Mastroberardino(マストロベラルディノ)といえば、南イタリアはCampania(Napoli のある州)を代表するワイン生産者で、この地方のワインの名を一躍高めた大功労者。

avellino2002n011980年代に南イタリアを襲った大地震でダメージを受けながらも、それを機にワイナリーを進化させ、1990年代の御家騒動も乗り越えてイタリアを代表するワイナリーに成長したのは有名。
代表銘柄Taurasi(タウラジ)は今やイタリア最高の赤ワインの一つだが、今回はこのワイナリーが力を入れる白ワインを取り上げる。


その名はFiano di Avellino(フィアノ・ディ・アヴェリノ


色は意外と若々しい。やや明るく僅かに緑がかった黄色
最初の段階ではレモン、グレープフルーツ、微かに干し草。 蜂蜜、洋梨ミラベル、パイナップル、イエローキウィ、パッション、パパイヤという辺りのニュアンスが出現する。
換言すれば、黄色い味のワインという事にもなろうか。

酸はまだそこそこ強いが、時間はかかっても、丸く膨らみが出て来る。
ミネラルも感じられ、結局バランスはかなり良いと思われる。そしてまだ熟成してゆく余地もあると思われる


これはまだ2000円台で売られている、Best Value!
Fiano という品種が持つ糖度が上り過ぎ易く、醸造管理が非常に難しいという欠点を克服し、その潜在能力を引き出す辛口白ワインを作りを確立したMastroberardino という作り手の実力が素直に分るなかなかの美酒

Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付ければ…、17.5 / 20

関連記事=Taurasi Radici 1998 Mastroberardino


Fiano di Avellino
Avellino 周辺の標高500mほ程の丘陵地で作られる白ワイン。使用品種はその名の通り、Fiano 種。2002年まではD.O.C.、2003年からD.O.C.G.に昇格。他の主要生産者はTerredora、Struzziero、 Feudi di San Gregorio 等。


Azienda Vinicola Mastroberardino
Campania で第2次大戦前から続く唯一のワイン蔵で、17世紀からワイン造りを始め、1878年に7代目当主Angelo により現在の形態となる。一貫して土着品種に拘るワイン造りを貫いて、今の名声を築く。
現社長は10代目=Piero Mastroberardino(ピエロ・マストロベラルディノ)
ライバルとされるTerredora(テラドラ)は1994年にここから分離したもの。Terradora の社長で2013年1月45歳で死去したLucio Mastroberardino はPiero の従弟という事になる。




※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Sep. 2013)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。

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