et1006@kmj
(遠鉄1006F 西鹿島行き 2012年10月 自動車学校駅南側で撮影) 
※ここの画像の撮影地は全て新浜松行きに対して午後順光(西鹿島行きは後追い撮影)


遠州鉄道1000形
遠州鉄道はJR 浜松駅至近の新浜松駅から浜北を経由して西鹿島駅で天竜浜名湖鉄道に接続するローカル私鉄、地元では赤電と呼ばれ、全長17.9㎞の全線単線であるが、1000万人/年の利用者がいる様である。

遠州鉄道発足40周年を記念し、旧型車を置き換えるべく1983年11月に登場した19m3扉車で製造元は日本車輛製造(場所が場所だけに当然のごとく)。地方私鉄としては意気込みのあるデザインを採用したが、制御方式は単なる抵抗制御である。増備は1996年まで続き、2連×7本=14両が存在する。

1003F からはボルスタレス台車を採用。尚、初期車については更新が始まっている模様である。

遠鉄電車の特徴の一つは、車両間の仕切りのドアがなく大きな間口になっている事である。東京メトロ6000系等で昔見られた形である。
1999年に1000形のVVVF 版というべき2000形が登場し、こちらは現在2連×5本=10両が現存。 因みに、現在のデイタイム12分ヘッドのダイヤも1983年から。
この遠州鉄道、ローカル私鉄でありながら、クソ生意気にも すべて自社発注車で賄う健闘ぶりで、全て鋼製車であるのは今時珍しい。静岡鉄道がステンレスの1000系のみなのを思うと、遠州鉄道は意外な穴場か?
ステンレス車に辟易とさせられている関東の人間にとっては癒しの効果もあるのか?


新浜松~上島(かみじま)間は高架になり(1980年から徐々に進められていた)、上島以北は住宅地の中が殆どで、沿線撮りの場所は非常に少ない。 1枚目は自動車学校駅から南側の地点での撮影だが、見上げる様なアングルでやや撮り難く、パンタが隠れてしまうという難点がある。

et1005@jdg01

(自動車学校~さぎの宮間 2013年5月下旬)
東名高速を潜る所で撮ったもの。自動車学校駅の少し北で東名高速とクロスする。自動車学校は遠鉄の自動車学校である。東名高架下で構えて、高架を潜る直前の電車を撮るとこうなる。 これより駅寄りで撮る事も可能であろうが、東名と自動車学校が大きくバックに入るので、お勧めできない。

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(積志~遠州西ヶ崎間 2013年7月下旬)

二俣街道積志北交差点からすぐの踏切脇、ここは住宅地の切れ目で畑が残っているが、順光で撮影出来るのは夏場の陽の長い時期の夕方近くに限られるが、17時台になると4両運用もあるので、なかなか楽しめる。

et1006@sks01

7月下旬の18時近辺で夏の夕日に照らされ、赤電が更に赤くなる絵も撮れる。 何の義理立てをする理由はないが、また機会を改めて遠鉄の画像を紹介したい。とはいっても、基本的に1000形2000形しかない様なもので、見た目に殆ど違いがないから決して面白いわけではないのだが…

悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様にマンセー!マンセー!マンマンセー!というノリで…、
Part 3 へと続く!




※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Dec. 2013)の事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。

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