前記事の大江橋から西に進んで(距離的には僅か)中之島ガーデンブリッジまでやって来た。小生がこの橋を知ったのは実を言うとこの撮影の1ヶ月位前だったか。そして、この橋が何やら隠れた夜景スポットの様に紹介されていたので、この時の夜景撮り歩きを思いついたのであった。

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見ての通り歩行者専用の橋で、1990年の大阪花博に合わせて架けられたそれなりに由緒ある橋梁なのである(曝)。更には、突貫工事で開幕日の4月1日午前4時に完成させたという逸話がある。
大阪では既に万博が 2回開催されたことになるが、1970年は一般博(現在の登録博)、1990年は特別博(現在の認定博)という違いがあり、花博はどうしても格下になるのである。2025年(開催できればの話だが…)は1970と同じく登録博になる。



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画面の中央=橋の中央でもある、に鎮座し青白く光るのは故・松岡阜制作のモニュメント「そよかぜ」である。同氏は甲子園球場にある野球王ベーブルースの碑(レリーフ)の制作者としても知られる。

阪高の下を潜ってANA クラウンプラザホテルの前に辿り着けるのだが、そこにある階段の横には堂島米市場跡記念碑がある。この米市場は徳川吉宗の時代である1730年から1939年に米穀配給統制法(戦後の食糧管理法の基となる)施行で日本米穀(株)に吸収されるまで約200年間存在していた。


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ガーデンブリッジから西側を向いて撮ると、そこは 阪神高速 の中之島JCT である。手前でカーブするのが 1号環状線で奥側のストレートが 11号池田線(上り)、右奥にこっそり見えるのが堂島入口である。
川面には両岸に立つビル群の灯りと共に、土手下側のライトアップが花を添える。


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土手のライトアップ、実は色がコロコロ変わる。この時はに変わっていた。色の変化もこのスポットで撮影する上での結構な重要エレメントかも知れない。

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アングルを少し北寄りに変えて撮ると、 阪神高速 の高架がより強調される絵になる。このアングルではグリーンパープルの 2種類ゲット

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ポジションを橋の中央付近に移動して川を正面に入れて撮る。この時は土手のライトアップの色がグリーンからレッドに変わる途中だった。

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土手の下が真っ赤に染まる。小生としてはこのレッドが一番好きである。

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夜景の塩梅が良い時間も終わりに近かったので、ガーデンブリッジをちゃっちゃと後にして、渡邊橋の手前まで歩を進めた。渡邊橋に向かう途中で北北西方向を向いて撮った作例。右側にはアクア堂島、そこから四ツ橋筋を挟んでサントリービル、古河大阪ビル等が見える。四ツ橋筋を北上すると北新地の西の端となる。

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渡邊橋の上から西向きのアングルで撮影してみた。中之島JCT でも西側の部分で環状線から池田線下りに入るカーブと池田線から環状線に入るストレートが見える。土手の下はピンクに染まっていた
中之島フェスティバルタワーは入らなかったが、住友中之島ビル・中之島三井ビル等は部分的に入れられた。この時点で18時前になり「夜景のおいしい時間」は終りになったので、ここで打ち止めにした。


堂島川と土佐堀川の夜景撮り歩きをコンプリートするのはなかなか難しい。堂島川すらまだ終わっていないが、機会を見つけて他のスポットでも撮りたいが、コンプリートにはまだ数年掛るかも知れない。タイミングと条件が合わないのにただ撮ってもロクなものにならないから意味がない。



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