この記事で登場する Lionel Dufour (リオネル・デュフール)という生産者、ローヌではなくブルゴーニュ地方の生産者。本拠はムルソーらしく、主にコート・ドゥ・ボーヌ(Côte de Beaune)を主力にしている様だが、ロマネ・サン・ヴィヴァン(Romanée St. Vivant)の様なニュイの物もあるらしい。
恐らくドメーヌではなくネゴシアンと思われるが、そういう蔵がローヌのワインをリリースするのは珍しい事ではない様だ。しかもここで出て来るのはCôte Rôtie(コート・ロティ)やHermitage(エルミタージュ)の様に垂涎の的になる様な代物ではなく、地味で実戦向きなSaint-Joseph (サン・ジョセフ)、ハードルはやや低くはなるが「他所の地域」のネゴシアンがどの様に仕上げて来たのかは興味深い。


dufsj2k01ワインのインプレッションだが、先ず色は暗めのガーネット、ルビーパープルは殆ど残ってはいないが、総体的に思ったより若い印象。深度も結構あるがクリアネスもある。

拾い出したエレメンツだがこれが結構多く、
リコリスビターチョコブラックベリーFraises des Boisブラックチェリー、ハスカップ、古い時代のチェリーブランデー湿式葉巻
シナモン、丁子、黒胡椒、黒文字、花椒、土、シャンボールリキュール、カユプテ、若めのバルサミコ
そこから更にローズヒップ、薔薇、クランベリー
何故か奥の奥から風邪薬が時々


飲み始めの温度を下げた事が影響したか、最初、酸が収斂性を感じるほど立っていたが、それは程無くして解決。そうは言っても終始一貫強い。シルキーになって目立たないがタンニンもまだまだ豊富。
肌理は崩れず細かい、典型的で模範解答的なローヌ北部のSyrah という感じは強い。20年経ったSaint-Joseph としては中々堅牢な酒質。トーンは総体的に暗めで決して華やかではないがバランスと溶け込みはドンドン時間経過と共に改善してくる。アフターの盛り上がりとか長さは驚く様な所はなく、それなりにという所だが、不足はない。

採点の結果だが…17.5 / 20 位が妥当だろうか。18まで行って良いのかも知れないが、それは躊躇した。

因みに、このワインと一緒に楽しんだのはコレ
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京都の或る店の鰻丸焼き、味はかば焼き風。うなぎの蒲焼赤ワインに合わせるというのはたまにある事である。蒲焼の味付け赤ワインにも合わせられると言われるが、小生も鰻の蒲焼を買うなんて何年ぶりだろうか。これで2700円程と大奮発となったが、なかなか良い鰻だった事もあり赤ワインと合わせても臭みが出たりとかせず、美味しく頂けた。
この鰻を買った時はロゼシャンパンをと思ったが、今回のSaint-Joseph にチェンジした事は間違いではなかった。
白焼きならさすがにシャンパンだっただろうが。



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