Domaine Denis Bachelet (ドメーヌ・ドゥニ・バシュレ)、僅か4haという規模の一寸マニアックなドメーヌ。Gevrey-Chambertin (ジュヴレ・シャンベルタン)に所在するこの超小規模生産者の当主である Denis Bachelet (ドゥニ・バシュレ)氏は1963年ベルギー生まれでこのドメーヌ自体は彼の祖父母のものだった。彼は幼少期から学校の休みの時期には祖父母の所に遊びに来ていてワインに興味を抱く様になり、16歳でボーヌの醸造学校に入学、その後1981年からワイン造りを始め、83年にはこの蔵を引き継いだ。祖父母は1973年に引退していて、祖父は81年に逝去。蔵を引き継いだ時点で畑も僅か1.8ha程で醸造・熟成用の設備も備わっていなかった。
因みに、このドメーヌが醸造所として使っている建物は元々がルイ14世の飛脚小屋だったというのである。


この蔵の所有する畑は4haと述べたが、その内訳もたったこれだけの簡単なものである。
Charmes-Chambertin grand cru =0.43ha、Gevrey-Chambertin 1er cru Les Corbeaux =0.44ha
Gevrey-Chambertin (village) =1.8ha、Côte de Nuits village =1.0ha
Bourgogne rouge=0.6ha、Bourgogne Aligoté =0.4ha
そして、大変古い葡萄樹を末永く大切に使う事がポリシーになっていて(何チャラ西日本みたいやねぇ)、樹齢の古さはここのセールスポイントでもある。それでも毎年枯死する木があるのでその植え替えが必要になってしまうという事らしい。


gev1corb2k1bachl01この蔵のワイン造りについてだが…、
リュット・レゾネ(lutte raisonnée)で栽培した葡萄は完全に除梗していて、低温マセラシオン(12~15度)を一週間以内で行い、その後に25度程度で2週間位のアルコール発酵。発酵中に2回パンチダウンして、1回だけポンプオーバーする。新樽使用率は全てのワインで30%以下に抑えられている。
今回登場する Corbeaux (コルボー)という1級畑だが、特級 Mazis-Chambertin (マジ・シャンベルタン)の隣になっていて、上部には1級畑の Les Fonteneys (レ・フォントゥニ)がある。このあたりの区画には嘗て泉があったという事で今でも適度な水分が保たれ易い土壌になっているらしい。


ここからはワインのインプレッションに入る。
先ず、色はルビーパープルを微かに残すガーネットでほぼ均一。深度は中程度で予想したよりは濃い。
拾い出したエレメンツを挙げて行くと、
第1のグループとしてはリコリス昔のFernet 系、黒文字コーヒーCognac、鞣革、乾燥ポルチーニ、Angostura
続く第2のグループはハスカッププルーン苺、ラズベリー、野薔薇、ローズヒップ、ルバーブ

更なる第3グループ的な所としてはウォッシュ系チーズ焼きたてバゲットカラメル、セミスウィートチョコ


1級畑という事もあるのだろうか?、全体として特にインプレッシヴな感じはしない。ただ、押し付けがましさや諄さは殆ど感じない。どこか抑制が効いた作りでありながら、時間と共に小生を自然と引き込んでくるパワーが出て来る。
香味の持続力といいアフターまでの長さという部分もしっかり合格点で、立ち上る香りの華やかでいて何処か官能的でありながら包み込まれる様な部分もしっかり感じられる。ボディについても酸を基軸にする様なブルゴーニュらしさもしっかり出ている。
香、味、ボディのバランスも時間経過と共に良好から非常に良好なレベルに移って行くのは好感度が高い、2001年という必ずしも恵まれた年ではないにも関わらず、まだこの先更に甘美な液体に成長する可能性も見えている。
クラシックなブルゴーニュが過不足なく体現されているのは非常にポイントが高い。

最後にスコアリングの結果は…、17.5~18 / 20 完全に18までやるのには一寸躊躇した。





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