今回フィーチャーするのは Chambolle-Musigny (シャンボール・ミュジニー)の地味でも秀逸な生産者である Pierre Bertheau (ピエール・ベルト)、2004年に代替わりして François Bertheau (フランソワ・ベルト)と名を変えている。小生からするとクラシックで長熟なブルゴーニュとしての印象が強かったこのドメーヌだが、代替わりして以降、ワインの作りに変更が生じている様である。
先代の Pierre の時代は非常にクラシックな作りで除梗をしていなかった可能性が高いが、François は100%除梗をしている事からして若干でもモダンな方向に舵を切った可能性がある。
規模も 6ha強と非常に小さいもので、grand cru =特級は このBonnes Mares を0.38ha所有するのみで、残りはシャンボールにある 1er cru =1級及び村名が多くを占める


このボトルは2002年位に都内で購入した記憶があるが、その当時の価格は8000円台だったと思われる。1998というヴィンテージの評価が然程高くなかった上に、人気の高くない生産者という事でこの価格になったと考えられる。
それから15年以上経った現在、このクラスのワインは今や30000円を遥かに超えるのが当たり前になってしまった事を思うと隔世の感がある。


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この画像だが、ラベル滅失(´;ω;`)の為同ドメーヌの別銘柄の物を使用


肝心のインプレッションに入るが、先ず色は明るいガーネットでエッジはレンガ色が少し混じる。予想以上に色が明るくて少々ビックリ。

いつも通り出て来たエレメンツを挙げて行くと
先ずは黒文字野薔薇BénédictineArmagnacがお出迎えで続いてはハイビスカスティー、ローズヒップCrème de cacao、リコリス、シナモン
そこから更にラズベリーGriottine(グリオッティン)ラヴェンダークローブクランベリールバーブリエージュシロップ
微かにはジュニパー、ピート、プラリネキャラウェイシード


スワリングするとそのボディはシルキーで軽やかな一体感を以って香味共々水平方向を主体に広がる。水墨画の様なフィーリングで甘美さも結構しっかり出ている。タンニンもまだそこそこ健在、酸も1998という年を鑑みれば全然しっかりしている。
直球勝負的な強さは微塵も感じさせないが、20年という歳月を経て明瞭且つ空気感的になったしなやかさという一種の強さを感じさせる。加えて柔らかく消えそうで消えないアフターも印象的である。


ミッドのグラに少々物足りなさと間延びを見出してしまうのも事実で濃密さにはやや欠けるが、きっちりとしたシームレスな溶け込み感でカヴァーされ、梅酒の様なタッチを伴った伸びやかさで御釣が来るから何とかダイジョー V(古っ!)
斯くしてクラシックなブルゴーニュを又も満喫してしまった訳だが、この蔵は少なくとも親父の代(~2003)では期待通り非常に有能、但しテイスターを選ぶ。


小生的スコアリングの結果は… 18 or 18.5 / 20


関連記事=Chambolle Musigny 1er cru Les Charmes 1996 Pierre Bertheau




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