コイツを憶えていますか?」なんて言っても、アルルの女第2組曲・メヌエットが流れては来ないので悪しからず!

ablr100@ngy01n  ablr100@ngy02n
 
ABERLOUR 100proof (lot 1990s)
今は存在していないアイテム。100proof という通り、度数は57.1%。
画像の物は1990年代の100cl(リッター瓶)だが、他に33clのボトルもあった。
元々は免税店での販売用のアイテムだった。10~15年前後の原酒を中心にヴァッティングして作られていると思われる。
原酒の一部はシェリー樽なのは間違いない。 終売時期は覚えていないが、素直に美味しいと思える酒だった。


際立った所はないが、バランスが良く、度数の高さもあって一寸したパンチもあり、Aberlour の素性の良さは感じられた。上質なSpeyside の見本の一つだったかも知れない。
この蒸留所の最近のボトルはかなり軽くなっている一方、a'bunadh の様な少々際物っぽい物も目立つ。
現在この100 proof が存在しないのは残念だが、もし作られていてもグレードダウンは避けられなかったかも知れない。



Aberlour Distillery
1826年にJames Gordon及びPeter Weir の手により創業。1879年に火災で焼失も、直後に銀行家だったJames Fleming により再建。1880年代にAlfred Bernard が行った一大調査旅行で1887年に訪れた際に" perfect modern distillery " と評された。1898年にも大規模火災に見舞われるが、再建と共に規模も拡大。
その後、数回のオーナー交代・2度の操業中止を経て1974年からPernod Ricard 傘下に。2002年には新しいビジターセンターもオープン。蒸留釜は2対、年産320万リットル(アルコール換算)



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Aug. 2013)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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