2月早春の初挑戦はもう一つあった。京阪を撮った翌日の午後も空いたので、昼過ぎに大阪市内を出て向った先は・・・、ラグビーで御馴染の東花園、といっても別にラグビーは全く関係ない。新しくトライしてみたい撮影地をネットで見付けていたのである。

2月という時期で最適な撮影地、午後順光で大阪からも遠くない所という条件を考えた。そこで、思い付いたのが前出の撮影地だった訳である。
近鉄奈良線の撮影地というと、思い浮かぶのは額田~石切間だが、そればかりでは面白みがない。


そこで、東花園駅から線路南側にある恩智川沿いの道に出てロケハンする。コンクリートガーターが切れる所を見付けてその辺で色々アングルを物色する。近鉄のみならず関西私鉄に多い思いっきりゴツイ架線柱が櫓みたいになっているところもあるのでそこも回避したい所、川と線路の間の道は工事用道路になってしまっていて立ち入れないから恩智川越しに撮るしかない。

kt9027@hhan01

9020系8600系の6連・急行大阪難波行きだが、先頭 2丁パンタもシングルアームでは然程アピールにならずというところか。
8600系8000系ブラザーズの中でも三男に当る。8000・8400系4連は1C8M 化されて、Tc-M-M-Tc でパンタは奈良寄りM 車に2基のみという形に変えられたが、8600系の大部分は1C4M を保ちMc-T-M-Tc というレイアウトで、パンタはMc に1基、M に2基=大阪線等の2600系ブラザーズと同じレイアウト。よって、8000・8400系とはパンタの数と位置で遠くからでも見分けが付く事になる。
長男に当る8000系はその約85%が駆逐され、次男の8400系も数を減らしたので、奈良線の主力は8600系になっている。


kt1244@hhan01

1230系8600系区間準急・大阪難波行き
シリーズ21以前の20世紀カラーの車体の方がコントラストが出せて見栄えがする。先頭W パンタと来れば一気にアゲアゲ~
こちらの8600系は1C8M 化された編成(50 / 60番台)で、車番の下2桁が判れば何とか見別けられる。


背後の鉄塔は如何足掻いても処理不能、画面の真ん中を思いっきり串刺しにしてくれる。工事中である為、制限速度15kmという標識が目立つ
川の水面と線路の間に距離があるので水鏡という技は使えないが、川という風情は何とか出せる気もする。背後は生駒山地の山々であのデンジャラス酷道として有名な R308 暗峠(くらがりとうげ)もその中にある。なので空は殆ど入らない。
こんな所で撮るなんて頭おかしいん違うかという声が多数聞えてきそうだが、いつもと違う所で撮るという事に主眼を置いた様なものだったから、ある意味諦めも付くのであった。


kt8079@hhan01

元・京都線所属車だった8000系3連ダブルで6連を組成しての大阪難波行きの急行
3連は嘗て京都線各停が3連で運行されていた時代の名残りである。8400系8000系には3連が存在する中で、8400系はワンマン運転対応で田原本線の運用に就くが、8000系はワンマン運用不可なので、奈良・京都線でダブルに重ねての6連運用に就いている。
ただ、8000系3連はこのB78・B79編成しかないので遭遇確率の低いレア編成だといえる。


kt9022@hhan01

9020系のトリプル・普通尼崎行き
W パンタがトリプルと来れば、本来は魅惑的な編成なのだが、シングルアームでありシリーズ21のカラーリングもあって何やら薄~い感じに見える


14時45分頃、サイドが陰りだすと踏んだ小生はこの場所での撮影を切り上げた。そして、この時期ならまだもう一勝負出来ると思いロケ地を移動する事にした。

現在は工事用道路となっている線路脇の道だが、この後一般に開放されるとなると状況は一変する可能性が高い。道路と線路の間に高いフェンスでも張られたらこの撮影地はアウトである。本当なら川と線路の間の道から齧り付き気味で撮って見たい所ではあるのだが・・・。



駅のホームに入って直ぐ電車が来たものの、そいつが阪神車区間準急。つまらないステンレスカーでは気が進まず、約10分飲み物を飲みながら休憩し、次の近鉄車に乗車して額田へ。でもこの10分が大しくじりを生んだ。乗車した区間準急が枚岡で5802F =デボ1形復刻塗装とすれ違い、恨めしい気持ちで上り車線を眺める破目になってしまった。休憩さえしなければ、5802F を撮れていた可能性があったかも知れないからである。

そんな後悔を引き摺りながらも、額賀駅を出て直ぐの所で撮影に挑んだ。このポイントでの撮影も約7年振りである。


kt9727@nkda01

9820系急行大阪難波行き。この場所では急行以下はゆっくりアプローチして来るが、快速急行だけ何故か結構飛ばしてくる。

この周辺は住宅地である故、15時半ともなると住宅や電柱の影が一気に伸びてくる。そこを何とか交わすべく、ポジションやアングルを色々変えてみるが、色々な条件をクリアしようとすると恐ろしく窮屈になってしまう。


kt1235@nkda01

先頭 W パンタが目映い?1230系8000系列の内のどれかを従えて急行として難波を目指す。ブツが大阪・神戸寄りに付けばこの様に先頭 W パンタで撮れるが、最近は奈良寄りに付いてしまう事も多く、勿体無い限りである。

16時位になると周囲の物の影かドンドン落ちてきて苦心惨憺する破目になる。このアングルでも列車を手前までひきつけるとパン切れになってしまう。パン切れにならない様なアングルにして引き付けようとすると影が掛ってしまう。
それこそ、この時期こそ住宅の影が掛らない石切寄りの S 字カーブに行けばこんな苦労はしないで済んだのだろうが、その S 字には行かずにこのストレートで如何にかしたかったのだから仕方がない。

いつもと違う絵を撮ろうと考えてチャレンジした東花園だったが、絵に迫力が出ない上、あの高圧鉄塔が何といっても癌!あまりお勧め出来ない場所ではある。
ただ、11月の後半あたりに紅葉する生駒山地をバックに撮れればそこそこの絵になるかも知れないが・・・。




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