There is nothing that lasts forever on earth こんな事は犬でも猫でも判る様な話なのだが…
6300系特急の終焉というのはそれ以上の意味を持つ様に感じてしまう小生である。


hk6352@sozj01

2008年10月に柴島浄水場近辺で撮影した画像である。
この時点で、既に9300系に主力の座を明け渡していた。ここは比較的有名な撮影地なのだが、実は架線柱のみならず、歩道上の電柱の影が掛って来る。非常に厄介で絵作りがし難い。
淡路駅付近の高架化に伴い、この付近まで線路が高架になる。既に工事は始っていて、背景も変わってしまっている。このポイントで撮れるのはあと僅かか。
ここから南方駅寄りに行っても撮影ポイントはあるのだが、そこでの撮影も出来なくなる可能性は高い。


hk6330@sozj01


hk6330@sozj02

こちらは6300系の派生系列で1編成のみ存在した6330系
梅田側の先頭が2丁パンタなので容易に見分けがついた。これのみが制御方式が抵抗制御ではなく界磁チョッパである。
小生からすると通常の6300系よりこっちの方が嬉しいショットなのだが、この編成(系列)も敢え無く2009年秋に廃車されてしまった


6300系が登場したのは1975年、私が小学校に入学した年だった。親から買ってもらった図鑑で見た時から、憧れになる車両の一つだった。最初に乗車出来たのは1983年、中学生になっての事だった。
特急専用というのが一目で判る出で立ち、上部にアイボリーの帯を巻くのは当時はまだこの系列のみだった(註1)ので、特別な車である事をより一層印象付けていたと思われた。

同じ様な車両は当時関東でも京急先代600形・2000形もあったが、存在感やグレード感で阪急の方が遥かに上回っているのは明らかだった。

After long enough of being alone, everyone must face their share of loneliness
In my own time nobody knew the pain I was going through
And waiting was all my heart could do
Hope was all I had until you came
Maybe you can’t see how much you mean to me
You were the dawn breaking the night
The promise of morning light filling the world surrounding me when I hold you

Baby, baby..., Feels like maybe things will be all right
Baby, baby..., Your love’s made me free as a song singing forever

Only yesterday when I was sad and I was lonely
You showed me the way to leave the past and all its tears behind me
Tommorow may be even brighter than today since I threw my sadness away
Only yesterday

I have found my home here in your arms nowhere else on earth I’d really rather be
Life waits for us, Share it with me
The best is about to be, so much is left for us to see when I hold you

Baby, baby... Feels like maybe things will be all right
Baby, baby... Your love’s made me free as a song singing forever

Only yesterday when I was sad and I was lonely
You showed me the way to leave the past and all its tears behind me
Tommorow may be even brighter than today since I threw my sadness away
Only yesterday

Only yesterday when I was sad and I was lonely
You showed me the way to leave the past and all its tears behind me
Tommorow may be even brighter than today since I threw my sadness away
Only yesterday


奇しくもこの車が登場した1975年にCarpenters が放った名曲、"Only Yesterday " である。 (註2) ( どの様な曲かは、こちらこの辺り を参照の事 )


京阪国鉄に押されていた阪急にとってはこの6300系が将に、dawn breaking the night というべきものになったのである。
この車に対して、永遠に歌い継がれる歌の様な存在になると確信したと同時に、悲しみすら置き去りにさせる明日への灯の如き存在にすら思えたのかも知れない、それこそ阪急にとっても、又利用者や鉄道ファンにとっても。
更に、2番のA メロの件を見れば…、 乗車券だけで乗れる所謂無料特急としては文句の付けようが無いそのグレードに触れて、超大袈裟な表現だがこんな事を思ったファンは多かったかも知れない。


この電車が登場した1970年代半ばといえば、京阪の初代3000系TVカー国鉄153系新快速というライバルが京阪間では鎬を削り、前任・2800系の転換セミクロスから進化した2扉全面転換式クロスシートは必然だった。その必然と阪急の意地と実力の結晶がこの車であった。
1970年代は関西がまだまだ強い存在感とパワーを保っていた時代であり、そんな旧き佳き日々のエッセンス及び阪急の醸し出す高級感がこの姿から滲み出て来るように見える部分もファンの視線を引き付けたのであろう。 関東の人間からすれば当然の事ではあるが、この車に乗車する機会が然程あった訳ではない。
乗車機会という事なら、2006年11月が最後であったと記憶している。


hk9303@sozj01
 
因みに、9300系をここで撮るとこうなる。決して悪い車ではないと思うのだが、6300系に比べると如何せん、グレードダウンしている感が否めない。これが関西の凋落のアイコンの一つに思える、等と言ったら強ちだろうか?

Part 2 に続く


阪急電鉄6300系
京都線の特急専用車として1975年にデビュー。車端部にドアがあるが、キャビンとデッキの隔てはない。1976年ブルーリボン賞獲得。両端がTc 車というレイアウトは阪急ではこの6300系(除6330系)と2200系のみ。阪急はこの2系列から両手ワンハンドルマスコンを採用、その採用に当っては東急の協力を得ている。 2010年2月を最後に京都線特急運用から引退。
6351~6353F は嵐山線用の4連ユニットとして残り、6354F は6連化の上「京トレイン」として波動用に。最大で72両存在したが、現在は休車を含めて残存は26両



註1) 現在では、5000系及び、6300系以降の車両は全て上部にアイボリーの帯を巻く。
註2) アルバム" Horizon " に収録。シングルとして全米最高4位になったのを始めとし、世界中でヒットした。ただ、作者であるRichard Carpenter 自身は当初、そんなにヒットするとは思っていなかった様である。


※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Jun. 2012)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。

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