このサイトでも時折登場する ザ・ソサエティ(SMWS)だが、日本支部が作られたのは1993年。スコットランドで活動し始めてから10年遅れての事だった。以来、最初は天満商店(大阪)が、近年ではウイスク・イー(東京)が代理店となって日本支部もその中にあるという形だった。それが去年夏にザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ株式会社を設立して間借りから独立するような形になった。

さて、去る10月の末の事になるが、この会社が展示即売会みたいな事をやるというので足を運んでみた。都内にある会議室みたいな場所で平日の夜に行われたこのイベント、ソサエティのサイトから事前に申し込んだ会員が入れるというもの。
この即売会と同時に同じビルの中ではセミナーも行われていた模様である。この会議室、本来展示即売会の類なんてやる事なんて想定していない様な場所で、兎に角狭いし何しか暑い。落ち着いてテイスティングなんて出来やしない。


ザ・ソサエティが去年の組織形態変更までこんな催しをやったという記憶がない。ウイスキーフェスティバル等のイベントにブースを出す事はそれなりにあるが、それらはテスティングのみで、この様なボトルの即売(厳密に言うと注文取り)までやったというのは記憶にない。
以前ならリリースするボトルは入手困難で、殆ど速攻で完売するケースが目立ちこんな展示販売会なんてやる必要も無かったし、売る物が残っておらずやろうにもやれなかった筈である。一体如何いう風の吹き回しなのか?
間借りでなくなった分、一回の入荷量が大きく増えたとでも言うのだろうか? それは一寸考え難い。
思った様に売れないのだろうか? それも仕方ない部分がある、何せ価格が高騰してこれではなかなか買い手が付かんやろという状況になっているのが明らかである。


エディンバラ(Edimburgh)にある 本体 の方でも、高騰著しいスコッチモルトやアイリッシュに集中しすぎず、ブランデー(コニャック・アルマニャック)やラム、更にはジンといったウィスキー以外のアイテムに力を入れる傾向が顕著である。
これも数年前から比較的容易に想像出来た事態であり、小生としてはウィスキー以外の色々な酒も SMWS のブランドで出て来るのは興味深いと考えて歓迎してはいるが、何が何でもモルト一筋という一部の奇特な御仁達は納得していない様である。


展示されたアイテムは10~40%引きで購入出来ると言うのが唯一の魅力。但し、このイベントに参加する時点で4000円取られているから、高額商品の大幅割引を狙えれば良いが、そうで無いと元を取るのは一寸難しい感がある。

a53smws9765a  9136smws01

左= A5.3  1997 - 2018 21年熟成で度数は 65%  Fully loaded sweet trolley なるタイトルが付いている。
アルマニャックのリリースは始まったばかりだが、今後増えて行くのだろうか? 因みに A はArmagnac を示す
右= 9.136  exclusive for Japan =日本専用 code 9 =Glen Grant 1992蒸留の24年熟成・度数は53.0%
最近はイラストの入った一寸派手なラベルになってきた。Bestows Pleasure and Wisdom~喜びと知恵を授ける~というタイトルが付いている


ソサエティのボトルには全てタイトルが付けられる様になって久しいが、これを読んだ所で味の想像が付く事なんぞ期待出来ない。(正直言えばただ煩せぇだけ、即刻無くせ)

その場にならないと展示されるアイテムとセール価格は判らない。テイスティングしながらプライスリストと睨めっこして、最終的に購入の候補として考えたのはこの 2アイテムだった。両方とも大幅値引きのボトルだった

29203smws01  3779smws01

左= 29.203  1999-2017 17yo 59.4% タイトルはSmoked Mackerel Fish Cakes
code 29、つまりLaphroaig (ラフロイグ)の17年でカスク、本来23000円のところを 6掛けの13800円で出ていた。この条件だけならこれが絶対の本命と言いたい所だが、テイスティングしてみると本来のラフロイグらしさが足りない。こんなバーゲンプライスになってしまった背景が何となく判るボトルだった。
これは小生としても当てが少々外れて残念な結果だったが、ターゲットを切り替えることとした


右= 37.79  1987-2016 28yo 57.5% The Tasting Panel's Choice Japan Edition タイトルは Sublime Complexity

code 37 は Cragganmore (クラガンモア)、Diageo 系列のなかでも結構重要なスペイサイドの蒸留所で、 SMWS を含めてボトラーズからのリリースが必ずしも多いとは言えない。
これの元々の価格は何と 34000円なのだが、これではさすがに売れ残るのも無理は無かろう。このイベントでは40%オフの約20000円でのご提供
テイスティングすると、日本支部がかなり力を入れてリリースしたのは良く判る渾身の逸品
何にも買わずにただ飲んだだけで帰ってしまうと、何の為にわざわざ行ったのかという事になるので、大盤振る舞いしてこのボトルをお買い上げさせて頂いたのであった。20000円でも正直納得しきれてはいないが、ここまでのバーゲンプライスに感謝という事で・・・。(しかも 3回払いに後日変更


次回が開催されても、参加するかも購入するかも判らない。



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