今月上旬だがつまらないワインを3本続けて空けてしまった。以前、買ったという事なのだが。最初からつまらないと分かっていたら買っていなかっただろう、確かに結果論的には騙されたという気もしないではない。
言い訳になるかも知れないが、蓋を開けなければ分らない部分が多分にある。

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先ずは、Les Brunes IGP pay d’Oc 2005 Domaine Les Creisses(上段左)
ボルドーのテルトル・ロトブフ(Château Le Tertre Rôteboeuf)で有名なフランソワ・ミジャヴィル(François Mitjaville)の甥、フィリップ・シェスロン(Philipe Chesnelong)が1998年からワインメーカーを務める。
Brune は暗褐色という意味だが、ムールヴェドルを植えている区画の土の色が暗褐色という所から来ているらしい。CS=60%+Syrah=20%+Mourvèdre=20%というセパージュ
色が濃く暗くギトギト。ミント、ローズマリー、ローレルがいきなりダッシュ
その後、Bénédictine、昔のFernet 系、土、西洋杉、白檀、ブラックベリー、ブラックチェリーココア、煎りたての深煎りコーヒー
Kirsch、炭、ブルーベリージャム苺ジャム
ボディはやっぱりギトギト只管諄い、早い時点で飽きが来る。インパクトは強いがアフターはその割に短い。エレメンツはそれなりにあるが、展開がなく割とすぐ止まってそこからそのまま終わり。

このタイプのワイン、ヒルズ族、ヤンエグ、B級成金には結構好かれるあのOpus One なんかにありがち。


Ryan 2006 Mt. Harlan Calera (上段右)
Calera といえば誰もが知るピノノワールやシャルドネで有名なワイナリー。創業者はJosh Jensen、1974年にマウントハーランの頂上付近にワイナリーの開墾を始め、1978年に独自のワインをデビューさせると、「カリフォルニアのロマネコンティ」「世界最高峰のピノノワール」等とまぁ大層な賞賛が付きまくった。(初めに植えた葡萄樹は確かにDRC の苗木だったが)
その中でも、このRYAN は2002年デビューと遅く、有名なMills、Selleck、Jensen、Reed から見ると弟分に当り、畑も少し離れている。
初期ヴィンテージとは言え、これはガッカリものだった。ガッカリした物自体はそれなりにあったが、そういう中でも最上級かも知れない。当時6000円相当だったが、それにしても酷かった。それが今やこれでも10000円位平気でしてしまう。
色はガーネットで、深度は中程度。
ココア、シナモンクランベリー、苺、ラズベリー新品の畳Armagnac、コーラ、Jägermeister
そこからだが、どうしてしまったのかと思う程、完全にストップした様で展開が無い!


Beckmen Estate Syrah 2002 Santa Ynez(下段)
Beckmen Vineyardは北米でもローヌスタイルのワインでは第一人者と呼ばれる作り手の一つで1994年にスタートした。こちらも中々有名なワイナリー。
ブラックチェリー、ブラックベリー、カシス、プルーンエキス、シャンボールリキュール
シナモン、クローブ、フェンネルシード、楠、ローズティ
昔のFernet 系リキュールAngosturaエスプレッソ、ビターチョコミント、ローズマリー(生)、ローレル(生)
要素はそれなりに多く酸も決して低くない、でも質として今一つというか溶け込み方が良くはない。タンニンの甘苦さが目立って、エレガンスに欠けどことなく鈍重である。要素はある程度で切ってしまうとその後はどこか退屈で単調。


失敗作のストックを始末したという点と、これも勉強としてこれからに生かす。そう思えば決して無駄ではないであろうと慰めにはなる。これ3本とも2000年代前半~中盤、こういう作りが流行った時期かも知れない。



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