Whisky Festival Tokyo 2014 開催記念ww

ウィスキーファンなら先刻ご承知と思うが、スコッチモルトの原酒不足は今や常態化していて、ここ2~3年の間の
価格高騰は凄まじい!
所謂ボトラーズで15年レベル程度の物でもかなりの値段になっている。これに円安が加わって、日本での価格を更に押し上げる。 今世紀に入ってからというもの、ウィスキー自体の需要の伸びは新興国市場を中心に恐ろしいものがある。これを追い風にして、大企業は傘下の既存蒸留所を拡張し、新しい蒸留所も建設している。その一方、クラフト・ディスティラリー又はマイクロ・ディスティラリーと呼ばれる超小規模蒸留所も続々オープンしている。


5大ウィスキー以外(註1)にも、インド、フランス、オーストラリア等々で産されたウィスキーが流通する様になっている。 70年代終盤から80年代にかけてのウィスキー不況が嘘の様である。
1970年代終盤から80年代にかけてのウィスキー不況の影響で、業界は大幅な再編を強いられ、マイナーな蒸留所を中心に次々と潰されていったのは、犬でも猫でも知っている話である。そこから90年代前半にまでの生産量は低めに押えられていたのは想像に難くない。この年代に蒸留された原酒が、20~30年又はそれ以上というレンジに入ってきているのである。
原酒需給バランスが逼迫するのは当然で、投機的資金も入って来る可能性も高く、価格高騰は必然と言えなくもない。

ウィスキーは、スコッチの場合、最低でも3年熟成が必要だが、実際の所は、蒸留してから商品にするまで5年、10年、15年、更にそれ以上は平気でかかる。製造から換金までの時間がワイン等の場合より長く掛ってしまうという事であり、本来なら、ある程度の資本力が必要になってしまうという事である


原酒供給の逼迫度合が一番高いという事に於いては、Macallan はその代表選手の一人である

その為か、年数表記のあるものを通常ラインナップから外し、NAS(non age statement)のみにしてしまった。(註2)
しかもMacallan は中国人に大人気、おかげで出回るフェイクボトルも数知れず、そんな状況もあって、トールボトル時代の品は狂乱状態の価格になってから久しい。
MACALLAN (10年) cask strengh も今や殆ど幻に近く、伝説のスターになりそうな模様である。


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左上=90年代流通の日本向け正規品・10年という表記もされている。2014年4月、大阪市内の某バーにて

右上=2000年頃の欧州向けで、リッター瓶。イタリアのコレクター経由で日本に入荷した物らしい。去年小生が購入、しかも3回払いwww

左下=真っ赤なラベルが特徴のアメリカ向けボトル・90年代流通

今年4月、大阪市内の某バーにて
欧州向けは以前にも飲んだことがある上に、左上の物は未開封でしかも価格もかなりのモノだったので、左下のアメリカ向けをテイスティングした。結論から言えば、アメリカ向けは複雑さに欠ける!結構あっさりと終ってしまう感がある。
欧州、日本向けの方は樽のきつさがあったとしても、 コク、多層感や味のグリップの良さで充分カヴァーして余りある。7年位前になるが、横浜市内で頂いた欧州向け80年代終盤ロットの味はまだ記憶の片隅に残っている。


MACALLAN (10年) cask strengh
と一口に言っても、実に沢山のロットがリリースされている。

ラベルのデザインや年数表記の有無という外見上の事は勿論、中身も当然それぞれに違いがあるから、意外と奥が深い代物でもある。若い時にもっと色々入手しておけばとガチで後悔してしまう小生であった。



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Nov. 2014)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい



(註1)スコッチ、バーボン、ジャパニーズ、アイリッシュ、カナディアンを指す
(註2)読んで字の如く、年数表記無しという事。実はこのNAS にも利点はある。幅広い年代の原酒をブレンドし易いのである。熟成年数を表記する場合、最低熟成年数になるため、例えば5年~30年のブレンドの場合、5年としか書けなくなるので、5年という目で見られがちである。こんな場合はNAS の方が売り易いし買いやすい。




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