今回フィーチャーするドメーヌ、Yves Cuilleron (イヴ・キュイユロン)といえば、ローヌ北部でも最大級の規模を誇り、尚且つ白の作り手として有名で、その本拠はローヌ屈指の白ワイン銘醸地であるCondrieu (コンドリュ)近くの Chavanay という所にある。
同氏は1961年生まれで、ブルゴーニュでワイン作りを学んでから20台半ばで伯父のドメーヌを引き継いだ。それから約30年、所有する畑の面積は60ha近くにまで増えている。
この蔵は辛口主体になっていた Condrieu 貴腐ワインを復活させて一躍スターになった事もあり、白ワインのイメージが強いが、元々Saint-Joseph (サン・ジョセフ)の赤も手掛けていた。更に1990年代以降は Côte Rôtie(コート・ロティ)に進出したのを皮切りに赤ワインの生産でも名声を得られる様にもなった。
ここの特徴として、同じアペラシオンで数種類のキュヴェが出ているのは当り前で、兎に角キュヴェの種類が多くて一寸ややこしく感じられる事もある。


今回取り上げるSaint-Joseph blanc Lyséras は、この蔵が得意にする Saint-Joseh の白ワインの中でも上級品としてMarsanne(マルサンヌ)Rousanne (ルーサンヌ)種の混醸で作られるワインで、木樽で発酵した後に9ヶ月程の樽熟成を施される。

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摂津→箕面→西宮市と移転したあのインポーターの直営店で購入したこのボトルだが・・・(テイスティングは去年10月)

色はゴールドに近いイエロー、予想したより若い感じに見える。
そこから拾い出せたエレメンツを挙げて行くと、蜂蜜ジャーマンカモミールヘリクリサムオレンジピールグレープフルーツ乾草ミラベル洋梨白桃
そこから副次的に微かにフレッシュな苺リコリス、ムスクという所が付いて来る。
酸は比較的しっかりしていて、その為か躯体が急に崩れる気配は見えない。
Saint Joseph において、はともかくについて中長期熟成というのはしっくり来ないという予断があるせいか、12年という年数には一抹の不安もあったが、それは全くの杞憂に終った。
時間を経ても崩れなく、最後まで心地よくしっかりテイスティング出来た。しかもタッチにきついところは無い。
ボディは厚いと感じられるが、タイトではない。適度な柔らかさを以て接してくる。イイ感じの緩さという事になろうが、諄さには繋がらない。長さもそれなりに確保されている。
まだ少なくとも数年は持ち堪えてくれるだろう。購入した店のスタッフさんもこの点については「まだまだ全然ピンピンしてますよ」といっていたがその通りだった。ここの作る Saint-Joseph は紅白問わず優れている事が改めて判った。
因みにの方でも20年経ったボトルがまだピンピンしてきちっと熟成しているのも確認している。


Les Meilleurs Vins de France 的な感じでスコアリングしてみると・・・、17.5 / 20




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