今回フィーチャーするワインだが、生産者はDomaine de Cabasse (ドメーヌ・ドゥ・カバス)という所。
côte du Rhône village ではSéguret (セギュレ)に7ha、Sablet (サブレ)に5ha、cru (クリュ )ではGigondas (ジゴンダス)に3haを所有する。この地域のドメーヌとしては小規模であるが、並行して経営するホテルの方が結構有名でこちらがメインだといえる。
白1種+ロゼ1種+赤6種で合計8種類のワインを生産しているが、この D'Eux というワインがこの蔵のラインナップでも断トツトップになるワインで、今や値段も一桁違う。この2001年の物を購入した約10年前の時点では一桁違う所までは行っていなかったが、それでも「côte du Rhône village でこんなにするぅ?」という位の結構なお値段だったが、店の強力なプッシュに負けて買ってしまった記憶がある。(当時でも8,000円位だった記憶があるが…)


因みに D'Eux というキュヴェの生産だが、Syrah 65%+Grenache 35%というセパージュで、発酵前に葡萄を冷却し除梗、16~20日程度のマセラシオン。その後は225リットルの小樽で新樽~3年樽を各25%使用し8~10か月程度熟成する。デビューは1998年VTで年産2000~3000本程度である。


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色はルビーパープルをそれなりに残しているが、暗めで濃いめのガーネットに移行している。色自体はえげつない様な濃さではない。
最初は酸がガ~ンと押して来るが、そこは少々下品なやり方にも感じられて、タンニンも一寸粉っぽい。
そこから少しおいて第1弾のエレメンツとしてブラックベリーカシスが押して来る。その後続いてはシャンボールリキュールブラックチェリーが登場。
サブ的な要素のグループとしてはカンファー、白檀、ローズマリー(生)、ローレル(生)Angostura
ラズベリー、ハイビスカスティー黒文字
遅れて漸くKirschが出現し、更にはArmagnac


ボディの出方はやや新大陸っぽい感じだったが、時間がかなり経過した時点から、エレガンスがボチボチ出現し、出汁っぽい感じと梅酒みたいな抜けが出て来る。そしてこれと同時にアフターに掛けての伸びと膨らみが出て来る上に、それが長さ結構なレベルにまで達するという所は評価すべきである。ただしタンニンの粉っぽさは最後まで変わらず。力強さは十分以上だが、全体のバランスが今一つ釣り合っておらず精緻さに欠ける様にも思える。

総体的印象としては若さが少し残っているのは間違いないと思われ、côte du Rhône village で20年近く経って全然しっかりしているし、まだこの先5年程度は普通にもち堪える可能性は高い。でもここからもう一段大きく成長するかというと、その点についてはやや否定的にならざるを得ない。


最後にスコアリングの結果を出すと…、17 / 20


)リヨンの南からアヴィニョン近くまで南北で250kmに渡るcôte du Rhône、その全域をカヴァーするのが広域AOC であるcôte du Rhône、指定された90のコミューンで使えるのがAOC côte du Rhône villages、その中の18のコミューンでは単独の村名+côte du Rhône villages という形になる。
Côte Rôtie、Hermitage 等の特定原産地 15箇所はローヌの頂点を形成する物として、クリュ(Cru)と位置付けで扱われる。



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