今回取り上げるのは、Bourgogne のグランメゾンの一つである Joseph Drouhin (ジョセフ・ドゥルーアン)のワイン。このメゾンはどちらかというと Montrachet (モンラッシェ)等の白ワインで名を馳せている様に思われるが、ここでフィーチャーするのは赤ワイン。
Gevrey Chambertin (ジュヴレ・シャンベルタン)は Côte de Nuits (コート・ドゥ・ニュイ)でも面積が比較的広く、9区画の Grand cru と20区画以上の 1er cru が存在する。その一級畑の中の一つがこのワインを産する(Aux又はLes)Combottes (コンボットゥ)である。又そのロケーションは Gevrey の一番南側で南隣の Morey-St. Denis (モレ・サン・ドゥニ)との境目にある。


Joseph Drouhin は1880年にBeaune (ボーヌ)で設立されたメゾンだが、創設者とその子孫達によって経営されてきていて、現在は Joseph の曾孫達(4代目)が運営している。Bourgogne でも大手の部類に入るドメーヌ兼ネゴシアンである。1957年から経営に当った3代目の Robert Drouhin (ロベール・ドゥルーアン)の時代に名立たる特級畑(grand cru)を次々に取得した事もあって、ドメーヌとして所有する畑だけでも65haに上りそのラインナップも錚々たるものとなって現在に至っている。1988年からはオレゴンで Domanie Drouhin Oregon (ドメーヌ・ドゥルーアン・オレゴン)も経営し、ピノノワールからワインを作っていてこちらもかなり有名な品である。
小生もこの蔵のワインを初めて見掛けたのは30年以上前の事で、当時は雪印乳業がエージェントだった。(現在は三国ワイン等が扱っている)
30年以上前なんてこの国でブルゴーニュワインを見掛ける機会なんて然程なかった時期で、この国で早くから浸透していた作り手だというのは間違いなかろう。



gevcombt96jdr01このワインとの出会いは2007年秋だった、確か。神戸に行った際に元町の或る店で偶然見付けて買った記憶があるボトルである。当時のプライスは ¥8000位だったと思うが、それも今となっては隔世の感がある。
去年の大晦日の深夜つまり日付は変わって2019年の元旦になってテイスティングしたので、今年の一発目になるボトルだった。


てなわけで…、肝心のインプレッションに移る事とする。先ずはカラーだが、結構レンガ色の入ったガーネット、クリアで深度は中程度~やや深め。
エレメンツを挙げて行くと、リコリス、シナモン、クローブ、コリアンダーシード、乾式葉巻ラズベリー、野苺、野薔薇、ハイビスカスティー、クランベリー
そこから続いて出てきた一群としては、昔のFernet 系、Bénédictine、セミスウィートチョコ、カラメル
更にはEpoisse(エポワス)苺ジャム、桧材、マロウ、Lady Grey、キームン
そんな感じだろうか…


無理なく綺麗に熟成しそれなりに甘美な液体になったのは間違いない。特筆する様な凄いとかインプレッシヴな要素はないが、パッケージとして何やらかんやら云っても結構宜しい感じに出来上がっていると見た。滑らかなボディの広がりと膨らみは水平方向がやや勝るか?

軽快でシルキーな流れ方はこのメゾンのカラーが良く出ている感じでそこは、いいね!である。柔らかくもキレを残す酸に伴われながら流れる。済んだ出汁の様なタッチと梅酒の様な抜けも揃っている。

時間経過と共に、フィニッシュ~アフターという所の溜と盛り上がりが少し出てくる。その部分はさり気無いというかやや大人しいのが玉に傷か。
いつもの様にスコアリングしてみると… 17.5 / 20
フィネスもそれなりにあって美しいワインだが、そこからもう一歩踏み込めているとは思えず、ちょっとスコアが伸びなかった。




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