が一番古い3301F=1968年製だったとは…。もう1本の3341F でさえ、1972年製である。8両の平均年齢は45年で、関東の車としてはw結構な大往生だったかも知れない。

2月28日、 3300形ラストラン 、そのダイヤを見ると、上野10:13入線、出発は10:23 AE100形のモーニングライナー1本をウヤにして、空けさせたスジで3300形を送り込み、臨時特急としてラストランをさせたという事だったのだ。 ダイヤから考えると光線状態が微妙になる所が多く、そもそも住宅地の中を縫う様に走っている区間が多いので、撮影地の選定には苦労した。

最終的に町屋~千住大橋間のカーブが妥当と見て、2月28日朝、向ったのであった。ある程度の混雑はあっても、激バにはならないだろうと思っていたら、通過90分前=朝9時の段階で既に大混雑!まともなポジションは取れなかった
9時過ぎにはポジションを決めて、何本かは撮った。その後、10時になって、ケツ打ち用のアングルにセットし、10:05位に現場を通過する上野への送り込みをケツ打ちしたが、事もあろうに何と失敗=ピント外しorz
小生の経験則からすると、アウトカーブ0度構図のケツ打ちは難しいのである。


ks3301final


本命の成田行きだけは失敗出来ない。再び念入りにチェックをして備えた。そして、 ラストランの臨時特急成田山号 が10:31(ほぼ予想通りの時刻)にやって来た。こちらはきっちり成功! ただ、見ての通り、やや顔薄状態。結局3300形を充分な光線状態で捉える事は叶わなかったのであるorz いっその事、早朝出発で佐倉近辺に繰り出せば良かったのではという後悔は残る。
これでこの一日終りでは勿体無い。
折角なので、京成グループの新京成の新塗色車を撮っておこうと思い立った。ロケ地は二和向台~三咲間のカーブ。千住から南下し錦糸町から首都高・京葉を走り、花輪I.C. から二和向台を目指したが…、船橋から鎌ヶ谷に向かう県道は渋滞だらけで二和向台に着いた時には順光時間は終りに近かった


sks8811@ftwk01

それでも一発目で、ももいろ新京成Z (?)となった8800形・8811Fを捉えた。結局1時間弱撮影して、その後、付近で東武野田線を撮れる場所が無いかと思い、ロケハンしたが、収穫なし。最後は鎌ヶ谷大仏駅近くにある酒のビッグボスで買い物して帰京した。
その日、鎌ヶ谷付近は道路交通がマヒ状態に近かった。鎌ヶ谷近辺の道路事情は総体的に悪過ぎるww
京成ではこれからの数年で車両の交替が一気に進みそうな模様だが… 次に消されそうなのはひょっとしてコイツか?

ks3573@senji01

3500形未更新車3573F=2011年4月撮影 3500形は4連×24本=96両が製造されたが、未更新で残っているのは4連×4=16両のみで、同形式では既に24両の廃車が出ている。16両残存する未更新車は数年内に淘汰されると見られている。先日も千葉線の運用に入っているかと期待して、幕張本郷付近に行ってみたが、完全に空振りorz

3300形ラストランの終着地、京成成田が超激バ状態になって、一騒動起きてしまったという話は数日後に知った次第であった。でも小生はここで思った、抑々京成ってそんなに人気あったのか?ww

Part 2 に続く!



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Apr. 2015)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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