Jack Wiebers (ジャック・ウィバーズ)というドイツのボトラーの作品だが、ラベルを見ると、
Bottled 111 days after the first half of cask No. 4201,
used for Prenzlow Portfolio Collection
てな事が書いてある。
樽番号4201の半分が同社のPrenzlow Portfolio Collection として瓶詰めされ、その111日後に残り半分がAuld Distillers Collection として瓶詰めされたという事である。

 
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肝心のテイスティングだが…、池袋の御侍様の所で飲んだのだが、こんなウィスキーがあってよいのかと思う様な味であった。

ノージングしたところから、いきなりかき氷の苺シロップ!!
これには結構驚く。そこから、Tarte aux poires (洋梨のタルト)の様になり、更にはcarameliser した様な香りが感じられる
。 

麦感は非常に甘い形で出て来る。 そこからは、ひたすらフルーティーで甘美。苺、ラズベリーや赤スグリの赤果実の要素を中心に、洋梨林檎の様なフルーティーさが口や鼻を覆う。
更には、焼いたcrème d'amande にcrème chantilly を強く思わせる風味が広がる。


ただ一貫してあるのは、苺シロップの風味である。この酒の持つフルーティーな部分とモルティーな部分が強く結合した産物ではないだろうか。
赤果実を主体に各種フルーツを豪勢に盛り合わせたTarte aux fruits 、そこから苺シロップの香りが突き抜けてグラスや口を覆う。基本的にこの繰り返しであったと考えて良い。 しかも、飲み終わった後の残り香もハンパなく強くて長かった



Glengoyne に関しては、同じ時期に蒸留された原酒で作られたオフィシャルボトル(特に17年・43%)でも、苺シロップや苺タルトを想起させる後味が確認出来る。

Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるなら…、 18.5 / 20

モルトウィスキーがフルーティーさを持つというのはよくある事だが、1970年代前半又はそれ以前に蒸留された物は非常に強烈又は鮮烈なフルーティーさを持っている。
この事に於いては、この時代は直火炊きが主流であった事も強く影響していると思われる。



Glengoyne Distillery
1833年創業。当時の名はBumfoot Distillery。 1876年Lang Brothers に買収される。その折、Glengoyne に改称する筈だったのが、手違いでGlen Guin に。1908年Glengoyne に改称。
1965年にEdrington Group の前身であるRobertson&Baxter 傘下に入り、その翌年、再溜釜を1基増設し、初溜釜1基+再溜釜2基の体制に。
2003年、Ian MacLoed 社に買収される。 ピートを全く使わずに乾燥した麦芽のみを使用、更には現在でもゴールデンプロミス種を主に使用しているのでも有名。Highland でも最南部でLowland との境界線付近に位置する。




※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Mar. 2012)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。

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