先日、Paul Jaboulet Aîné(ポール・ジャブレ・エネ)のCôte Rôtieを取り上げたが、今回は本丸とも言うべきHermitage を取り上げる。
 
lachapelle94n1 ストレートに結論から先に言えば、思ったほどの迫力はなく、少々拍子抜け。
1990年代以降、一部の評論家からは酷評される様な状態であったが、この1994もRhône の作柄自体は悪いとは言えないのだが、このワインの下馬評は総体的に芳しくなかった。


色は深めのガーネットで、オレンジレンガ色は出ていない。年相応という感じ。
先ずは黒スグリ西洋杉が御出迎え。なんだかBordeaux みたいな感じだが、Hermitage でもよくある事。 ブラックチェリー丁子、桂皮、リコリスミント土、枯葉、カカオ苺のリキュール等といった要素が感じられた。
ただ、その先の展開からあまり多くを期待出来る感じではなかったのが残念である。盛り上がりや伸びやかさも期待値程ではない。余韻はこのワインとしては及第点という程度か。


Hermitage la Chapelle(エルミタージュ・ラ・シャペル)といえば、燦然と輝く名前である。
Hermitage の中では勿論、フランスワインの中でも頂点を極め得る様な超名品である。1990年代に入り経営状態が悪化すると、その名声にもやや陰りが出て来る様になり、評価の方も芳しくない様な状況になる事もあった。



Paul Jaboulet Aîné は1834年にTain de Hermitage で創業し、以来5代にわたり続いたが、1990年代位から経営不振に陥り、2006年1月に身売り。Château La Lagune のオーナー=Compagnie Financière de Frey の経営になった。
肥大化したBordeaux、Champagne の資本に他の地方の名門生産者が飲み込まれるという事の典型になってしまった。


身売りの後、Nicolas Jaboulet(ニコラ・ジャブレ)はヌフパプの名門Château de Beaucastel で有名なPerrin 家のMarc Perrin(マール・ペラン)と組んで、Nicolas Perrin(ニコラ・ペラン)なるネゴシアン(nègociant)を2009年に作って活動している。
Rhône の北部・南部を代表するビッグネームのジョイントになるが、以前から両家の間には親交があった。
この新しいメゾンのHermitage を小生は年明け早々に入手する見込みである。


Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるなら…、17 / 20

関連記事= Côte Rôtie Les Jumelles 1997 Paul Jaboulet Aîné



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Dec. 2012)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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