mstw17sesn02Mosstowie 17yo 66% Sestante

派手目で主張が強い中にも僅かにポップなテイストを入れたこのラベルデザイン、地色もマゼンタ被りではなく、元々淡いピンクなのである。
Mosstowie なんていう恐ろしく地味な酒を派手な見た目のボトルに入れてあるという一種のアンビバレンスww
80年代前半のリリースと思われるので、蒸留は60年代中期位か?


色はアンバー 微妙なエステル感から入り、薄いシェリー感、樽は2nd fill Sherry の様である。
シナモン、ホワイトチョコ、杏、洋梨と出て来て、エステル感からトロピカルフルーツ感が出る。そこにアーモンドクリームが加わって、少々フルーツタルト的なニュアンスになる。カスタード(クレームブリュレ)にアップルパイ。
何せ、66%という度数ではアルコール感は爆裂であるが、このアルコールに引っ張られるようにしてモルト感が出て来る。そして、何故か塩っぽさまで感じられる。 ただ、少々緻密さには欠けるきらいがあり、フィニッシュにかけての伸びやかさも期待値に届かず、余韻もmedium long という程度。


Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点と付けるなら…、17.5/20

非常に乱暴な見解ではあるが、スターになれない所詮日陰の存在でしかなかったその理由がどことなくでも分る気がした。

今更説明するまでも無い事とは思うが、Miltonduff 蒸留所には嘗てローモンドスティルが設置されていて、このスティルから作られたモルトがMosstowie だったが、1981年で生産終了し通常のスティルに置き換えられた。
Miltonduff は、Glenburgie 同様、あまり派手ではないものの、高く評価される実力派の蒸留所(両者ともBallantine's の主要原酒)。 因みに、Glenburgie にあったローモンドスティルからはGlencraig が作られていた。MosstowieGlencraig 共々実験的な存在から出られず、あまり陽の目を見ずに終わった理由としては技術的な部分と蒸留所の置かれた状況の変化の両方があると言える。
ローモンドスティル(Lomond still)はHiram Walker(1937~88年までは Ballantine’s の親会社)の技術者だったAllistar Cunningham によって1955年に開発された。一つの蒸留所で複数種類の異なるタイプのモルトを自在に作り分ける技術の開発の為だったといわれる。 ネックの部分が太い円筒になっているのが特徴で、その中に角度可変式の棚板が複数段存在し、ラインアームも角度可変になっている。
ローモンド・スティルはその名の通り、Loch Lomond は言うに及ばず、Inverleven にも設置されたが、1基は後にScapa に移され初溜釜になり、Inverleven にあった1基は2010年にBruichladdich に渡った。



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Feb. 2014)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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