この記事でフィーチャーするBernard Burgaud (ベルナール・ビュルゴー)、小生も含めたローヌ・フリークなら飛び付きそうな名前である。
彼が父親の急死に伴いこのドメーヌを引き継いだのは1980年、当時は2haだった畑を買い増して4haまで広げたが、Côte Rôtie 以外に畑を持っていないので全部でもたかだか4haにしか過ぎない極小ドメーヌである。それでも今やこの銘柄を代表する生産者の一画を占め、その名声は世界的なものと言えるレベルである。
抑々そんな規模なので日本での入手は極めて難しいが、それでも一時期は複数のインポーターが入れていたものの、いずれもスポット輸入の域を出ず、結局この国内では殆ど見られなくなってしまった。
15年位前だっただろうか?、矢向のこの酒屋のオヤジが勧めてくれたのがこのワインとの出会いだった。その時期はスポットで幾つかのヴィンテージが入って来ていたので、4ヴィンテージ程は買えたのだが、ここ数年は買うチャンスすら無いに等しい。


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コート・ロティの名立たる作り手達の中では、どちらかというとモダン系の作りと評される事も多いこの蔵だが、3つの区域で獲れた Syrah 種100%を完全に除梗。30~33度の温度帯で2週間程度掛けて醸して、その後アリエ(Allier)産オークのBarrique (バリック=小樽)・新樽比率20%で15か月程熟成してボトリングしている模様である。
生産本数は凡そ15000~20000本程度と推計されている。


さてここからはワイン自体のインプレッションに移る。
先ずは色だが、やや濃いめというか暗めのガーネットで、見た目の印象としては年齢(当時で21年)の割に少々若く見える。
いつも通り拾い出せたエレメンツを挙げて行くとこうなる。
ブラックベリーブルーベリーブラックチェリー、グリオッティンハスカップ苔桃、木苺黒文字、丁子、コーラ、八角ローレル(葉)…ここまで第1グループ
続くものとしてはカンファー、フェンネルシード、コリアンダーシード、リコリス古いFernet 系、カカオマス、カカオニブ、深煎り珈琲豆トリュフ


酸もタンニンも滑らかで作為的だったり不自然な所は一切なく、心地よく美しさすら感じるが、そこは弱くなったわけでもなく、ボディ自体はまだまだ引き締まっている。
そんな引き締まった中からも、熟成した旨味感と梅酒の様な返りが響いて来る。水平方向と垂直方向のバランスもGood


ただ、余韻は長いのは確かだが少々緩やか。スタイルが異なるとはいえ、この部分が Côte Rôtie での他の名手、例えば René Rostaing (ルネ・ロスタン)辺りと比べると多少物足りなく感じるかも知れない。


さて、スコアリングの結果はというと… 18 / 20 まだ少しは伸び代もありそうだという事で



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