jumelles97n01Paul Jaboulet(ポール・ジャブレ)は超有名なHermitage La Chapelle(エルミタージュ・ラ・シャペル)のイメージが強く、実際に得意にしていて一番力を入れているのもHermitage である。
しかし、ネゴシアン物ではあるが、レベルの高いCôte Rôtie(コート・ロティ)も作っている。このワインに冠せられているJumelles は双子の姉妹という意味


1997年は、Paul Jaboulet が身売りする前で、本当にPaul Jaboulet だった時代の懐かしい貴重なワインである。
フルーティーなニュアンスが先行する。あとからスパイシーな要素が出て来る。
カシス、ブラックチェリーのジャム、ラムレーズン、ブラックベリーというあたりが少々のミネラル感ミンティーな感じを伴い入ってくる。
そこから葡萄ジュース、チェリーブランデーやカシスリキュールになって抜けて行く。 途中から、ベーコンの脂、カルダモン、白胡椒、黒コショウ、Fernet Blanca葡萄ジャムが参戦してくる。


結構Côte Rôtie らしくはなってくる。明瞭感はそこそこあるのだが、惜しいのは、余韻の長さが充分ではあるが少し物足りない事か。

Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付ければ…、17.5 / 20



Paul Jaboulet Aîné は1834年にTain de Hermitage で創業し、以来5代にわたり続いたが、1990年代位から経営不振に陥り、2006年1月に身売りをして、Château La Lagune のオーナー=Compagnie Financière de Frey の経営になった。
肥大化したBordeaux、Champagne の資本に他の地方の名門生産者が飲み込まれるという事の典型になってしまった。その地域や畑に受け継がれた精神性やテロワール(土壌)が踏み荒らされ、画一的な商業主義ワインの粗製乱造が起きる事を危惧せねばならないのである。
Frey 家の人間はPaul Jaboulet 買収に際してこう言ったらしい、「Bordeaux の洗練を植え付けてやる」。
もし本当なら、Rhône を冒涜した話であり、頭がおかしいとしか思えない!てめぇらのやってきた事棚に上げてふざけんなとしか言えない。


身売りの後、Nicolas Jaboulet はヌフパプの名門Château de Beaucastel で有名なPerrin 家のMarc Perrin と組んで、Nicolas Perrin なるネゴシアン(nègociant)を2009年に作って活動している。
Rhône の北部・南部を代表するビッグネームのジョイントになるが、以前から両家の間には親交があった。この新しいメゾンのHermitage を小生は間もなく入手する見込みである。



※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Nov. 2012)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。



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