多くのイベント会場では手荷物検査は実施されている。マスゴミは国家権力の移行を忖度して直ぐ不安や恐怖を煽る。
この二つ、一見繋がらない事柄にも見えるが今、新幹線での手荷物検査待ったなしという論調で大いに盛り上がりかけていて、既に「抜き打ちでなら直ぐに実行できるから、明日からでも行うべきだ」という論理が拡散してしまっている。そこには、一般大衆の一寸した脅しにも弱いという部分に付け込まんとする警察権力の意向が見え見えである。


流動化と不安定化が止まらない今の世界に対して漠然と抱いている不安に付け込んで議論をミスリードさせたい勢力(普通に考えれば警察権力とその取巻きども)の思う壺に嵌ってはならないが、早速その壺に嵌ってしまった奴らもネットを見ていると相当数いる様である。警察の偉大なる将軍様達がこれをチャンスに出来るとこっそりほくそ笑んでる光景すら想像出来る。

逃げ場がないから手荷物検査を徹底すべきだという論理には強引さが見える。新幹線の場合、飛行機と決定的に違うのは緊急停止すれば逃げ場を作る事は可能で、墜落の危険性もない。
パニックを煽るマスゴミもクズだが、通り魔事件の一種がたまたま新幹線の中で起きたと考えるのが一番妥当なのだろう。そもそも、大多数の人間達は新幹線の安全性に過度な期待と要求をしていないか?、もしそうならそれこそ一つの御花畑ではないか。


恐怖や不安を煽るのは古今東西どの政権でもよく使う常套手段ではあるが、近年ではやはりアメリカのブッシュ(2号)政権下、2001年9月の所謂「911」直後にやった情報操作や国民洗脳の数々は記憶に新しい。その当時のアメリカ社会は健全で合理的な判断能力を欠いてしまったと思われる部分は大きかった。(アメリカ社会にそんなもの端から期待するなという向きもあるが)


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安全対策強化でとなれば、警察がドンドン首を突っ込んで来るのは必然である。
ただでさえも、ラグビーW 杯やオリンピックを控えて警察、特に公安は此処が一大チャンスとばかりに、権限の大幅拡大強化と予算獲得に躍起になっているのは明白。


抜き打ちなら良いとといってやった場合、どうしたって公平性は欠く。公平性を欠くというのを越えて、幾らでも恣意的に行えてしまう。そこはまさに警察権力の18番である。抜き打ちを装って特定の思想信条信仰を持った人間を狙い撃ちという事も簡単に出来るのである。
これを利用して警察が何をやらかすかは想像が付くというものである。兎に角ドンドン身柄を押えて取り調べをやらせろというのは明白。国民の全てを監視統制したい勢力が勢い付けば、将来的に中獄や北朝鮮の様な国に堕ちてしまう事も覚悟せねばならない。


鉄道で手荷物検査を実施している国は中獄やインド等の例はあるが、中獄は元があんな国であるし、インドは治安が悪くテロや紛争も多い国である。
テロがアレだけ頻発する西欧諸国でも鉄道で手荷物検査を行う例は非常に少ないはずである。イギリスは国際列車で実施しているがそれは入出国審査の一環と考えるべきである。(同国は所謂シェンゲン協定に加入していないという事情がある)


安全性という錦の御旗を振りかざしたらそれは際限なく広がってしまう可能性は高い。在来線の特急や快速の様な速達性の列車、高速バス、海上ならフェリーといった各種交通機関まで手荷物検査を広げろという事になってしまう。各種事業者で対応するにも限界はあり、しかもその負担は恐ろしい事になるのも容易に想像が付く。
そして今回の事件の様な事は埼京線でも大阪環状線でも普通に起き得る。これ位の事件なら3分もあれば起せるのである。
20代以下は知らないと思うが、1995年3月サリンが撒かれたのは新幹線ではなく霞ヶ関を通る地下鉄であったのだ。だが、その際に地下鉄で手荷物検査をやれなんて言い出す奴はいなかった。その5年後に「西鉄バスジャック事件」が起きた時も同様だった。


利便性の問題は大事だが、利便性とセキュリティの二者択一という問題に摩り替えさせてはならない。移動の自由が脅かされるという危険性も考えなければならないがもっと突っ込むと、プライヴァシーとその中にある思想信条や信教の自由等という極めてセンシティヴにして権力の規制から一番遠い所にあるべきものにまで何時でも簡単に手を突っ込める社会にしたいのであろうか。我々国民は常にこういう所まで考えなければならないのである。

現政権下で一人一人の権利を厳しく制限し「公共の福祉」を全てに優先させろという風潮が作られつつある今の日本だからこそ、錦の御旗が振り翳されても、それに騙されない様に性急な議論は慎むべきである。

今回のこの事件でまだ他にほくそ笑んでいる奴等がいるとすれば、JR 東海の怨敵である JR 東日本とその敬虔な信者達であろう。




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