1997年の日本の音楽界といえば、第1にヴィジュアル系グループ、その次に小室哲哉関係の一団、更にはトイズ・ファクトリーレーベルの躍進という所が目立ったか。
この年最大のヒット曲は安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE ?」、次点はKinKi Kids の「硝子の少年」、3位はLe Couple の「ひだまりの詩」、以下は「FACE」(globe)、「Steady」(SPEED)、「PRIDE」(今井美樹)、「YOU ARE THE ONE」(TK presents こねっと)、「Everything (It's You)」(Mr. Children)、「HOWEVER」(GLAY)、「White Love」(SPEED)という辺りが続いた。

アメリカのチャートを見ると、この年は何と言ってもSir Elton John CBE (註1)が同年8月30日にパリで起きたあの悲劇に便乗してリメイクした " Candle In The Wind 1997 " (註2)が圧勝!
その他の大ヒット曲では、No Doubt(ノー・ダウト)の " Don't Speak " 、JEWEL(ジュウェル)の " You Were Meant For Me " 、Savage Garden (サヴェイジ・ガーデン)の " I Want You " 、Sheryl Crow(シェリル・クロウ)の " Everyday Is a Winding Road " 、Toni Braxton (トニ・ブラクストン)の " Un-break My Heart " 、LeAnn Rimes (リアン・ライムズ)の " How Do I Live " 、Puff Daddy (パフ・ダディ)の " I'll Be Missing You " 、Will Smith (ウィル・スミス)の" Men In Black " といった所が挙げられるか。

斯く斯く然々いんがすんがすんと、ここで取り上げる車はコレ!



sy5632@kosn01
直特 として甲子園駅に進入する第1編成 2008年11月)

山陽5030系

この 5030 という中途半端な名が示す通り、ぶっちゃけ 5000系 の続編みたいなもの。編成として存在しているのは6連が2本のみ。他には 5000系 に挿入された追加中間車がある。総計でも20両しか存在しない。
山陽初のVFD 採用車(IGBT 素子方式)として1998年の直通特急運転開始による所要編成数増加に備えて川重にて製造された。(5000系は界磁添加励磁制御)
無塗装アルミ車体とはいえ、粉を吹いた様にも見えるテカラない風合いはさすが山陽という所である。


sy5633@iho01
直特 として阪神梅田に向う第2編成 2013年7月・伊保駅付近にて

この 5000 / 5030系 、正直言えば華は無い。でもコイツの武器は直特運用時に力を発揮するクロスシートである。(梅田方先頭車はロングシート、その他の5両で扉間)
阪神8000系では一部編成の中間2両のみがクロスシートなのと比べると、直特乗るなら山陽車のスジを狙う人間も結構いるというのも頷ける。
(阪神の場合、短距離短時間の乗車が多いという事情の違いがあるのは明らかだが)


sy5631@damt01
(夕陽を受けて姫路を目指す第1編成、無論 直特 として 2017年8月・大物駅)


sy5631@kasmg01
(阪神梅田行き 直特 の第1編成 霞ヶ丘駅付近にて・2017年8月)

大物で撮った2日後に霞ヶ丘で同じ編成を撮ったら、この様に タイガーズ の副標と 万灯祭のヘッドマーク が付いていた。こちらの列車は 直通特急 の表示なので停車駅が少し多いタイプとなる( 直通特急 の表示の法が停車駅が少ない

次はどの車が槍玉に上がるのかは…、次回 Part 6 にて!



註1)CBE=Comander of British Empire の略となり、勲位としては上から3番目となる。
註2)原曲は1973年に作られ、あの Marilyn Monroe (マリリン・モンロー)に捧げた曲だった。収録アルバムは " Goodbye Yellow Brick Road "




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