Gordon and MacPhail(ゴードン&マクファイル)は超有名ボトラーでウィスキーラヴァーなら知らぬ者はいない。
そのCASK シリーズから1990年頃リリースされたこの一本、小生が体験したLongmorn の中でも完全に#1


lgmn69gm622b画像からも推測は付くと思うが、色はやや赤みがかったブラウン。ボトルのかなり下の部分を飲んでいる事を心にとめて見て頂きたい。だが、結論から先に述べれば、超悶絶モノである!!

初めは、綺麗なシェリー香から始まる。だが、それは全てを覆うような強さでなく、適度にナチュラルなメイクの様な感じであった様に思われる。
そこから、この年代のLongmorn にありがちなアレになる。バナナ、マンゴー、パイン、パッション、パパイヤといったあたりのトロピカルフルーツ一式とも呼ぶべきあの一団のflavors である。しかも、くどくなく流麗である。


さらに黄桃杏等が来て、アーモンドエッセンスがたたみ掛けて来る。 これで終わらないのがこのボトルの凄さ!
何やらアニスやカルダモンの様な風味が僅かにあると思ったら、その後追っかけてきたのは…。
おぉっと、Kirsch か?、Maraschino か?

Marc de Gewurtztraminer
だぁ~っ!! (註1) Gewurtztraminer の
Gewurtz はドイツ語でスパイスを意味し、スパイシー&フローラルな香味が特徴の葡萄品種である。Longmorn の持つスパイシーな一面がこの様な形で表れたと考えれば合点が行くが、こんなのは初めて。


アフターテイストは勿論長く、このGewurtztraminer 的な味もしっかり残る。

全体のシルエットを仮にワインに擬えるなら、Alsace のGewurtztraminer あたりのVendange Tardive 又はS.G.N. (註2) を熟成させてそこから残糖を取った感じか。
Longmorn に求めたい要素が殆ど余す所なく盛り込まれて、自然に華麗にスペクタクルを作り上げる、
究極悶絶のLongmorn !! 
京都の某有名店で頂いたのだが、その店のマスター以下バーテンさん達も奇跡の1本と絶賛していた。


Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けると…、19.5 / 20

60年代終盤蒸留のLongmorn はこのボトラーのBook of Kells から出ているが、この記事の1本とそれらとの大きな違いは…?
熟成年数の問題は大きいが、それだけでなく、スピリッツの時点での出来もかなり大きかったのではなかろうか?


(註1) Marc de Gewurtztraminer はAlsace で良く作られる粕取りのeau de vie 。Marc d'Alsace は樽熟成なしの透明な状態でボトリングされる事が多い。
(註2) Vendange Tardive は遅摘みの葡萄からの中甘口又は甘口ワイン、Alsace では貴腐ワインを S.G.N. = Sèlection des Grains Nobles と呼ぶ事が多い。

※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Feb. 2012)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。




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