druet96vmr01n先ずはテイスティングに使うグラスに迷ったので、ブルゴーニュ用・ボルドー用の両方のグラスを使ってみる。

色はややクリアなガーネット、熟成を感じさせる色。
先ずは、土、枯葉、ヒラタケ、ポルチーニ茸、マッシュルームというニュアンス。そこから、レッドチェリー、赤スグリ、ラズベリーが出て来る。
口蓋内でも赤系果実が中心だが、熟した黒系&青系果実も加わり、赤系一辺倒ではなくなる。
基本的に酸もタンニンも思ったより強く、開くのにはかなり時間と忍耐を要する。


ブルゴーニュ用グラスでは、酸とキノコ系、赤果実系の香りと味が際立つ。ボルドー用ではボディが鮮明化する傾向になる。
ボディの中に、シナモンやクローブ、キナリキュールのヒントが微かに加わる。 余韻はまろやかな赤系果実リキュール梅酒キナリキュールが微かに入る。尻上がりに伸びやかになる。

 
このワインはLoire に於けるCabernet Franc(カベルネ・フラン)の理想的な作品の一つとも言えよう。
Bourgueil(ブルグイユ)の中でも最高の畑から作られるというだけの事はある、流石!

先月取り上げたCharles Joguet との比較でいえば、A.O.C. の違いはあるにせよ、Joguet は少々イレギュラーなスタイルであり、Druet はオーソドックスな形に近い。


実はこの作り手のワインも一般市場に出回り難く、入手困難な状況である。特定の顧客が大部分を押えてしまうからである。

 
Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるなら…、 18 / 20

Pierre Jacques Druet
酒商の家に生まれたPierre Jacques Druet は高校時代をBeaune で過ごし、Bordeaux の大学でÉmile Peynaud 教授の下、醸造学を学ぶ。
Bourgueil に移りワイン造りを始めたのは1980年、そこから頭角を現し、同地区を代表する生産者になる。Bourgueil だけでも、"Grand Mont"、"Vaumoreau"、"Fiefs de Louys"、"Les Cent Boisselées" 等のcuvée を作っている。Bourgueil のイメージが強いが、Chinon も生産している。


比較参照記事=Chinon Clos de la Dioterie 1997 Charles Joguet



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Jul. 2013)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。

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