伊豆箱根鉄道、地方私鉄としては関東を中心にそこそこの認知度があろう。この会社は駿豆線と大雄山線という 2路線を有しているが、駿豆線の撮影地の決定版としてすぐに思い浮かべるスポットとしては三島二日町~大場間のあのストレートだろう。
今時の地方私鉄としては珍しく、自社発注車両が主力を占める。親会社である西武からやって来た駿豆線用1300系(元西武101系)3連が2本あるのみで、自社発注の3000系3連が6本と7000系3連が2本走っている。一方の大雄山線は5000系 7編成で統一されている。


無論、小生もこのストレートで数回撮影した事がある。Google Map 等で探すと判るが愛樹園とかいう植木屋のすぐ傍の踏切の辺りである。

izh3502@baib01

2012年2月上旬、ウルトラ級のクリアな冬晴れで、バックの富岳もばっちりである。雪がしっかり乗った富岳が冬の青空に映える。

izh3503@daib01

1枚目は3000系の第2編成、2枚目は第3編成
線路にかなり近い所から引き付けて撮るとこういう絵になるのだが、中間車のパンタが抜き切れない。少し離れたポジションから撮るのが結局妥当という事になる。

2012年2月というと、1100系の終焉が迫り赤電カラーになって運行されていたのでそれを目当てに繰り出したのというのが実のところなのだが、肝心の1100系は車両トラブルで運行中止。古い車両なので起り得る事ではあるが、骨折り損の草臥れ儲けとはこの事である。快晴で光線状態バッチリが確実だったので更にガッカリ。


件の場所が電車移動の場合は不便で三島二日町から徒歩15分程度掛かる。富士をバックに入れるアングルは秋冬期限定みたいなものなので、春夏期なら線路の東側から朝方の列車を狙い富岳と絡める撮り方もあるが、湿度が高く空気中の塵等も多いといった理由で富士山をハッキリ写す事が殆ど出来ない。
そういった事もあって、タイミングが合わず富岳バックの撮影は4年以上やっていなかった。


その間、駿豆線の撮影は幾らかしていたものの、違う場所で撮っていた。時は流れて2016年末、1300系の第1編成西武時代のカラーリングで走り出したというのが話題になった。
101系といっても西武の101系なので末期色ではなく、イエローとベージュの塗分けとなり、小生としては懐かしい姿となった。そこで12月も後半になった週末に車を飛ばして三島に向かった。
朝から撮影したかったので三島に前日入りすべく、土曜の午後に東名を下ったら西に傾いた陽が思いっきり逆光になって随分困らされた。


そして撮影当日も朝から快晴てなわけで、先ずは韮山のすぐ北のいちご街道と交差する所で撮影したが、時期を考えると光線状態的にもっと有利な伊豆長岡~田京間に移動。両駅のちょうど中間地点、線路の西側には国道136号線が走り東側には田畑が残る。
そんな場所で西武時代のカラーに戻った1300系第1編成に初遭遇。


izh2201@degy01

背後が国道で道沿いに住宅等が立ち並んでいるので、背景としては綺麗ではない。その中でも電信柱が何か煩い。でも美しい冬光線で撮れるのは有難い。

朝方の撮影を終えて、あのド定番ストレートへ向かうと、1300系が西武時代のカラーに戻って間もなく、ネットで結構話題にもなった為か既に数名の撮影者がいた。
そこで冬の富岳をバックに昼時の撮影をと思ったのだが…、世の中そうは上手くいかない。


izh7502@daib01

列車は7000系第2編成だが見たまんま、画面左側に入る筈の富士山は雲に隠れて見えず。

izh2202@daib01

1300系でも伊豆箱カラーの第2編成。昼時は雲が多く、富士山の方から流れてきた雲が撮影地の方までやって来て完全曇になる時間まであった。それ以外も被写体側は晴れているのに背景は曇という状況で富士山バックの絵は撮れずじまいという結果はガッカリだった。

その後は韮山近辺のストレートに移動したが、その時には雲の非常に少ないほぼほぼ快晴の空が戻っていた。そこで午後の撮影を楽しむ事は出来たが、昼時の曇は何だったのかと思うと釈然としなかった。

izh7502@nirym01

韮山付近の田園地帯での作例=7000系第2編成。原木~韮山~伊豆長岡という辺りで開けた場所を見つけて撮るとほぼ同じ様な感じの絵にはなるが、電信柱が煩かったりするケースは多い。
沿線住民では1300系イエロー+ベージュのカラーでかつて西武の線路を走っていた事をご存じない方も多い様である。


izh3003@daib01

参考までに、件のストレートでもこちらは春夏期午後用のアングル。愛樹園の所から150m程二日町寄りに戻った所の畳屋の踏切から撮るとこうなる。北北西から南南東にカメラを向ける様な形で、富士山をバックに入れる事は当然不可能である。でも、そこそこスッキリした絵にはなろうか?
(3000系第2編成=2011年8月撮影


駿豆線では20m車両が走るが一方の大雄山線では18m車両という具合に両線で車両の規格が異なる上に、大雄山線の車両が検査や修繕を受ける際には(=於・大場工場)、東海道本線を甲種輸送されるという事態が発生する。両路線で同じ会社とは思えない様な状況なのは、伊豆箱の前身である駿豆鉄道が大雄山鉄道を吸収した(1941年)という経緯があるからである。


てなわけで、Part 2 へと続く! 果たして富岳バックのリヴェンジは出来たのか?



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