Côte Rôtie (コート・ロティ)でもモダン系の作り手と言われるBonnefond (ボンヌフォン)。今は西宮にあるミルコート(Bonili Japan)が千里丘にあった時代(ガチでMille CôteだったLOL)に静かに売られていてお勧めになっていたので買ったのが馴れ初め。
1955年に1haの畑から始まった。ドメーヌの拡張は1980年代初頭にCharles Bonnefond(シャルル・ボンヌフォン)が行った。80年代は葡萄をネゴシアンに売っているだけだったが、1990年までに部分的にはワインの自家醸造元詰を行う様になる。
1990年からは代替わりしてPatrick とChristophe のBonnefond 兄弟がドメーヌを仕切る様になり、95年までにはCôte Rôtie で5.5haの畑を持つようになる。それが今は7ha弱まで拡大している。
収穫は遅めにして熟度を最大にするやり方をしている様だ。土壌は鉄分豊かなシストで、平均樹齢は凡そ30年。発酵はタンクで行い、その後のMLF は40%を樽で残りはタンクに残して行う。Côte Rôtie で作る3種類のワインはSyrah 100%で、葡萄は全て除梗。


因みに、今回出て来る Les Rochains(レ・ロシャン)という畑は有名な La Landonne(ラ・ランドンヌ)のすぐ隣の区画で、Brune (ブリュヌ)区域を代表する区画の一つである。新樽使用率は25%、400リッターの樽で熟成を掛けて瓶詰している。年産は300ケース程であり、Bonnefond 兄弟の一番のお気に入りだという事である。

crrocha99bonf01
ボンヌフォンが誇るこのワインのインプレッションに移る。先ずは色だがルビーパープルも結構残ったガーネットで少し暗い。そしてこの時点で少し厭な予感はしていた。
エレメンツを拾い出して分析すると、その「厭な予感」は的中


先頭に来たのは黒胡椒、カラメル。その後程無くしてブラックベリー並びビターチョコが圧倒する展開が結構長く続く。こういうのが小生はイライラする。
そしてその後漸く隙間を縫うようにブラックチェリー干した黒葡萄ラヴェンダーcrème de cacao、フェヌグリーク、シナモンシャンボールリキュール、といった辺りが出て来る。
もっと色々と展開があるのかと思ったら、そこからの変化は殆どなくモヤモヤと終わってしまった。


剛直といえば聞こえはイイが、正直言って単調さが拭えない。タンニンの特に甘苦さが目立つが、主だった要素は足りない訳では無い。そして酸もそれなりにしっかりある。
ただ、溶け込み方が今一つで何処かまだバラバラに主張している所があるとしか思えない。余韻だって決して短くはない、良いレベルだ。
でも結局物足りないしバランスが不満な上に、どこか「ニューワールド臭」までする


これはこの作り手がデビューして10年位の作品。それから時を経た近年のヴィンテージだと作りが変わっている可能性はあるが。

いつもの様に採点してみると、17 / 20 せいぜいこんな所



当サイトは各種ランキングに参加しておりますので、画面右側若しくは記事内のバナーをクリック下さい。

ブログランキング・にほんブログ村へ