静鉄はこの手の私鉄としては小生意気にも、LuLuCa という独自のIC カードも出している、これに留まらず、各種交通系IC カードでの乗車も可能である(ジャストライン=路線バスも同様)。ただし、LuLuCa 以外のカードのチャージは一部の駅の有人改札口に限られる。
僅か11㎞の間に15駅が存在し、所要時間は20分程度。静岡~清水間の東海道本線とは所要時間で6割増しになってしまうから直接的な競争は出来ないし、極めて限られたエリアなので、競争の意味すらない


JR に対抗し得る部分は高頻度運行である。JR は時間当たり4~5本だが、静鉄はデイタイムで時間当たり10本程度、朝のラッシュ時は最大で15本近くまで増える。

sz1005@hiy01
1005F LuLuCa ラッピング 2011年3月に日吉町駅付近で撮影

清水という所…
某会社の企業城下町を飛び越して、独裁国家状態
だという人もいる。
人、モノ、資本が外部から流入する事が殆ど不可能で、社会の硬直化が酷く、高齢化も進んで5割を超えている地区もあるという。
静岡清水線だけでは、将来的には相当厳しいと考えられる。 いっその事、LRT 化したら?


外国ではシティコミューター又はLRT 的な見方をされる。今のままでも殆どLRT 状態である。1000系も18m級車体なのだが、幅が狭く、車体のサイズとしては小さい。広電や北陸の各LRT の様な車両に替えても違和感はない。
しかし実際LRT 化するとなると、駅を電停に改造する必要が生じてしまう。将来的な事を鑑みると駅から電停にしてしまう方が良いのかも知れない。
LRT に変更するなら、静岡清水線だけというのでは上手くない気がする。 静岡市内線を県庁や本通り方面に増設する。 唐瀬街道方面=北方向、又は東名静岡I.C. 側エリア=南方向や安倍川を越えて丸子方面=西方向への路線新設。 という辺りならあり得ない訳ではないであろう。
ジャストラインでもかなりの高頻度運行をしている路線が結構あるので、域内の移動需要はそれなりにあるのではなかろうか。


sz1008@hiy01
1008F 静岡けいりんラッピング 2011年3月・日吉町駅付近で撮影

sz1008@ksn01
1008F 新静岡CENOVA(駅ビル) のラッピング 2012年4月・草薙駅付近で撮影

ここまでの画像と以下の画像を比較すると、、ラッピング以外でも決定的な違いがあるのが判る。 クーラーキセとパンタである。
1008F までは集中式クーラーキセ&デカパンだが、1009~1012F は分割式クーラーキセ&クロスパンタを載せている。

sz1010@kzsn01
1010F 劇団四季 Cats ラッピング 真っ黒になったボディが異彩を放つ 2013年8月・草薙駅付近で

sz1012@ksn01
宇治金時を思わせる?静岡銀行カードローンMe Plus ラッピングの1012F 2012年4月・草薙駅付近で

1000系初期車の車齢は40年に達し、最終増備からも30年以上が経過した今、静岡鉄道は大きな曲がり角に差し掛かっているのは間違いない。


※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Aug. 2014)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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